カテゴリー : 地形・地質

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土に生ゴミを埋めるという日課

二酸化炭素の排出を少しでも減らすために、 よくある手の一つである生ごみを土に埋めることをしている。 生ごみを埋めた後は、 生ごみにネコの砂(ベントナイト)を混ぜて土を被せている。 緑泥石からベントナイト系粘土鉱物肥料を考える このベントナイトには消臭効果を狙う他、生ごみが土壌の微生物らに消費される際に発生する有機物が溶けた液体を気化させずに土に吸着させて、二酸化炭素の排出量を防ぎつつ、後にこの場所に草を生やした際に発根量の増加に貢献しつつ、二酸化炭素の吸...

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蛇紋石という名の粘土鉱物

肥料として粘土鉱物を活用するのであれば粘土鉱物についてもっと理解しなければならない。 というわけで粘土鉱物の基礎的な内容を読み進めていた。 粘土鉱物に関する書物を読んでいて、緑泥石が粘土鉱物として扱われている事に驚いた。 緑泥石という名の粘土鉱物 よくよく読んでみたら、JAの営農指導員向けのハンドブックにも緑泥石は粘土鉱物であり、作物にとって好ましい影響があると記載されていた。 何故今まで気が付かなかったのか? それはハンドブックでは緑泥石のことをクロライトと記載して...

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枕状溶岩の空隙にはゼオライトが充填されている

知識が増えてから、前に読んでいた本を読むと、前はあまり気に留めなかった内容も目について面白い。 理解できることが増えるとアンテナが広がって視野が広がるということか。 ただ、理解の幅が広がると、初心の頃の発想を無くしてしまうので大きなトレードオフでもある。 恩師が知識が増えても、初心の頃の発想力があることが大事だと私に伝え、 自身の専門の本はあまり読まず、なるべく専門から離れ遠回りしろと私を指導したのは、初心の発想力を大事にしてほしいという気持ちからだったのだろう。 冒頭の話はこ...

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1:1型粘土鉱物に秘められた可能性

粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考えるで粘土鉱物で正の電荷周りの内容を整理していた時に思い出したことがある。 記事タイトルが思い出せなかったので思い出した内容が記載されている記事のURLはなしだけれども、土壌粒子中の正の電荷に病原性の糸状菌が引き付けられ不活性になるという内容を以前どこかで見たというもの。 病原性の糸状菌が不活性になると記載したけれども、そう都合よく病原性の菌だけの選択性は無いだろうけれども、そこは良しとする。 上記のURL先の記事の内容を整理すると、 非...

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粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考える

注目の資材、ゼオライトについて再びの続きまでの記事の後、下記のような話題になった。 粘土鉱物を肥料として活用する目的は腐植の蓄積が主だけれども、結局のところどうやって粘土鉱物はどうやって腐植と繋がっているの? 枝は腐植になるか?の記事で、 (農文協 作物はなぜ有機物・難溶解性成分を吸収できるのか 198ページの図を参考にして作成) モデルではあるけれども、土壌表面にあるアルミニウム(Al)と有機物同士の結合の図を紹介した。 これは見ての通り、粘土鉱物とポリフェノールのよ...

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注目の資材、ゼオライトについて再びの続き

前回の注目の資材、ゼオライトについて再びの記事に引き続き、ゼオライトについて調べることにしよう。 栽培におけるゼオライトはベントナイトとよく比較される。 ベントナイトに求めるものはイオン交換(CEC)であって、ゼオライトにも同様のことを求めている。 緑泥石からベントナイト系粘土鉱物肥料を考える これはあまり話題に挙がらないけれども、鉱物系肥料に微量要素を求めることもあり、ベントナイトでも同様の効果を狙っている。 何故ゼオライトではなく、モンモリロナイトを推すのか? 最後の話題...

