カテゴリー : 地形・地質

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岩表面で生きるダイダイゴケ

石垣表面に様々な模様がある。 岩表面にコケや地衣類が住み着くと上の写真のような模様になる。 せっかくかなり寄れるレンズのデジカメがあるので、 OLYMPUSのTGシリーズで広がる視野 石垣でよくみかけるオレンジの個所を寄って見てみる。 岩上生(気生)の地衣類を探してみたら、 ダイダイゴケ科と地衣類が検索に引っかかった。 地衣類といえば、 緑藻もしくは藍藻(シアノバクテリア)と菌が共生したものであるため、 今回のものが地衣類のダイダイゴケであるなら...

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植物が利用しやすいシリカはどこにある?

写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用 前回の珪藻はガラスの殻に包まれるの記事で、 珪藻はどうやってケイ酸を取得しているのか?が気になった と記載した。 この疑問に少し応えてくれる記事が検索に引っかかったので 今回の記事ではその紹介。 地球上のケイ素の循環と生物の関わり - バイオミディア 2015年 第2号によると、 海洋性の珪藻に焦点を当て、 被殻の材料は水溶性のケイ酸(Si[OH]4)とされ、 水溶性のケイ酸は主に鉱物態シリカの風化作用によっ...

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石と恐竜から学んだ沢山の知見

昨年末に 星屑から生まれた世界 - 株式会社 化学同人 星屑から生まれた世界という良書と出会った。 石の観点から生物誕生を見るという切り口で、 今でいうところの微量要素の理解が一気に進んだ。 今年の春、息子が保育園で恐竜を知った。 保育園にある恐竜や地球の本に夢中になり、 同じクラスの子らと毎日恐竜の本を読んだらしい。 この機会に合わせて、 子供用の恐竜図鑑と恐竜に関する学術書を購入して、 家でも一緒に恐竜の本を読むことにした。 今ま...

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土作りの視察に行くなら赤黄色土の地域へ

先日、 栽培の土作りの視察に行くとするならばどこか? という話題になった。 この質問を挙げた方は 近々、グループで宮崎のとある秀品率の高い地域に視察に行く予定らしいが、 宮崎という環境に視察に行くことが自身にとって本当に価値があることなのだろうか? という疑問があると言う。 この質問に対して、 私と全国を渡り歩いている方の意見は一致して、 視察に行くのであれば、 赤黄色土のある渥美半島に行くべきだ。 と告げた。 愛知県の渥美半島での栽培 渥美半島...

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高槻樫田温泉が来週で休館になるので行ってきた

昨晩、 来週に休館してしまう温泉に行ってきた。 休館する理由が今年(2018年)の大型台風(21号)で多大な被害を受けたことが原因だそうだ。 平成30年台風第21号 - Wikipedia 温泉でしかも建物は無事のように見えて、 なぜ台風の被害で休館なのか?というと、 高槻樫田温泉は大阪森林組合の施設で、 木材の伐採時に発生する伐採材を木質バイオマス燃料「ペレット」にして、 そのペレットを燃焼させて鉱泉を温めるというしていた。 高槻樫田温泉 - Wikipedia ...

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水量の多い町の工夫

清流と霧の高原くぼかわ 先日、高知県の四万十町を訪れた。 四万十町の幹線道路付近では 写真ではわからないけれども、 どうやら用水路の水量が多いみたいだ。 用水路が深く、 勢い良く水が流れていた。 水が豊富みたいで、 こんな感じで、 水位が増さないような工夫が見られた。 この用水路に下には クロスになるように他の用水路があって、 更に低地に用水路がある構成になっていた。 下の用水路はここのすぐ後に仁井田川という一...

