カテゴリー : 地形・地質

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若草山山頂の赤い土

曽爾高原はススキの連作障害に困らなかったのだろうか?の続きで 帰りに奈良公園の若草山に寄ってきた。 若草山の駐車場から山頂へ歩く道で、 やたらと赤い土が目立つなと。 若草山山頂の地質を調べてみると、 20分の1日本シームレス地質図 約1500万円前〜700万年前に噴火した火山の岩石(安山岩・玄武岩類)と記載されていた。 安山岩が風化して出来た赤い土になるのかな? 日本列島が現在の位置に形成された頃の火山になるのね。 日本列島誕生。大陸から...

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曽爾高原のススキたちが土とは何か?を教えてくれる

曽爾三山を含む室生火山群の柱状節理までの記事で、 曽爾高原を含む室生火山群の地域の地質は花崗岩を基盤として、その上に流紋岩質の岩が堆積したことがわかった。 ※堆積したのは流紋岩質溶結凝灰岩 どちらにしても粘性の高い岩石であることに変わりない。 竹野のグリーンタフを見ながら土の形成に思いを馳せる 基盤の情報を踏まえた上で、 ススキの名所の曽爾高原 曽爾高原のススキの根元を見てみよう。 はじめに写真右側の少し丘になっているところを見てみると ここの土...

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曽爾三山を含む室生火山群の柱状節理

ススキの名所の曽爾高原の記事で、 曽爾高原のススキは毎年の初春に行われる山焼きによって、草原から森になることを阻止して草原の景観を維持していると記載した。 栽培者の間で言われる良い土の表現に森の土というものがあるけれども、 森になれない草原の土とはどのようなものなのか? とその前に、 曽爾高原の地形について見てみることにする。 はじめに知見を辿れる重要な特徴物として 写真の左側にある倶留尊山(くろそやま)がある。 倶留尊山は約1500万...

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グリーンタフはどこにある?

シリケイトメルト内の水による反応までの記事でグリーンタフの形成に関連する現象を見てきた。 粘土鉱物の話題になると時々聞かれることとして、 秋田で採掘できる粘土鉱物が土壌改良効果が高いという話題が挙がる。 昨日の記事までを参考にすると、 各地のグリーンタフの肥料としての質を判断できるようになったかもしれない。 現時点での知識で秋田で採掘できる粘土鉱物を判断してみよう。 … とその前に、 そもそも日本列島でグリーンタフ(Green Tuff)が分布しているところはどこ...

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シリケイトメルト内の水による反応

粘土鉱物が出来る場所までの記事で、 流紋岩質の凝灰岩で熱水変質作用によって珪酸塩鉱物が粘土鉱物になるまでを見てきた。 100℃以上の熱水(主に水素イオン)によって変成が進むことがわかった。 もう少し深堀したいと熱水変質作用周辺を調べていたら、 今までのテーマからは離れているけれども、シリケイトメルトという用語とメルト中の水についての論文に行き着いた。 奥村聡 シリケイトメルト中の水の拡散 - 岩石鉱物科学 35, 119-125, 2006 ちなみにメルトというのは溶...

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粘土鉱物が出来る場所

前回の記事では、粘性の高い流紋岩質の岩の中の石英に注目して、 石英に凍結しない水を含んでいる強度の低下に関与している可能性があることが分かった。 土を理解する為に石英を見詰める この現象は石英に限らず、珪酸塩鉱物に言え、 これこそが、ベントナイト資材の白っぽい方に当たるのではないかと。 ちなみに 株式会社誠文堂新光社から出版されている増補版 鉱物・岩石入門の126ページの人間が利用する鉱物の章で、沸石凝灰岩の紹介があり、 流紋岩質の凝灰岩...

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土を理解する為に石英を見詰める

栽培の本によると、 鳥取砂丘で花崗岩質の砂を見た 土壌中の石英の含有量は栽培方法を検討する上で重要な要因となっている。 石英は風化しにくく、保肥力にならなければ、養分の溶脱もない。 下流に向かえば向かうほど土壌中に占める割合が増えてくる。 石英は粘性の高い花崗岩や流紋岩に多く含まれている。 これらの内容を踏まえ、 流紋岩質のグリーンタフが分布している地域で採掘したベントナイトは土壌改良材として果して有効なのだろうか? という疑問が生じてくるが、 ...

