カテゴリー : 地形・地質

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苦土が多い不思議な砂質土

福岡県糸島市で一緒に来て欲しいと言われた畑に行ってきた。 この土壌分析の結果は事前に渡されたものだ。 測定の方法が正しいとして、 苦土(マグネシウム)の量が人為的に施肥していくものではない。 この手のパターンは京都北部の舞鶴の蛇紋岩の地域に似ているが、 それにしてはカリウムが多い気がする。 京都北部の舞鶴全般の土壌の考察 事前に見ておいた地質図を挙げておくと、 20万分の1日本シームレス地質図 辺り一面花崗岩(ピンク)の地域であって、 南の方に...

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佐賀平野は元々海だったかもしれない

佐賀平野に黄金色の麦畑が広がる 前回の記事で佐賀平野に訪れ、 辺り一面、収穫期を迎えたムギ畑が広がっていた という記事を記載した。 このムギの用途はわからないけれども、 知人の知人が大麦を麦茶の原料にしているということだった。 辺り一面のムギ畑は近々収穫され、 直後にイネの栽培を開始するそうだ。 所謂イネとムギの二毛作だ。 ここまでムギが盛んに栽培されているのは、 佐賀平野がムギの栽培に適しているからなのだろうか? 佐賀平野で栽培されている方から...

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竹内峠の片麻状花崗閃緑岩

凝灰岩の採石場跡に行ってきた 前回の記事で1500万年前付近の噴火による凝灰岩を見るために 大阪と奈良の県境にある二上山に行ってきた。 凝灰岩がある場所は万葉の森という名称で親しまれている場所であるが、 万葉の森の入り口付近にあるトイレの横に 片麻状花崗閃緑岩という石が置かれていた。 この石は万葉の森の近くの竹内峠のトンネル工事の際に発見されたものらしい。 前回の記事で、 二上山の南部は領家変成帯となっていた。 領家変成帯は様々な本で...

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凝灰岩の採石場跡に行ってきた

摂津峡のホルンフェルスに引き続き、 ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップ 大阪の地質の本を読んでいると、 二上山(にじょうざん、またはふたかみやま)周辺の凝灰岩が気になった。 何故気になったのか?といえば、 株式会社誠文堂新光社 / 年代で見る 日本の地質と地形 地質に興味を持った頃の初期に購入した本にも二上山のことが記載されていた。 というわけで早速行ってみた。 行く前に二上...

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摂津峡のホルンフェルス

前回の高槻の原大橋付近のメランジュに引き続き、 大阪市立自然史博物館が刊行しているミニガイド No.25 大阪の地質 見どころガイドを元に高槻探索を続ける。 ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップ 今回は、 再び摂津峡で、 ガイドには下記のように記載されている。 /******************************************************/ 川に沿って散策路が...

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高槻の原大橋付近のメランジュ

大阪に引っ越してきたので、 河原の砂利上で植物たちは住み分ける 大阪市立自然史博物館が刊行しているミニガイド No.25 大阪の地質 見どころガイドという本を購入した。 ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップ 読んでみると、 今住んでいる場所からバスで乗り継ぎなしで行ける個所が3個所もあるではないか! というわけで早速行ってみることにした。 JR高槻駅北から53系の原大橋行きのバスに乗車し...

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一生に一度はお伊勢参り

昨日、三重県伊勢市にある伊勢神宮に行ってきた。 江戸時代に「一生に一度はお伊勢参り」と言われる程、ありがたい場所であるのが伊勢神宮だ。 とある著名人が某番組で日本で重要な場所は大体中央構造線の上にある という発言があった。 ※ブラタモリ 大鹿村の中央構造線安康露頭 というわけで、 地質図で伊勢神宮の位置を確認してみると、 20万分の1日本シームレス地質図 濃い緑が玄武岩の付加体で、 薄い緑がおそらく玄武岩が地中の高圧で変成した三波川変成帯で、 もろ中央構...