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注目の資材、ゼオライトについて再び

く溶性苦土と緑泥石の記事までで粘土鉱物の基礎の理解が少し前進した。 この流れで再び注目の資材であるゼオライトについて触れてみることをにしよう。 注目の資材、ゼオライトについて知ろう 先に注意だけれども、 栽培におけるゼオライトは粘土鉱物系の資材として扱われるけれども、 粘土鉱物学の本によるとゼオライトはその他の鉱物の節で取り上げられているので、ゼオライトは粘土鉱物ではない。 この内容を踏まえた上で、ゼオライトについて再び整理してみる。 ゼオライトは和名が沸石と呼ばれ...

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く溶性苦土と緑泥石

基肥として推している肥料に水マグというものがある。 推している理由は下記の記事に詳しい記載があるので興味があればご覧ください。 土壌のpHを上げたい時は - 京都農販日誌 記事中に説明があった ロングマグ - 株式会社京都農販 ロングマグは2つの苦土の塩がブレンドされた即効性と緩効性を兼ね備えた苦土肥料になっているが、 主成分の一つがブルーサイトという水酸化鉱物を粉砕したものになっている。 ※苦土=マグネシウム 苦土と書いてクド。マグネシウムのこと ...

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緑泥石からベントナイト系粘土鉱物肥料を考える

緑泥石から土の形成を考えるの記事までで2:1型粘土鉱物である緑泥石について見てきた。 緑泥石は2:1型でありながら、スメクタイト(モンモリロナイト)等の2:1型粘土鉱物のような高いCECはではない。 その理由は 他の2:1型であれば、層間水がある箇所にMg八面体等の層間物質が挿入されている為、層間水による陽イオン交換性を発揮しないことが要因である。 ただし、風化と有機酸による処理を経ると緑泥石はスメクタイトのように層間水が形成されて、膨潤性と陽イオン交換性が生じるとされる...

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緑泥石という名の粘土鉱物

兵庫県の竹野海岸付近で観察したグリーンタフである緑色凝灰岩、 山陰海岸ジオパークの竹野町田久日のグリーンタフ 徳島でよく見かけた(おそらく)緑色片岩(緑泥石片岩)や 徳島の名水の江川の湧水 高槻の本山寺付近で見かけた緑色岩の主成分に緑泥石(クロライト)という鉱物があるらしいが、 この緑泥石は2:1型の粘土鉱物として扱われている。 枕状溶岩と出会いに高槻の本山寺へ3 粘土鉱物が出来る場所、続成作用 2:1型といえば、スメクタイト(モンモリロナイト)やバー...

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粘土鉱物が出来る場所、続成作用

粘土鉱物が出来る場所、海底風化の記事で 海底風化が陸で起こる風化とは異なるという内容を記載した。 海底で風化して粘土鉱物が生成される場合、海水等に含まれるミネラルイオンや硫酸イオンを何らかの形で含み、それらが隆起後の風化で粘土に何らかの作用を与えることに触れた。 海底に限らずだけれども、風化した鉱物は必ず底に溜まる。 海底で底に溜まる(堆積する)ということは、 このよう(図では中央の最も高く堆積したもの)に海のプレートに載っているものが海溝に近づくにつれて、...

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粘土鉱物が出来る場所、海底風化

前回の粘土鉱物が出来る場所、風化作用で火成岩を構成する鉱物が風化すると粘土になることがわかった。 風化は酸素に触れるような場所であればどこでも起こりうる現象であるため、 火山岩を母岩とする山といったところから、川下に至るどこでも粘土鉱物が出来ることになる。 長野の栄村小滝集落の米づくり前編 風化ということで話を進めると、 朝倉書店 白水晴雄著 粘土鉱物学 -粘土科学の基礎- 新装版には他にいくつかの知見が記載されていた。 今回はそのうちの一つの海底風化につ...