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新潟県の津南の南部にグリーンタフがあるらしい

小滝の夜学で美味しい米の話をしましたの記事で2週間前に長野県下水内郡栄村小滝集落に訪れたことを記載した。 小滝集落は苗場山麓ジオパーク内に位置している。 苗場山麓ジオパークの小滝四ツ廻りの運河跡 夜学の集まりの際にジオパークの関係者が参加していて、 最近、苗場山麓ジオパークのガイドブックが販売されたことを教えて頂き、 翌日、拠点に訪れ早速購入した。 苗場山麓ジオパーク ガイドブック完成! - 苗場山麓ジオパーク 読み進めてみると、 栄村の南東に位置...

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竹野のグリーンタフを見ながら土の形成に思いを馳せる

山陰海岸ジオパークの竹野町田久日のグリーンタフの記事で 兵庫県の竹野海岸付近で、 とても綺麗なグリーンタフを見た。 あまりの綺麗さに感動したし、それ以上に今まで栽培面で疑問に思っていた事に対して何らかの突破口が見えた気がした。 グリーンタフに抱いていた疑問が何だったのか?の前に、 改めてグリーンタフに触れると、 タフという用語には凝灰岩という意味があり、 凝灰岩の採石場跡に行ってきた グリーンタフは火山岩が形成される際に水を含む事で、火山岩中の...

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山陰海岸ジオパークの竹野町田久日のグリーンタフ

以前、世界ジオパークである山陰海岸ジオパークの玄武洞と浦富海岸を訪れた。 赤土の理解のために玄武洞へ 浦富海岸で大きな花崗岩と出会う これらの個所は地質系で各地を周り始めたばかりで、 拠点で書籍を購入する習慣がなく、今思えば残念に思う。 フォッサマグナと地すべりと農業 大鹿村の中央構造線安康露頭 先週の日曜日にふと思い立って、 山陰海岸ジオパーク宛に下記のページでダウンロードできるガイドブックを売ってくれないかとお問い合わせをしてみた。 ※玄武洞から何を得たか?という内...

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アリの巣の周辺の砂

アリの巣があった。 アリの巣をマジマジと見なくても、 アリが少し深いところから砂利を地表に出していることは容易に分かる。 有機物なさげの砂だね。 周辺の地表の土を見ると、 細かい粒子がねじ込まれたようだ。 ※縮尺が異なるけれども、ガラス質の砂(おそらく石英)の大きさから縮尺を相対的に判断してね。 記憶の中では真砂土は白かった アリが掘り出すことによって、少し深いところの砂が地表に出て、 代わりにアリの巣の中には酸素が入る。 アリの巣も降雨に...

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崩れた傾斜、二股に分かれた根の下で

前回の風化して崩れた斜面にキノコの続きで、 崩れた斜面に残った木を眺めていた。 写真上の方の土表面付近が黒いのはなんとなくわかるけれども、 木の根が二股に分かれたあたりの深さのところは、 黒くなっているよなと。 更に赤丸で囲ったあたりを見てみると、 地衣類が広がり始めている。 地衣類の周辺はかなり黒い。 地衣類という菌たちの巧みな生き方 根には周辺の生物に何らかの影響を与えるんだろうなと ここを見ているとそう思え...

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安満遺跡公園で高槻の土についての話をしました

高槻の安満遺跡公園の工作室で高槻の土を攻略するという題で土についてわかっていることの話をしました。 話はセミナーの一日前に戻って、 前日にファームプロさんを高槻の本山寺まで案内しました。 株式会社ファームプロ – 消費者と農業者とが関わり合う社会を目指し、 「農」の価値向上のために様々なサービスを開発していきます 本山寺といえば、 砂岩や泥岩の層の間に海底火山の跡である枕状溶岩が観察できる場所で、 母岩によって風化した後に形成される土の差が非常にわかりやすく、 土を...

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地形と土壌とテロワール

cheetahさんによる写真ACからの写真 前回のテロワールとミネラル感の記事でワインの品質の地域性について触れた。 テロワールとミネラル感は抽象度合いが高くて難しい概念であって賛否両論がある。 ミネラル感についても同様だ。 そんな中で、 河出書房新社から出版されている新しいワインの科学という本にテロワールに関して興味深い文面があった。 apfelさんによる写真ACからの写真 /**********************************...