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京都亀岡の出雲大神宮の真名井の水

京都の亀岡市に出雲大神宮という神社があり、 神社の境内に真名井のいずみという御神水が湧いていた。 真名井のいずみは古来より絶えず流れ続けたとのこと。 出雲大神宮は亀岡盆地東部に立つ御蔭山の山麓に鎮座しており、古くは御蔭山を神体山として祀る信仰があったとされ、 真名井の水は御影山より湧いている。 湧き水は栽培地域の特徴を知る重要なヒントになると予想しているので、 ここから何か得られないか?と調べてみることにした。 飛騨小坂の霊泉覚明水 最初にWikipedi...

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木の根の下の土は自然に去っていった

近所の山を登ると、 木の根が露出している箇所がある。 この山に限らず、 上の写真のような木の根が露出している箇所は良く見かける。 いくつかの木の根の下の土はボロボロと崩れ落ち、 木の根は木化して注に浮いている。 おそらくこの場所の数十年前は、 これらの根は露出せず土に埋まっていたのだろうな。 山は時間が経つと低く平らの形状に近づくというけれども、 木の根が土を風化しつつ養分を取ることで山の形状を変えるのだろうな。 おそらく数...

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長崎県諫早市の諫早公園に行ってきた

仕事で長崎県諫早市に行った。 諫早駅に到着して知ったのが、 諫早には眼鏡橋があるということ。 1時間半程自由な時間があったので、 眼鏡橋のある諫早公園に行ってきた。 で これが眼鏡橋。 橋があれば渡るもの ということで早速渡ってみた。 渡ってみた先には、 露頭と呼んで良いのか?わからないけれども、 岩を学べるような露頭があった。 早速、ここの地質を調べると、 Soil & Geoロガーで現在地の土質...

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京見峠の杉坂の船水

京都の鷹峰(金閣寺の北に少しいったところ)という地域から古道長坂道を経て、 京見峠を更に京北に向けて進む箇所を地図で眺めていたら、 杉坂の船水と書かれた箇所があった。 京見峠 - Wikipedia 杉坂の水から美味しさ以外で何らかの知見が得られるかもしれないので、 早速行ってみることにした。 様々なものが祀られていて、 地域の方に大切にされていることが伝わってくるところだった。 近所の方曰く、 この水でコーヒーをいれると美味しいのだと。 早速...

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その石はまるで堤防

奥から手前に水が流れてくる人工的な小川があり、 途中に飛び石で川を横断できるようになっている。 飛び石の個所に近づいてみると、 ※右側が上流で左側が下流 飛び石によって水の流れが変わっているわけだけれども、 もう一つ注目したいことがある。 ※左側が上流で右側が下流 水が冷たいこの時期にも関わらず、 アブラナ科の草が石の下流側でこんもりしていた。 ※右側が上流で左側が下流 この写真を見ると、 並んだ石によって、石の下流側の流れが扇状に変...

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スズメたちの集会の足元では

鳥(スズメ)がよく集まる場所の足元に 所々が白くなった石がある。 白い個所は 鳥の小便がこびりついていた。 鳥の小便は人の小便とは異なり固形で成分は尿酸と呼ぶ。 発酵鶏糞ができるまで2:成分編 By NEUROtiker - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link 高校理科あたりで習うけれども、 尿酸はあまり水に溶けず濃縮できるという利点から、 卵の殻が高い系の生物の排泄物となっている。 尿酸 - Wikipedi...

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酸素発生型光合成の誕生の前に

遥か昔に植物が上陸にあたって獲得した過剰な受光対策という記事に引き続き、 酸素発生型の光合成についてを投稿する。 東海大学出版部の藻類30億年の自然史 藻類から見る生物進化・地球・環境 第2版という本を読んでいる。 藻類について理解したくて、 手始めに広く網羅している本を探したところ上記の本と遭遇した。 この本は500ページ近くあり、 序盤が世界各地にいる様々な藻類の説明から、 中盤で生物誕生から藍藻の誕生を経て、真核生物の藻類の誕生、 最終的に緑色藻類の陸上...

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京都北部の舞鶴全般の土壌の考察

先日の京都北部の舞鶴での勉強会で話題に挙がったグローバック栽培で、 気になる点があったのでメモとして残す。 舞鶴の万願寺唐辛子等の栽培者向けに土壌分析と施肥設計の話をしました グローバック栽培は土から離れ、土耕ではないので、 水耕栽培として扱われる。 水耕栽培といえば、 水耕栽培の培地は露地栽培の堆肥として再利用できるか? ベットを用意して、その上に培地と栽培開始前に資材の調達で費用がかかるが、 グローバック栽培は袋詰された培地を地面に置く形式なの...