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粘土鉱物が出来る場所、風化作用

石灰岩の成り立ちから石灰性暗赤色土を考えるの記事の最後で石灰岩自体、もしくは付近には玄武岩質のものが多いのではないか?という話題から、石灰性暗赤色土は玄武岩質のものの影響で赤土粘土になったのだろうという話題で〆た。 今まで訪れた場所で観察したものを思い返すと、上記のような話にしてしまっても良いのだろうか? というわけで粘土鉱物について今まで以上に細かく見る事にする。 粘土鉱物とは何なのだろう?の記事に粘土鉱物の定義に触れているのでこの内容を前提として話を進める。 今ま...

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石灰岩の成り立ちから石灰性暗赤色土を考える

石灰岩はどう出来る?続成作用の続き 石灰性暗赤色土を理解するためにはおそらく石灰岩の知識が必要。 そうであれば、 プレートテクトニクスの海のプレート(右側の青の方)のずっと右側のプレートが出来る場所に視点を移す必要があるはず。 プレートが出来る場所といえばハワイ辺りになるらしい。 プルームテクトニクス - Wikipedia 火山の噴火の種類でハワイ式噴火というものがある。 粘性がとても低くドロっとした溶岩が流れるように移動するものら...

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石灰岩はどう出来る?続成作用

話は年末に触れた石灰性暗赤色土に再び触れる事にしよう。 大陸の暗赤色土での栽培を考える この土の特性を考える上で鍵となるのが石灰岩で、石灰岩の成り立ちを深く触れる必要がありそうだ。 前回にも触れたが、石灰岩は遠い海で形成された岩だけれども、 石灰岩の地帯での栽培 海のない京都や滋賀県の山で見られる不思議な岩である。 醒ヶ井宿の居醒の清水 この岩の成り立ちに触れたら、石灰岩という白っぽい岩にも関わらず、風化したら濃い赤で且つ粘土質の土になる理由がわかるかもしれ...

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大阪層群の海成粘土層

大阪の豊中市を流れる千里川に行ってきた。 ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップによると、千里園を流れる千里川には大阪層群の海成粘土層が観察出来るらしい。 その海成粘土層というのが、 これだ。 いずれは川の侵食作用によってこの露頭は消滅してしまうだろうけれども、ガイドブックによるとしばらく観察出来るらしい。 この粘土を見て今まで疑問であった土の形成に関する様々なことが繋がった気がした。 何が...

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大陸の暗赤色土での栽培を考える

ついにこの時がきた。 海外という遠方の土壌に対しての対策を検討する日が。 赤土の理解のために玄武洞へ その土というのは、 これだ。 中国西部の地域の土らしい。 見たところ、赤色の粘土質のようだ。 ところどころに白っぽいものが見える。 これは昨年の肥料の残りとかだろうか? 写真の主はこの土の分析をかける。 リンとかが目立っているから、肥料によるものかもしれないけれども、石灰の量が過剰であることも目立つ。 土壌分析の土の採取がしっかりとされて...

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粘土鉱物とは何なのだろう?

風化した斑れい岩の露頭の下に蓄積した土の色は何色か?の記事で青っぽい深成岩が風化した後の赤くなった岩を見て、粘土鉱物のことをもっと理解していたら、より多くの情報を得ることが出来たのだろうなと思った。 そもそも粘土鉱物とは何なのだろう? この疑問を解消するために粘土鉱物学の本を読んでみることにした。 唐突だけれども、 朝倉書店から出版されている白水晴雄著 粘土鉱物学 -粘土科学の基礎- 新装版からとある文章を抜粋してみる。 /*********************...

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京都北部の舞鶴全般の土壌の考察再び

前回の風化した斑れい岩の露頭の下に堆積した土の色は何色か?の記事で粘性の低い深成岩である斑れい岩が風化した露頭の下に堆積した土を見たことを記載した。 堆積した土の色はというと腐植(有機物)があまり堆積していないような灰色の土だった。 粘性の低い火成岩として斑れい岩に対応する火山岩として玄武岩があるけれども、 玄武岩質の岩石が風化したところと比較すると全然土が黒くない。 岩を構成する各鉱物の含有量よりもマグマがどこで冷えて固まったか?ということが、後々の風化後の土の形成に関係するら...