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テロワールとミネラル感

cheetahさんによる写真ACからの写真 ワインの熟成から土の形成を考えるまでの記事でワインの醸造からポリフェノールの化学反応の話題を見てきた。 その時に参考にした本は、 河出書房新社から出版されている新しいワインの科学という本だ。 赤いブドウの色素 この本は大きく分けて3部構成になっていて、 最初の部がワインの原料となるブドウの栽培に関すること 次の部がワインの発酵と熟成 最後の部がワインの健康効果となっている。 このブログでは最初に二部の内容から話...

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高槻のアルカリ性温泉と美味しい唐揚げ

※摂津峡の北側にある白滝 大阪府高槻市にある摂津峡の南側を更に少し歩いたところに 摂津峡のホルンフェルス 美人湯 祥風苑という天然温泉がある。 美人湯 祥風苑へようこそ 1999年にアルカリ性純重曹泉が自噴したそうだ。 重曹の含有量が温泉法で定める濃度の倍以上あるとのことで、 ヌルっとした感じの温泉となっている。 温泉と言えば断層。 高槻といえば有馬-高槻断層帯に位置している。 有馬-高槻断層帯 - Wikipedia 自噴した年から...

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篠山川の恐竜化石発掘周辺で観察できるもの2

前回の篠山川の恐竜化石発掘周辺で観察できるもの1の記事で、 川代恐竜街道の恐竜化石発掘場所の周辺で観察できる地層の話題に触れた。 今回は前回の続きで、 あまりにもわかりやすいぐらい明確で感動したものを紹介する。 冒頭の写真の 矢印で示した個所に 貫入岩と紹介されている白い個所がある。 この岩は丹波竜発見地周辺の地質の確認で見た流紋岩のマグマが堆積岩を貫いて固まったものであるとされる。 この貫入岩で面白いのが、 反対...

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篠山川の恐竜化石発掘周辺で観察できるもの1

丹波竜発見地周辺の地質の確認に引き続き、 川代恐竜街道の恐竜化石の発掘場所周辺で観察できる地質のことを整理してみると、 川自体が川の作用によって侵食されて形成された渓谷である。 川代渓谷 - Wikipedia 両岸には様々な特徴的な露頭が見られる。 斜めに傾いた地層と逆断層が非常にわかりやすい。 断層 - Wikipedia 断層が至るところに見られるので、 何度も地震が発生して今の形になったのだろうなと。 はるか昔に完全に埋没した...

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丹波竜発見地周辺の地質の確認

前回の川代恐竜街道と丹波竜の記事で、 兵庫県の丹波篠山の恐竜化石の発掘場所周辺に行ってきたことを記載した。 この地域から何らかの情報が得られないか?と把握できたことを整理してみることにする。 丹波地域恐竜化石フィールドミュージアムの拠点の一つであるちーたんの館にて、 ※ちーたんの館内の展示物の一部を掲載 篠山層群の分布と金屋の噴気孔化石というものを知った。 篠山盆地と丹波市山南町東部は古生代ペルム紀から中生代ジュラ紀にかけて形成された基盤岩類を覆う形で分布...

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川代恐竜街道と丹波竜

今週はじめの日曜日 兵庫県にある丹波篠山に行ってきた。 丹波篠山には、 まさに今発展段階である川代恐竜街道がある。 恐竜化石の発掘調査は恐竜だけでなく、地質や植物のことも知ることが出来る良質なコンテンツであるので、何か得られるのではないか?と行ってみた。 木蓮の花が咲いている JR福知山線下滝駅から1.5km程線路沿い東に歩いたところに 2000年中盤に恐竜の化石が発掘されたとされる場所があり、 ここから、 ...

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昔、京都南部に巨椋池という大きな池があったらしい

京都市南部に巨椋池(おぐらいけ)という地名がある。 池という文字が含まれているが、 宇治川が東西に流れるだけで、 池らしきものが見当たらない。 所謂、干拓事業によって池はなくなり農地となった歴史がある。 Wikipediaによると、 京都競馬場にある池が巨椋池の名残だという話があるらしい。 巨椋池 - Wikipedia 干拓というのは、 山から海へ川という名で水が流れる際に、 どこかしらでせき止めて山からの土砂を堆積させる手法で、 佐賀平野...