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岩表面で生きるダイダイゴケ

石垣表面に様々な模様がある。 岩表面にコケや地衣類が住み着くと上の写真のような模様になる。 せっかくかなり寄れるレンズのデジカメがあるので、 OLYMPUSのTGシリーズで広がる視野 石垣でよくみかけるオレンジの個所を寄って見てみる。 岩上生(気生)の地衣類を探してみたら、 ダイダイゴケ科と地衣類が検索に引っかかった。 地衣類といえば、 緑藻もしくは藍藻(シアノバクテリア)と菌が共生したものであるため、 今回のものが地衣類のダイダイゴケであるなら...

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植物が利用しやすいシリカはどこにある?

写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用 前回の珪藻はガラスの殻に包まれるの記事で、 珪藻はどうやってケイ酸を取得しているのか?が気になった と記載した。 この疑問に少し応えてくれる記事が検索に引っかかったので 今回の記事ではその紹介。 地球上のケイ素の循環と生物の関わり - バイオミディア 2015年 第2号によると、 海洋性の珪藻に焦点を当て、 被殻の材料は水溶性のケイ酸(Si[OH]4)とされ、 水溶性のケイ酸は主に鉱物態シリカの風化作用によっ...

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石と恐竜から学んだ沢山の知見

昨年末に 星屑から生まれた世界 - 株式会社 化学同人 星屑から生まれた世界という良書と出会った。 石の観点から生物誕生を見るという切り口で、 今でいうところの微量要素の理解が一気に進んだ。 今年の春、息子が保育園で恐竜を知った。 保育園にある恐竜や地球の本に夢中になり、 同じクラスの子らと毎日恐竜の本を読んだらしい。 この機会に合わせて、 子供用の恐竜図鑑と恐竜に関する学術書を購入して、 家でも一緒に恐竜の本を読むことにした。 今ま...

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土作りの視察に行くなら赤黄色土の地域へ

先日、 栽培の土作りの視察に行くとするならばどこか? という話題になった。 この質問を挙げた方は 近々、グループで宮崎のとある秀品率の高い地域に視察に行く予定らしいが、 宮崎という環境に視察に行くことが自身にとって本当に価値があることなのだろうか? という疑問があると言う。 この質問に対して、 私と全国を渡り歩いている方の意見は一致して、 視察に行くのであれば、 赤黄色土のある渥美半島に行くべきだ。 と告げた。 愛知県の渥美半島での栽培 渥美半島...

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高槻樫田温泉が来週で休館になるので行ってきた

昨晩、 来週に休館してしまう温泉に行ってきた。 休館する理由が今年(2018年)の大型台風(21号)で多大な被害を受けたことが原因だそうだ。 平成30年台風第21号 - Wikipedia 温泉でしかも建物は無事のように見えて、 なぜ台風の被害で休館なのか?というと、 高槻樫田温泉は大阪森林組合の施設で、 木材の伐採時に発生する伐採材を木質バイオマス燃料「ペレット」にして、 そのペレットを燃焼させて鉱泉を温めるというしていた。 高槻樫田温泉 - Wikipedia ...

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水量の多い町の工夫

清流と霧の高原くぼかわ 先日、高知県の四万十町を訪れた。 四万十町の幹線道路付近では 写真ではわからないけれども、 どうやら用水路の水量が多いみたいだ。 用水路が深く、 勢い良く水が流れていた。 水が豊富みたいで、 こんな感じで、 水位が増さないような工夫が見られた。 この用水路に下には クロスになるように他の用水路があって、 更に低地に用水路がある構成になっていた。 下の用水路はここのすぐ後に仁井田川という一...

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大小様々なシダ植物を見て、太古の環境に思いを馳せる

シダ植物を求め、川の上流への記事で シダ植物の根元はどうなっているのか?を調べた。 シダはリグニン質のような塊の先端から葉を伸ばし、 ある程度葉柄にリグニンを溜め込んだら枯れ葉を落とし、 中心部の褐色の塊の体積を増やしているのだろう。 前回の記事の最後にシダ植物の茎の話題に触れたけれども、 実際に茎を見ていないので一旦保留とする。 シダ植物の理解を進めたことで、 今まで訪れた場所の内容の理解を進めることが出来る。 どの個所のものかと言えば、 三...