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風化した斑れい岩の露頭の下に堆積した土の色は何色か?

前回の風化した斑れい岩を観察する前に斑れい岩について整理しようの記事で深成岩としての斑れい岩について整理してみた。 この内容を踏まえて、 ミニガイドNo.25「大阪の地質 見どころガイド」 - 大阪市立自然史博物館友の会ネットショップに記載されていた地図を元に風化した斑れい岩の露頭を目指してみた。 地図によると、 額田山展望台から南側経路で生駒山頂を目指す山道を少し進んだ箇所に露頭があるらしい。 というわけで早速行ってみると、 この手の石がゴロゴロして...

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風化した斑れい岩を観察する前に斑れい岩について整理しよう

風化した斑れい岩を見に枚岡公園へ行ってきたの続き 斑れい岩の風化の箇所の話題に触れる前に斑れい岩そのものについて整理しておこう。 この写真に写っている石が斑れい岩で正しいとして、 (株式会社誠文堂新光社 日本の石ころ標本箱 201ページの図を参考にして作成) 上の図から斑れい岩は粘性の少ない深成岩に分類されることがわかる。 玄武岩質のマグマが地中で固まったもので、斜長石、輝石、かんらん石、角閃石が多いが、初期に晶出した重い結晶(有色鉱物)が液体のマグマの中を沈降...

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風化した斑れい岩を見に枚岡公園へ行ってきた

※額田山展望台 ※青っぽい深成岩による石垣 生駒山の東大阪側にある枚岡公園(暗峠)に行ってきた。 ※枚岡と書いて「ひらおか」と読む 枚岡公園 | ひらおかの森こうえん 暗峠といえば、急坂で有名で、学生の頃にバイクで訪れ、バイクで走らなければ良かったと後悔した思い出があるところで、文化的には松尾芭蕉が最後に訪れた場所であるらしい。 暗峠 - Wikipedia この枚岡公園を地質図で確認すると、 20万分の1日本シームレス地質図 斑れい岩質...

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暗赤色土周辺の地域資源を活用する

長崎地区青年農業者連絡協議会で土壌分析の活用の話をしましたの時に話題に挙がったことで、以前他のところでもよく聞いたことで、長崎県のとある地域では赤土の客土が頻繁に行われているということがある。 客土をしているのであれば、採掘元の土質なり地質あたりが気になるところなので、土質から調べてみると、 日本土壌インベントリー 様々な土質がある中で、暗赤色土というものが目に付く。 有機質が蓄積している黒ボク土や森林土あたりに所々に分布している。 この暗赤色土というのは他の地域で...

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土と向かい合い向上する地域と下落する地域

土が悪く年々栽培が難しくなっているから見てほしいという連絡があり行ってきた。 畑に行く前に住所を入手したので地質図で確認してみたら、 20万分の1日本シームレス地質図 地質図を見る限り苦鉄質火山岩類でミネラル豊富で作りやすく、 土質を見ても有機質が豊富な畑が多いように見受けられる地域で、今まで見てきた中では土質の面では相当有利な地域であるはずで、何故この地域で栽培に苦戦するのか?が疑問であった。 黒ボク土は栽培しにくい土なのか?再考 実際にこの地域に行ってみると、 ...

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水無瀬神宮の離宮の水

大阪と京都の県境付近の大阪府三島郡島本町にある水無瀬神宮に行ってきた。 参道を歩き、境内に入ると、 後ろに人が並んでいる手水舎(ちょうずや)がある。 何故後ろに人が並んでいるのか?というと、 大阪で唯一の名水百選に選ばれた離宮の水があり、 手水舎で水を汲まれると人だかりで大変なことになるので、後ろに貯水用に管を引っ張ったそうだ。 神社の方から手水舎で水を飲んでも良いと教えて頂いたので、 汲んで手に移して飲んでみたところ、 舌の上に若...