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苦土が多い不思議な砂質土

福岡県糸島市で一緒に来て欲しいと言われた畑に行ってきた。 この土壌分析の結果は事前に渡されたものだ。 測定の方法が正しいとして、 苦土(マグネシウム)の量が人為的に施肥していくものではない。 この手のパターンは京都北部の舞鶴の蛇紋岩の地域に似ているが、 それにしてはカリウムが多い気がする。 京都北部の舞鶴全般の土壌の考察 事前に見ておいた地質図を挙げておくと、 20万分の1日本シームレス地質図 辺り一面花崗岩(ピンク)の地域であって、 南の方に...

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佐賀平野は元々海だったかもしれない

佐賀平野に黄金色の麦畑が広がる 前回の記事で佐賀平野に訪れ、 辺り一面、収穫期を迎えたムギ畑が広がっていた という記事を記載した。 このムギの用途はわからないけれども、 知人の知人が大麦を麦茶の原料にしているということだった。 辺り一面のムギ畑は近々収穫され、 直後にイネの栽培を開始するそうだ。 所謂イネとムギの二毛作だ。 ここまでムギが盛んに栽培されているのは、 佐賀平野がムギの栽培に適しているからなのだろうか? 佐賀平野で栽培されている方から...

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竹内峠の片麻状花崗閃緑岩

凝灰岩の採石場跡に行ってきた 前回の記事で1500万年前付近の噴火による凝灰岩を見るために 大阪と奈良の県境にある二上山に行ってきた。 凝灰岩がある場所は万葉の森という名称で親しまれている場所であるが、 万葉の森の入り口付近にあるトイレの横に 片麻状花崗閃緑岩という石が置かれていた。 この石は万葉の森の近くの竹内峠のトンネル工事の際に発見されたものらしい。 前回の記事で、 二上山の南部は領家変成帯となっていた。 領家変成帯は様々な本で...

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凝灰岩の採石場跡に行ってきた

摂津峡のホルンフェルスに引き続き、 ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップ 大阪の地質の本を読んでいると、 二上山(にじょうざん、またはふたかみやま)周辺の凝灰岩が気になった。 何故気になったのか?といえば、 株式会社誠文堂新光社 / 年代で見る 日本の地質と地形 地質に興味を持った頃の初期に購入した本にも二上山のことが記載されていた。 というわけで早速行ってみた。 行く前に二上...

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摂津峡のホルンフェルス

前回の高槻の原大橋付近のメランジュに引き続き、 大阪市立自然史博物館が刊行しているミニガイド No.25 大阪の地質 見どころガイドを元に高槻探索を続ける。 ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップ 今回は、 再び摂津峡で、 ガイドには下記のように記載されている。 /******************************************************/ 川に沿って散策路が...

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高槻の原大橋付近のメランジュ

大阪に引っ越してきたので、 河原の砂利上で植物たちは住み分ける 大阪市立自然史博物館が刊行しているミニガイド No.25 大阪の地質 見どころガイドという本を購入した。 ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップ 読んでみると、 今住んでいる場所からバスで乗り継ぎなしで行ける個所が3個所もあるではないか! というわけで早速行ってみることにした。 JR高槻駅北から53系の原大橋行きのバスに乗車し...

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一生に一度はお伊勢参り

昨日、三重県伊勢市にある伊勢神宮に行ってきた。 江戸時代に「一生に一度はお伊勢参り」と言われる程、ありがたい場所であるのが伊勢神宮だ。 とある著名人が某番組で日本で重要な場所は大体中央構造線の上にある という発言があった。 ※ブラタモリ 大鹿村の中央構造線安康露頭 というわけで、 地質図で伊勢神宮の位置を確認してみると、 20万分の1日本シームレス地質図 濃い緑が玄武岩の付加体で、 薄い緑がおそらく玄武岩が地中の高圧で変成した三波川変成帯で、 もろ中央構...