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池の縁に落ち葉が積もる

最近、湿地に目が行く。 上の写真の湿地は落ち葉が堆積してできた湿地だ。 イネ科の草と アブラナ科のタネツケバナの仲間だろうか? 背丈が低い草が繁茂していた。 二番目の写真の個所は、 つい最近までは落ち葉が堆積していないで、 写真に写っている草が根付くことができなかった個所だろう。 流れの少ない池は、 いずれは上流からの土砂、 周辺の木々の落ち葉、 堆積した個所で発芽することができた植物たちによって、 光合成産物が堆積していずれは埋まる。 堆積...

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川には魅力的な岩がたくさん

今住んでいる場所の近くにある川を少しだけ上流に向かってみたところに、 こんな感じで岩が露頭している個所がある。 近くで見ると、 横に線が入っている岩が斜めに傾いている。 この個所は日本の東西圧縮により沈降したとされる京都の盆地のちょうど東端に位置する。 20万分の1日本シームレス地質図 地質図によるとここはチャートになっている。 いわくらとチャート 今回のような露頭の岩を見て、 地質屋はこの場所はどのように傾いてできた地形なのだろう? と想...

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庭園に置かれた石に思いを馳せる

先日、庭園を模倣されたところにあった石を見ていたところ、 後ろから庭師らしき方から声をかけられた。 この石は最も価格が高い石だと伝えられた。 最も価格が高いというのが、この場所のことを指すのか? もっと広域でのことであるのか?は聞いていないが、 この石は京都市内の山でとれたものになるらしい。 見ての通り、 薄い層が何層にも重なったもので、 触らせてもらったところ、 薄い層は見た目とは裏腹に非常に硬かった。 規則的な層の厚さが連続しているので、 ...

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ホンモンジゴケ(銅コケ)と出会う

2018年11月9日(金)〜11日(日)で 京都府立植物園内で苔・こけ・コケ展が催されていた。 京都府立植物園 Kyoto Botanical Gardens/京都府ホームページ コケから土壌に関する有用な情報が得られるかもしれないと注目しはじめたところなので行ってみた。 毒性のある金属を体内に蓄積するコケたち 展示場の奥に進むと、 青みがかった色の石のところにコケが生えているものが目についた。 今度探しに行こうと思っていたホンモンジゴケではないか! ...

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コケの群生に根付く植物たち

前回のコケとは何だろう?でコケを学んでいる旨を記載した。 運良く、現在住んでいるところは、 原生林や人工的な森が近くに充実しているため、 早速、近所の森に突入してみた。 小川にある石にて、 表面をコケが覆い、 その上に草が生えている という時々ネタにするような状況に遭遇した。 石を覆ったコケは草にとっての土になるのね。 というのは今までの自分の感想だけれども、 この写真の右側の草を見て欲しい。 この草だ。 この草の根元をよく見てみる...

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宝塚周辺は造園業が盛んな地域

先日所用で宝塚周辺にある造園が盛んな地域に行ってきた。 造園が盛んな地域というのは上記の地図のあたり。 なんで宝塚周辺で造園が盛んなのか? 前々から不思議だった。 高級住宅地が多いから造園の需要も多いのか? ということを思ったりしていたけれども、 造園業を営む方から聞いた話で納得した。 宝塚周辺はマツの栽培に適していたから、 畑でのマツの栽培が盛んになったとのこと。 マツといえば、 生態系の観点から見れば、 草原から森に遷移する過程で...

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山の鉄が川を経て海へ

飛騨小坂の三ツ滝 昨年、飛騨小坂の巌立峡を訪れた時に、 案内所に居た方から この川の水にはマグネシウム、カルシウムと腐植酸にキレートされた二価鉄が多い という話を伺い、 これらの養分が川から海へと流れ、 海の生き物たちの養分として利用される という話も伺った。 先日、ブログの読者と話をしていて、 ちょうどこの話題が挙がったので触れてみることにする。 最初に腐植酸について触れてみよう。 フリー写真素材ぱくたそ 山の森などの木が朽ちた後に...