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国産小麦はグルテンの量が少ない?

前回のフランスパンは他の国のパンと何が違う?の記事で、 フランスの国土から収穫できる小麦はグルテンの量が少なく粘弾性が低い為、粘弾性を低下させるような糖や油脂類をパン生地作成で使用することが出来ずにハードパンになった。 という話を記載した。 この話を見て、ふと日本の小麦もグルテン量が少なく、粘弾性が必要なパンや麺に向いていないという話を思い出した。 拙い作物学の知識を一生懸命思い出すと、確か品種の問題ではなく、日本の土質や気候の問題だったはず。 国産小麦の大きな特徴として、グル...

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若草山山頂の赤い土

曽爾高原はススキの連作障害に困らなかったのだろうか?の続きで 帰りに奈良公園の若草山に寄ってきた。 若草山の駐車場から山頂へ歩く道で、 やたらと赤い土が目立つなと。 若草山山頂の地質を調べてみると、 20分の1日本シームレス地質図 約1500万円前〜700万年前に噴火した火山の岩石(安山岩・玄武岩類)と記載されていた。 安山岩が風化して出来た赤い土になるのかな? 日本列島が現在の位置に形成された頃の火山になるのね。 日本列島誕生。大陸から...

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曽爾高原のススキたちが土とは何か?を教えてくれる

曽爾三山を含む室生火山群の柱状節理までの記事で、 曽爾高原を含む室生火山群の地域の地質は花崗岩を基盤として、その上に流紋岩質の岩が堆積したことがわかった。 ※堆積したのは流紋岩質溶結凝灰岩 どちらにしても粘性の高い岩石であることに変わりない。 竹野のグリーンタフを見ながら土の形成に思いを馳せる 基盤の情報を踏まえた上で、 ススキの名所の曽爾高原 曽爾高原のススキの根元を見てみよう。 はじめに写真右側の少し丘になっているところを見てみると ここの土...

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曽爾三山を含む室生火山群の柱状節理

ススキの名所の曽爾高原の記事で、 曽爾高原のススキは毎年の初春に行われる山焼きによって、草原から森になることを阻止して草原の景観を維持していると記載した。 栽培者の間で言われる良い土の表現に森の土というものがあるけれども、 森になれない草原の土とはどのようなものなのか? とその前に、 曽爾高原の地形について見てみることにする。 はじめに知見を辿れる重要な特徴物として 写真の左側にある倶留尊山(くろそやま)がある。 倶留尊山は約1500万...

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グリーンタフはどこにある?

シリケイトメルト内の水による反応までの記事でグリーンタフの形成に関連する現象を見てきた。 粘土鉱物の話題になると時々聞かれることとして、 秋田で採掘できる粘土鉱物が土壌改良効果が高いという話題が挙がる。 昨日の記事までを参考にすると、 各地のグリーンタフの肥料としての質を判断できるようになったかもしれない。 現時点での知識で秋田で採掘できる粘土鉱物を判断してみよう。 … とその前に、 そもそも日本列島でグリーンタフ(Green Tuff)が分布しているところはどこ...

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シリケイトメルト内の水による反応

粘土鉱物が出来る場所までの記事で、 流紋岩質の凝灰岩で熱水変質作用によって珪酸塩鉱物が粘土鉱物になるまでを見てきた。 100℃以上の熱水(主に水素イオン)によって変成が進むことがわかった。 もう少し深堀したいと熱水変質作用周辺を調べていたら、 今までのテーマからは離れているけれども、シリケイトメルトという用語とメルト中の水についての論文に行き着いた。 奥村聡 シリケイトメルト中の水の拡散 - 岩石鉱物科学 35, 119-125, 2006 ちなみにメルトというのは溶...