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京都亀岡の出雲大神宮の真名井の水

京都の亀岡市に出雲大神宮という神社があり、 神社の境内に真名井のいずみという御神水が湧いていた。 真名井のいずみは古来より絶えず流れ続けたとのこと。 出雲大神宮は亀岡盆地東部に立つ御蔭山の山麓に鎮座しており、古くは御蔭山を神体山として祀る信仰があったとされ、 真名井の水は御影山より湧いている。 湧き水は栽培地域の特徴を知る重要なヒントになると予想しているので、 ここから何か得られないか?と調べてみることにした。 飛騨小坂の霊泉覚明水 最初にWikipedi...

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木の根の下の土は自然に去っていった

近所の山を登ると、 木の根が露出している箇所がある。 この山に限らず、 上の写真のような木の根が露出している箇所は良く見かける。 いくつかの木の根の下の土はボロボロと崩れ落ち、 木の根は木化して注に浮いている。 おそらくこの場所の数十年前は、 これらの根は露出せず土に埋まっていたのだろうな。 山は時間が経つと低く平らの形状に近づくというけれども、 木の根が土を風化しつつ養分を取ることで山の形状を変えるのだろうな。 おそらく数...

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長崎県諫早市の諫早公園に行ってきた

仕事で長崎県諫早市に行った。 諫早駅に到着して知ったのが、 諫早には眼鏡橋があるということ。 1時間半程自由な時間があったので、 眼鏡橋のある諫早公園に行ってきた。 で これが眼鏡橋。 橋があれば渡るもの ということで早速渡ってみた。 渡ってみた先には、 露頭と呼んで良いのか?わからないけれども、 岩を学べるような露頭があった。 早速、ここの地質を調べると、 Soil & Geoロガーで現在地の土質...

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京見峠の杉坂の船水

京都の鷹峰(金閣寺の北に少しいったところ)という地域から古道長坂道を経て、 京見峠を更に京北に向けて進む箇所を地図で眺めていたら、 杉坂の船水と書かれた箇所があった。 京見峠 - Wikipedia 杉坂の水から美味しさ以外で何らかの知見が得られるかもしれないので、 早速行ってみることにした。 様々なものが祀られていて、 地域の方に大切にされていることが伝わってくるところだった。 近所の方曰く、 この水でコーヒーをいれると美味しいのだと。 早速...

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その石はまるで堤防

奥から手前に水が流れてくる人工的な小川があり、 途中に飛び石で川を横断できるようになっている。 飛び石の個所に近づいてみると、 ※右側が上流で左側が下流 飛び石によって水の流れが変わっているわけだけれども、 もう一つ注目したいことがある。 ※左側が上流で右側が下流 水が冷たいこの時期にも関わらず、 アブラナ科の草が石の下流側でこんもりしていた。 ※右側が上流で左側が下流 この写真を見ると、 並んだ石によって、石の下流側の流れが扇状に変...

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スズメたちの集会の足元では

鳥(スズメ)がよく集まる場所の足元に 所々が白くなった石がある。 白い個所は 鳥の小便がこびりついていた。 鳥の小便は人の小便とは異なり固形で成分は尿酸と呼ぶ。 発酵鶏糞ができるまで2:成分編 By NEUROtiker - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link 高校理科あたりで習うけれども、 尿酸はあまり水に溶けず濃縮できるという利点から、 卵の殻が高い系の生物の排泄物となっている。 尿酸 - Wikipedi...

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酸素発生型光合成の誕生の前に

遥か昔に植物が上陸にあたって獲得した過剰な受光対策という記事に引き続き、 酸素発生型の光合成についてを投稿する。 東海大学出版部の藻類30億年の自然史 藻類から見る生物進化・地球・環境 第2版という本を読んでいる。 藻類について理解したくて、 手始めに広く網羅している本を探したところ上記の本と遭遇した。 この本は500ページ近くあり、 序盤が世界各地にいる様々な藻類の説明から、 中盤で生物誕生から藍藻の誕生を経て、真核生物の藻類の誕生、 最終的に緑色藻類の陸上...

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京都北部の舞鶴全般の土壌の考察

先日の京都北部の舞鶴での勉強会で話題に挙がったグローバック栽培で、 気になる点があったのでメモとして残す。 舞鶴の万願寺唐辛子等の栽培者向けに土壌分析と施肥設計の話をしました グローバック栽培は土から離れ、土耕ではないので、 水耕栽培として扱われる。 水耕栽培といえば、 水耕栽培の培地は露地栽培の堆肥として再利用できるか? ベットを用意して、その上に培地と栽培開始前に資材の調達で費用がかかるが、 グローバック栽培は袋詰された培地を地面に置く形式なの...