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石山寺硅灰石

日本地質学会のサイトを見ていて、 京都の隣の滋賀県では地質関係での国指定の天然記念物が4つあることを知った。 日本地質学会 - 日本全国天然記念物めぐり(滋賀県編) この中で、 石山寺硅灰石は近いので早速行ってみた。 石山寺というのは滋賀県の琵琶湖の南側にある寺で、 源氏物語の作者の紫式部と深い関わりのあるところでもある。 石山寺 - Wikipedia 大きな門を進み、拝観料を払って更に中に向かうと、 早速、露頭した岩に出会うがその岩は一旦置いといて、 ...

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地質時代から土壌の形成に触れることでpHのことを知る

前にこんな話を聞いた。 土壌分析でpHの項目があるけれども、 指導員の誰に聞いても明確なことを答えてくれる人はいなかった。 この話は、 とある地域ではかなりの有名な生産法人からの話だった。 pHが低い、つまりは土壌の酸性化は 栽培指導書に必ずといって良い程掲載されている肥料成分の溶解性の図によって丁寧に説明されている。 適正のpHを考える 作物が肥料の各成分を適切に吸収できなくなったら、 それは生理障害に繋がるわけで、 生理障害から虫や病気に対しても弱くなる。 ...

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小さな池の真ん中で

池の真ん中あたりにヒエっぽい草が生えていた。 水の中で根付くことが出来る草は強いなとこの写真からひしひしと感じる。 このヒエにとって、 周りに競合となり得る草がいない。 このヒエっぽい草以外の草は除草されたのでは? という疑問が生じるだろうが、 根元の落ち葉等の有機物の具合を見て、 ここ最近、除草管理等をされた形跡はない。 根元で発芽している草が見られる。 もし、ここが管理されずにいると、 いずれは落ち葉が堆積して水位が下がり、 ...

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ふくいのおいしい水 神谷の水

恐竜博物館の前から石川県方向の山に向かう道路を進むと、 少ししたところで水車が目に付く。 近づいてみると ふくいのおいしい水 神谷の水が飲める場所であった。 絶えず水が出続けており、 この水を飲んでみると、あっさりとした飲みやすさで美味い水だった。 看板を読んでみると、 700m先の山の中腹にある岩の間から湧き出てきた水を引いてきているらしい。 周辺の山がどんな地質であるのかを確認してみると、 20万分の1日本シームレ...

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緩やかな傾斜地の芝生にクズ

六呂師高原の池ケ原湿原 岩屑なだれで出来た地形で、 湿地の少し上には 緩やかな傾斜が広がっていて、 そこは一面芝生のような植生になっていた。 芝生が広がっているところの一部で、 なんか一部葉が盛った個所がある。 近づいて見てみると、 クズがいた。 写真でいう右下方向に伸長している真っ最中だった。 これは放っておくと、 河原の土手にあるようなクズ王国が出来てしまう。 クズはおそらく河川敷の覇者だろう クズ...

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石炭紀を生きたスギナの祖先は大きかった

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク 恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク - 福井県勝山市 恐竜博物館に訪れる前に事前準備として、 恐竜に関する書籍をある程度読んだ上で博物館に行った。 事前準備と展示の両方で時々目につく植物の進化の話。 博物館では以前植物に関する特別展示があったらしく、 博物館の書籍コーナーに特別展示の時に作成された書籍があったので、 購入して読んでみた。 FPDM: 博物館の出版物「恐竜のくらした森 ―恐竜は花を見たか?」 書籍のタ...

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樫ヶ壁と河岸段丘

六呂師高原の池ケ原湿原 前回の岩屑なだれにより形成された湿地に引き続き、 ※勝山市ジオターミナルにあった看板を撮影 湿地は上の図では右から二番目の標高の高い個所になる 看板に記載された左端の樫ヶ壁(かしがかべ)に行ってみた。 樫ヶ壁というのは、 岩屑なだれによって堆積した個所が付近にある一級河川の九頭竜川の作用によって削られ、 高さ50m、長さ約1.2kmの大きな壁が形成されたと考えられている。 上の図は川が流れているようには見えないが、 ...