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粘土鉱物が出来る場所

前回の記事では、粘性の高い流紋岩質の岩の中の石英に注目して、 石英に凍結しない水を含んでいる強度の低下に関与している可能性があることが分かった。 土を理解する為に石英を見詰める この現象は石英に限らず、珪酸塩鉱物に言え、 これこそが、ベントナイト資材の白っぽい方に当たるのではないかと。 ちなみに 株式会社誠文堂新光社から出版されている増補版 鉱物・岩石入門の126ページの人間が利用する鉱物の章で、沸石凝灰岩の紹介があり、 流紋岩質の凝灰岩...

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土を理解する為に石英を見詰める

栽培の本によると、 鳥取砂丘で花崗岩質の砂を見た 土壌中の石英の含有量は栽培方法を検討する上で重要な要因となっている。 石英は風化しにくく、保肥力にならなければ、養分の溶脱もない。 下流に向かえば向かうほど土壌中に占める割合が増えてくる。 石英は粘性の高い花崗岩や流紋岩に多く含まれている。 これらの内容を踏まえ、 流紋岩質のグリーンタフが分布している地域で採掘したベントナイトは土壌改良材として果して有効なのだろうか? という疑問が生じてくるが、 ...

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新潟県の津南の南部にグリーンタフがあるらしい

小滝の夜学で美味しい米の話をしましたの記事で2週間前に長野県下水内郡栄村小滝集落に訪れたことを記載した。 小滝集落は苗場山麓ジオパーク内に位置している。 苗場山麓ジオパークの小滝四ツ廻りの運河跡 夜学の集まりの際にジオパークの関係者が参加していて、 最近、苗場山麓ジオパークのガイドブックが販売されたことを教えて頂き、 翌日、拠点に訪れ早速購入した。 苗場山麓ジオパーク ガイドブック完成! - 苗場山麓ジオパーク 読み進めてみると、 栄村の南東に位置...

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竹野のグリーンタフを見ながら土の形成に思いを馳せる

山陰海岸ジオパークの竹野町田久日のグリーンタフの記事で 兵庫県の竹野海岸付近で、 とても綺麗なグリーンタフを見た。 あまりの綺麗さに感動したし、それ以上に今まで栽培面で疑問に思っていた事に対して何らかの突破口が見えた気がした。 グリーンタフに抱いていた疑問が何だったのか?の前に、 改めてグリーンタフに触れると、 タフという用語には凝灰岩という意味があり、 凝灰岩の採石場跡に行ってきた グリーンタフは火山岩が形成される際に水を含む事で、火山岩中の...

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山陰海岸ジオパークの竹野町田久日のグリーンタフ

以前、世界ジオパークである山陰海岸ジオパークの玄武洞と浦富海岸を訪れた。 赤土の理解のために玄武洞へ 浦富海岸で大きな花崗岩と出会う これらの個所は地質系で各地を周り始めたばかりで、 拠点で書籍を購入する習慣がなく、今思えば残念に思う。 フォッサマグナと地すべりと農業 大鹿村の中央構造線安康露頭 先週の日曜日にふと思い立って、 山陰海岸ジオパーク宛に下記のページでダウンロードできるガイドブックを売ってくれないかとお問い合わせをしてみた。 ※玄武洞から何を得たか?という内...

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アリの巣の周辺の砂

アリの巣があった。 アリの巣をマジマジと見なくても、 アリが少し深いところから砂利を地表に出していることは容易に分かる。 有機物なさげの砂だね。 周辺の地表の土を見ると、 細かい粒子がねじ込まれたようだ。 ※縮尺が異なるけれども、ガラス質の砂(おそらく石英)の大きさから縮尺を相対的に判断してね。 記憶の中では真砂土は白かった アリが掘り出すことによって、少し深いところの砂が地表に出て、 代わりにアリの巣の中には酸素が入る。 アリの巣も降雨に...