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岩表面で生きるダイダイゴケ

石垣表面に様々な模様がある。 岩表面にコケや地衣類が住み着くと上の写真のような模様になる。 せっかくかなり寄れるレンズのデジカメがあるので、 OLYMPUSのTGシリーズで広がる視野 石垣でよくみかけるオレンジの個所を寄って見てみる。 岩上生(気生)の地衣類を探してみたら、 ダイダイゴケ科と地衣類が検索に引っかかった。 地衣類といえば、 緑藻もしくは藍藻(シアノバクテリア)と菌が共生したものであるため、 今回のものが地衣類のダイダイゴケであるなら...

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植物が利用しやすいシリカはどこにある?

写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用 前回の珪藻はガラスの殻に包まれるの記事で、 珪藻はどうやってケイ酸を取得しているのか?が気になった と記載した。 この疑問に少し応えてくれる記事が検索に引っかかったので 今回の記事ではその紹介。 地球上のケイ素の循環と生物の関わり - バイオミディア 2015年 第2号によると、 海洋性の珪藻に焦点を当て、 被殻の材料は水溶性のケイ酸(Si[OH]4)とされ、 水溶性のケイ酸は主に鉱物態シリカの風化作用によっ...

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石と恐竜から学んだ沢山の知見

昨年末に 星屑から生まれた世界 - 株式会社 化学同人 星屑から生まれた世界という良書と出会った。 石の観点から生物誕生を見るという切り口で、 今でいうところの微量要素の理解が一気に進んだ。 今年の春、息子が保育園で恐竜を知った。 保育園にある恐竜や地球の本に夢中になり、 同じクラスの子らと毎日恐竜の本を読んだらしい。 この機会に合わせて、 子供用の恐竜図鑑と恐竜に関する学術書を購入して、 家でも一緒に恐竜の本を読むことにした。 今ま...

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土作りの視察に行くなら赤黄色土の地域へ

先日、 栽培の土作りの視察に行くとするならばどこか? という話題になった。 この質問を挙げた方は 近々、グループで宮崎のとある秀品率の高い地域に視察に行く予定らしいが、 宮崎という環境に視察に行くことが自身にとって本当に価値があることなのだろうか? という疑問があると言う。 この質問に対して、 私と全国を渡り歩いている方の意見は一致して、 視察に行くのであれば、 赤黄色土のある渥美半島に行くべきだ。 と告げた。 愛知県の渥美半島での栽培 渥美半島...

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高槻樫田温泉が来週で休館になるので行ってきた

昨晩、 来週に休館してしまう温泉に行ってきた。 休館する理由が今年(2018年)の大型台風(21号)で多大な被害を受けたことが原因だそうだ。 平成30年台風第21号 - Wikipedia 温泉でしかも建物は無事のように見えて、 なぜ台風の被害で休館なのか?というと、 高槻樫田温泉は大阪森林組合の施設で、 木材の伐採時に発生する伐採材を木質バイオマス燃料「ペレット」にして、 そのペレットを燃焼させて鉱泉を温めるというしていた。 高槻樫田温泉 - Wikipedia ...

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水量の多い町の工夫

清流と霧の高原くぼかわ 先日、高知県の四万十町を訪れた。 四万十町の幹線道路付近では 写真ではわからないけれども、 どうやら用水路の水量が多いみたいだ。 用水路が深く、 勢い良く水が流れていた。 水が豊富みたいで、 こんな感じで、 水位が増さないような工夫が見られた。 この用水路に下には クロスになるように他の用水路があって、 更に低地に用水路がある構成になっていた。 下の用水路はここのすぐ後に仁井田川という一...

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大小様々なシダ植物を見て、太古の環境に思いを馳せる

シダ植物を求め、川の上流への記事で シダ植物の根元はどうなっているのか?を調べた。 シダはリグニン質のような塊の先端から葉を伸ばし、 ある程度葉柄にリグニンを溜め込んだら枯れ葉を落とし、 中心部の褐色の塊の体積を増やしているのだろう。 前回の記事の最後にシダ植物の茎の話題に触れたけれども、 実際に茎を見ていないので一旦保留とする。 シダ植物の理解を進めたことで、 今まで訪れた場所の内容の理解を進めることが出来る。 どの個所のものかと言えば、 三...