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六呂師高原の池ケ原湿原

大矢谷白山神社の巨大岩塊 前回の記事で福井県勝山市のジオパークで、 山体崩壊によって発生した岩屑なだれで転がってきた巨岩を見た という内容を記載した。 ※勝山市ジオターミナルにあった看板を撮影 この地図で言うところの左から二番目の大矢谷集落で、 今回の記事では右側の六呂師高原に行った時のことを記載する。 六呂師高原は緩やかな傾斜が広がっていて、 酪農の牧場が広がっていた。 牧場をしばらく進むと、 池ケ原湿原の看板が見えてきた。 こ...

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大矢谷白山神社の巨大岩塊

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク - 福井県勝山市 前回の記事で福井県勝山市にある 恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークに行ったという内容を記載した。 勝山ジオパークは古い地帯で日本で最も多くの恐竜化石を発掘した地域で有名であるけれども、 ※勝山市ジオターミナルにあった看板を撮影 火山活動関連の山体崩壊による岩屑(がんせつ)なだれによる地形も有名である。 山体崩壊 - Wikipedia 岩屑なだれが発生した地域は緩やかな傾斜となり、 スキー場として最適な地形となるた...

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恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク - 福井県勝山市 恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークに行ってきた。 このジオパークの概要を説明すると、 ジオパーク名にある通り、 日本で恐竜の化石が発掘された地域で、 日本最大級の恐竜博物館を拠点としたジオパークである。 FPDM: 福井県立恐竜博物館 恐竜博物館のある福井県勝山市は、 日本最古の地質帯である飛騨帯に位置し、 まだ日本列島がユーラシア大陸の東端にあった頃に付加された地域となる。 日本列島誕生。大陸...

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あの山に海底火山の跡はあるか?

二価鉄を求めて-後編までの話で、 植物の光合成には二価鉄が大事だけれども過剰症には注意という生理的なものから 安山岩、玄武岩質的火山から流れる川には有機酸でキレートされた鉄がある という内容を記載した。 これらの内容を踏まえ、 ここ最近、特徴のある地域をいろいろと行ってみて思ったことがある。 台風でも倒伏しないイネ 粘性の低い火山の火山灰(凝灰岩も含む)や火成岩を母岩とする地域では生育が良いという定説があるが、 ブルカノ式火山の火山灰の土としてのポテンシャル ...

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二価鉄を求めて-後編

二価鉄を求めて-前編-で鉱泉から含鉄(Ⅱ)の水質は山の岩石に因ることがわかるという内容を記載した。 山の岩石という内容で挙げておきたいのが、 かんらん石、輝石や角閃石といった有色鉱物だろう。 これらの鉱物には鉄やマグネシウムを含むだけでなく、 他の様々な微量要素を含む鉱物もある。 その中でも更に取り上げたいのが、 かんらん石だ。 かんらん石といえば、今まで苦土とケイ酸の話題として挙げた。 栽培にとっての苦土の基のかんらん石 植物はどのようにしてシリカを吸...

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二価鉄を求めて-前編

重要だけど扱いにくいものでもある二価鉄 前回までの記事までで、 植物の光合成では多量な二価鉄を必要としていて、 植物は二価鉄を得る為に光合成産物の一部を使用して調達する ということを記載した。 二価鉄は過剰症になりやすい ということも記載した。 二価鉄と言えば思い出すのが、 岐阜県の飛騨小坂にある巌立峡(がんだてきょう)だろう。 飛騨小坂の巌立峡 巌立峡とは火山の噴火により形成された溶岩流が川の風化作用によって削られてできた渓谷で、 現在も溶岩流...

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Soil & Geoロガーで現在地の土質と地質を調べよう

スマホのAndroid端末で現在地の土質と地質を簡単に知ることが出来ないか? とAndroidアプリの開発に挑戦してみた。 Go MobileでAndroidアプリの実行までを見てみる 最初はGo Mobileで開発しようとしたけれども、 Go Mobileはアニメーションが主体で、ボタンを設置するという簡単なアプリには今のところ不向きということで、 HTML5のService WorkerとIndexed Databaseを組み合わせて、 オフラインでも動作するWebアプリにし...