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崩れた傾斜、二股に分かれた根の下で

前回の風化して崩れた斜面にキノコの続きで、 崩れた斜面に残った木を眺めていた。 写真上の方の土表面付近が黒いのはなんとなくわかるけれども、 木の根が二股に分かれたあたりの深さのところは、 黒くなっているよなと。 更に赤丸で囲ったあたりを見てみると、 地衣類が広がり始めている。 地衣類の周辺はかなり黒い。 地衣類という菌たちの巧みな生き方 根には周辺の生物に何らかの影響を与えるんだろうなと ここを見ているとそう思え...

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安満遺跡公園で高槻の土についての話をしました

高槻の安満遺跡公園の工作室で高槻の土を攻略するという題で土についてわかっていることの話をしました。 話はセミナーの一日前に戻って、 前日にファームプロさんを高槻の本山寺まで案内しました。 株式会社ファームプロ – 消費者と農業者とが関わり合う社会を目指し、 「農」の価値向上のために様々なサービスを開発していきます 本山寺といえば、 砂岩や泥岩の層の間に海底火山の跡である枕状溶岩が観察できる場所で、 母岩によって風化した後に形成される土の差が非常にわかりやすく、 土を...

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地形と土壌とテロワール

cheetahさんによる写真ACからの写真 前回のテロワールとミネラル感の記事でワインの品質の地域性について触れた。 テロワールとミネラル感は抽象度合いが高くて難しい概念であって賛否両論がある。 ミネラル感についても同様だ。 そんな中で、 河出書房新社から出版されている新しいワインの科学という本にテロワールに関して興味深い文面があった。 apfelさんによる写真ACからの写真 /**********************************...

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テロワールとミネラル感

cheetahさんによる写真ACからの写真 ワインの熟成から土の形成を考えるまでの記事でワインの醸造からポリフェノールの化学反応の話題を見てきた。 その時に参考にした本は、 河出書房新社から出版されている新しいワインの科学という本だ。 赤いブドウの色素 この本は大きく分けて3部構成になっていて、 最初の部がワインの原料となるブドウの栽培に関すること 次の部がワインの発酵と熟成 最後の部がワインの健康効果となっている。 このブログでは最初に二部の内容から話...

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高槻のアルカリ性温泉と美味しい唐揚げ

※摂津峡の北側にある白滝 大阪府高槻市にある摂津峡の南側を更に少し歩いたところに 摂津峡のホルンフェルス 美人湯 祥風苑という天然温泉がある。 美人湯 祥風苑へようこそ 1999年にアルカリ性純重曹泉が自噴したそうだ。 重曹の含有量が温泉法で定める濃度の倍以上あるとのことで、 ヌルっとした感じの温泉となっている。 温泉と言えば断層。 高槻といえば有馬-高槻断層帯に位置している。 有馬-高槻断層帯 - Wikipedia 自噴した年から...

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篠山川の恐竜化石発掘周辺で観察できるもの2

前回の篠山川の恐竜化石発掘周辺で観察できるもの1の記事で、 川代恐竜街道の恐竜化石発掘場所の周辺で観察できる地層の話題に触れた。 今回は前回の続きで、 あまりにもわかりやすいぐらい明確で感動したものを紹介する。 冒頭の写真の 矢印で示した個所に 貫入岩と紹介されている白い個所がある。 この岩は丹波竜発見地周辺の地質の確認で見た流紋岩のマグマが堆積岩を貫いて固まったものであるとされる。 この貫入岩で面白いのが、 反対...

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篠山川の恐竜化石発掘周辺で観察できるもの1

丹波竜発見地周辺の地質の確認に引き続き、 川代恐竜街道の恐竜化石の発掘場所周辺で観察できる地質のことを整理してみると、 川自体が川の作用によって侵食されて形成された渓谷である。 川代渓谷 - Wikipedia 両岸には様々な特徴的な露頭が見られる。 斜めに傾いた地層と逆断層が非常にわかりやすい。 断層 - Wikipedia 断層が至るところに見られるので、 何度も地震が発生して今の形になったのだろうなと。 はるか昔に完全に埋没した...