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池の縁に落ち葉が積もる

最近、湿地に目が行く。 上の写真の湿地は落ち葉が堆積してできた湿地だ。 イネ科の草と アブラナ科のタネツケバナの仲間だろうか? 背丈が低い草が繁茂していた。 二番目の写真の個所は、 つい最近までは落ち葉が堆積していないで、 写真に写っている草が根付くことができなかった個所だろう。 流れの少ない池は、 いずれは上流からの土砂、 周辺の木々の落ち葉、 堆積した個所で発芽することができた植物たちによって、 光合成産物が堆積していずれは埋まる。 堆積...

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川には魅力的な岩がたくさん

今住んでいる場所の近くにある川を少しだけ上流に向かってみたところに、 こんな感じで岩が露頭している個所がある。 近くで見ると、 横に線が入っている岩が斜めに傾いている。 この個所は日本の東西圧縮により沈降したとされる京都の盆地のちょうど東端に位置する。 20万分の1日本シームレス地質図 地質図によるとここはチャートになっている。 いわくらとチャート 今回のような露頭の岩を見て、 地質屋はこの場所はどのように傾いてできた地形なのだろう? と想...

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庭園に置かれた石に思いを馳せる

先日、庭園を模倣されたところにあった石を見ていたところ、 後ろから庭師らしき方から声をかけられた。 この石は最も価格が高い石だと伝えられた。 最も価格が高いというのが、この場所のことを指すのか? もっと広域でのことであるのか?は聞いていないが、 この石は京都市内の山でとれたものになるらしい。 見ての通り、 薄い層が何層にも重なったもので、 触らせてもらったところ、 薄い層は見た目とは裏腹に非常に硬かった。 規則的な層の厚さが連続しているので、 ...

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ホンモンジゴケ(銅コケ)と出会う

2018年11月9日(金)〜11日(日)で 京都府立植物園内で苔・こけ・コケ展が催されていた。 京都府立植物園 Kyoto Botanical Gardens/京都府ホームページ コケから土壌に関する有用な情報が得られるかもしれないと注目しはじめたところなので行ってみた。 毒性のある金属を体内に蓄積するコケたち 展示場の奥に進むと、 青みがかった色の石のところにコケが生えているものが目についた。 今度探しに行こうと思っていたホンモンジゴケではないか! ...

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コケの群生に根付く植物たち

前回のコケとは何だろう?でコケを学んでいる旨を記載した。 運良く、現在住んでいるところは、 原生林や人工的な森が近くに充実しているため、 早速、近所の森に突入してみた。 小川にある石にて、 表面をコケが覆い、 その上に草が生えている という時々ネタにするような状況に遭遇した。 石を覆ったコケは草にとっての土になるのね。 というのは今までの自分の感想だけれども、 この写真の右側の草を見て欲しい。 この草だ。 この草の根元をよく見てみる...

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宝塚周辺は造園業が盛んな地域

先日所用で宝塚周辺にある造園が盛んな地域に行ってきた。 造園が盛んな地域というのは上記の地図のあたり。 なんで宝塚周辺で造園が盛んなのか? 前々から不思議だった。 高級住宅地が多いから造園の需要も多いのか? ということを思ったりしていたけれども、 造園業を営む方から聞いた話で納得した。 宝塚周辺はマツの栽培に適していたから、 畑でのマツの栽培が盛んになったとのこと。 マツといえば、 生態系の観点から見れば、 草原から森に遷移する過程で...

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山の鉄が川を経て海へ

飛騨小坂の三ツ滝 昨年、飛騨小坂の巌立峡を訪れた時に、 案内所に居た方から この川の水にはマグネシウム、カルシウムと腐植酸にキレートされた二価鉄が多い という話を伺い、 これらの養分が川から海へと流れ、 海の生き物たちの養分として利用される という話も伺った。 先日、ブログの読者と話をしていて、 ちょうどこの話題が挙がったので触れてみることにする。 最初に腐植酸について触れてみよう。 フリー写真素材ぱくたそ 山の森などの木が朽ちた後に...

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