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続・栽培と畜産の未来のために補足

前回の続・栽培と畜産の未来のためにの続きで、 家畜糞 + 木質系の有機物 + イネ科緑肥で本来償却されるべき資源を有効活用することで、 焼却処分する有機物の量を減らしつつ、生産性を高めるような流れが出来たら良いな と記載した。 この話、 大事なことを忘れている。 それは、 緑肥を栽培するような土壌は、 連作等や施肥設計で無茶をした土壌であることが多いため、 カリ不足になっていることが多い。 あそこの畑がカリ不足 カリ不足なら家畜糞にふんだんに含まれているからなん...

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とある農村を変えたキノコたち

農文協の現代農業9月号の廃菌床の特集で紹介していただきました 現代農業9月号の原稿を作成している時、 キノコについてを色々と調べていたのだけれども、 その際に興味深い内容を聞いた。 クレジット:photolibrary 木質系の資材で堆肥を作りたければキノコ栽培から学べ リグニンの分解に関与する白色腐朽菌 キノコの栽培は貧困の村において外貨を稼ぐことが出来るようになった一つの産業だったらしい。 ここでいう貧困というのは特に目立った名産のない地域を指し、 ...

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硬いチャートの表面で土ができる

唐突だが、 スコリアという多孔質の塊 発泡している火山岩(玄武岩 or スコリア等)や 記憶の中では真砂土は白かった 全体は硬いけれども、部分的に脆い花崗岩であれば、 風化して土になるのはイメージしやすいけれども、 花崗岩から真砂土へ チャートという海の圧で固められ、 固まる時に二酸化ケイ素を集めて更に固い岩が風化するのはイメージが難しい。 話は変わって岩が土になる時に 最初に地衣類が岩肌について表面から削る...

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火山灰に含まれる粘土鉱物たち

写真:高アルカリ性の温泉から土を考える 先日、 肥料として売られている粘土鉱物の中に黒っぽい砂が入っているけれども、 この黒っぽい粒子は一体何なのだろう? という話題があった。 粘土鉱物肥料は2:1型の粘土鉱物で、 これらは火山灰が海に堆積して含水鉱物として変成したものである。 注目の資材、ベントナイトについて知ろう ブルカノ式火山の火山灰の土としてのポテンシャル 火山灰は玄武岩質から安山岩質と粘性が比較的低い火山から火山灰で形成されている。 玄武岩を磨く...

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P/T境界の露頭からわかること

] ※露頭の横にあった看板に記載されていた図 三和町莵原下のP/T境界の記事で 京都府福知山市の指定文化財であるP/T境界の露頭に到着したところまで記載した。 今回の話をする前に少しだけP/T境界について復習しておくと、 P/T境界というのは古生代のペルム紀と中生代の三畳紀の時代の境を指す。 地質学では時代境界は新たな生物種の誕生を指標にしていて、 この境界を堺に恐竜誕生以前(古生代)と恐竜誕生以降(中生代)に分けられる。 今回の境界の大きな特徴として、 ...

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三和町莵原下のP/T境界

メタンハイドレートと火山活動の記事で 恐竜が誕生する三畳紀という時代の前に、 史上最大の大量絶滅があったかもしれないということを記載した。 最大の大量絶滅の要因は色々と説があるけれども、 その中で最有力なものとして無酸素状態というものがある。 無酸素状態であったという記録は地層に刻まれていて、 P/T境界と呼ばれている。 ※読み方はP/Tでピーティー P-T境界 - Wikipedia この記録を自分の目で見てみたいと、 P/T境界のことを検索してみたら、 京都...

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メタンハイドレートと火山活動

好気性メタン資化性菌によるメタンの酸化の記事までで、 海底の底でメタンハイドレートが生成され蓄積したり、 空気中に放出されたメタンが酸素を消費して二酸化炭素へと変わることを見た。 これらを踏まえた上で、 やっと恐竜と石炭と酸素の話の続きをすることが出来る。 今までの話を簡単にまとめると、 ※上の図は地質時代 - Wikipediaより引用 古生代に石炭紀という時代があり、 この時代は巨大なシダが繁茂していたとされる。 巨大なシダが巨大になるに当たっての最...

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