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丹波竜発見地周辺の地質の確認

前回の川代恐竜街道と丹波竜の記事で、 兵庫県の丹波篠山の恐竜化石の発掘場所周辺に行ってきたことを記載した。 この地域から何らかの情報が得られないか?と把握できたことを整理してみることにする。 丹波地域恐竜化石フィールドミュージアムの拠点の一つであるちーたんの館にて、 ※ちーたんの館内の展示物の一部を掲載 篠山層群の分布と金屋の噴気孔化石というものを知った。 篠山盆地と丹波市山南町東部は古生代ペルム紀から中生代ジュラ紀にかけて形成された基盤岩類を覆う形で分布...

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川代恐竜街道と丹波竜

今週はじめの日曜日 兵庫県にある丹波篠山に行ってきた。 丹波篠山には、 まさに今発展段階である川代恐竜街道がある。 恐竜化石の発掘調査は恐竜だけでなく、地質や植物のことも知ることが出来る良質なコンテンツであるので、何か得られるのではないか?と行ってみた。 木蓮の花が咲いている JR福知山線下滝駅から1.5km程線路沿い東に歩いたところに 2000年中盤に恐竜の化石が発掘されたとされる場所があり、 ここから、 ...

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昔、京都南部に巨椋池という大きな池があったらしい

京都市南部に巨椋池(おぐらいけ)という地名がある。 池という文字が含まれているが、 宇治川が東西に流れるだけで、 池らしきものが見当たらない。 所謂、干拓事業によって池はなくなり農地となった歴史がある。 Wikipediaによると、 京都競馬場にある池が巨椋池の名残だという話があるらしい。 巨椋池 - Wikipedia 干拓というのは、 山から海へ川という名で水が流れる際に、 どこかしらでせき止めて山からの土砂を堆積させる手法で、 佐賀平野...

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苦土が多い不思議な砂質土

福岡県糸島市で一緒に来て欲しいと言われた畑に行ってきた。 この土壌分析の結果は事前に渡されたものだ。 測定の方法が正しいとして、 苦土(マグネシウム)の量が人為的に施肥していくものではない。 この手のパターンは京都北部の舞鶴の蛇紋岩の地域に似ているが、 それにしてはカリウムが多い気がする。 京都北部の舞鶴全般の土壌の考察 事前に見ておいた地質図を挙げておくと、 20万分の1日本シームレス地質図 辺り一面花崗岩(ピンク)の地域であって、 南の方に...

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佐賀平野は元々海だったかもしれない

佐賀平野に黄金色の麦畑が広がる 前回の記事で佐賀平野に訪れ、 辺り一面、収穫期を迎えたムギ畑が広がっていた という記事を記載した。 このムギの用途はわからないけれども、 知人の知人が大麦を麦茶の原料にしているということだった。 辺り一面のムギ畑は近々収穫され、 直後にイネの栽培を開始するそうだ。 所謂イネとムギの二毛作だ。 ここまでムギが盛んに栽培されているのは、 佐賀平野がムギの栽培に適しているからなのだろうか? 佐賀平野で栽培されている方から...

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竹内峠の片麻状花崗閃緑岩

凝灰岩の採石場跡に行ってきた 前回の記事で1500万年前付近の噴火による凝灰岩を見るために 大阪と奈良の県境にある二上山に行ってきた。 凝灰岩がある場所は万葉の森という名称で親しまれている場所であるが、 万葉の森の入り口付近にあるトイレの横に 片麻状花崗閃緑岩という石が置かれていた。 この石は万葉の森の近くの竹内峠のトンネル工事の際に発見されたものらしい。 前回の記事で、 二上山の南部は領家変成帯となっていた。 領家変成帯は様々な本で...

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