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大小様々なシダ植物を見て、太古の環境に思いを馳せる

シダ植物を求め、川の上流への記事で シダ植物の根元はどうなっているのか?を調べた。 シダはリグニン質のような塊の先端から葉を伸ばし、 ある程度葉柄にリグニンを溜め込んだら枯れ葉を落とし、 中心部の褐色の塊の体積を増やしているのだろう。 前回の記事の最後にシダ植物の茎の話題に触れたけれども、 実際に茎を見ていないので一旦保留とする。 シダ植物の理解を進めたことで、 今まで訪れた場所の内容の理解を進めることが出来る。 どの個所のものかと言えば、 三...

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池の縁に落ち葉が積もる

最近、湿地に目が行く。 上の写真の湿地は落ち葉が堆積してできた湿地だ。 イネ科の草と アブラナ科のタネツケバナの仲間だろうか? 背丈が低い草が繁茂していた。 二番目の写真の個所は、 つい最近までは落ち葉が堆積していないで、 写真に写っている草が根付くことができなかった個所だろう。 流れの少ない池は、 いずれは上流からの土砂、 周辺の木々の落ち葉、 堆積した個所で発芽することができた植物たちによって、 光合成産物が堆積していずれは埋まる。 堆積...

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川には魅力的な岩がたくさん

今住んでいる場所の近くにある川を少しだけ上流に向かってみたところに、 こんな感じで岩が露頭している個所がある。 近くで見ると、 横に線が入っている岩が斜めに傾いている。 この個所は日本の東西圧縮により沈降したとされる京都の盆地のちょうど東端に位置する。 20万分の1日本シームレス地質図 地質図によるとここはチャートになっている。 いわくらとチャート 今回のような露頭の岩を見て、 地質屋はこの場所はどのように傾いてできた地形なのだろう? と想...

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庭園に置かれた石に思いを馳せる

先日、庭園を模倣されたところにあった石を見ていたところ、 後ろから庭師らしき方から声をかけられた。 この石は最も価格が高い石だと伝えられた。 最も価格が高いというのが、この場所のことを指すのか? もっと広域でのことであるのか?は聞いていないが、 この石は京都市内の山でとれたものになるらしい。 見ての通り、 薄い層が何層にも重なったもので、 触らせてもらったところ、 薄い層は見た目とは裏腹に非常に硬かった。 規則的な層の厚さが連続しているので、 ...

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ホンモンジゴケ(銅コケ)と出会う

2018年11月9日(金)〜11日(日)で 京都府立植物園内で苔・こけ・コケ展が催されていた。 京都府立植物園 Kyoto Botanical Gardens/京都府ホームページ コケから土壌に関する有用な情報が得られるかもしれないと注目しはじめたところなので行ってみた。 毒性のある金属を体内に蓄積するコケたち 展示場の奥に進むと、 青みがかった色の石のところにコケが生えているものが目についた。 今度探しに行こうと思っていたホンモンジゴケではないか! ...

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コケの群生に根付く植物たち

前回のコケとは何だろう?でコケを学んでいる旨を記載した。 運良く、現在住んでいるところは、 原生林や人工的な森が近くに充実しているため、 早速、近所の森に突入してみた。 小川にある石にて、 表面をコケが覆い、 その上に草が生えている という時々ネタにするような状況に遭遇した。 石を覆ったコケは草にとっての土になるのね。 というのは今までの自分の感想だけれども、 この写真の右側の草を見て欲しい。 この草だ。 この草の根元をよく見てみる...

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宝塚周辺は造園業が盛んな地域

先日所用で宝塚周辺にある造園が盛んな地域に行ってきた。 造園が盛んな地域というのは上記の地図のあたり。 なんで宝塚周辺で造園が盛んなのか? 前々から不思議だった。 高級住宅地が多いから造園の需要も多いのか? ということを思ったりしていたけれども、 造園業を営む方から聞いた話で納得した。 宝塚周辺はマツの栽培に適していたから、 畑でのマツの栽培が盛んになったとのこと。 マツといえば、 生態系の観点から見れば、 草原から森に遷移する過程で...

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山の鉄が川を経て海へ

飛騨小坂の三ツ滝 昨年、飛騨小坂の巌立峡を訪れた時に、 案内所に居た方から この川の水にはマグネシウム、カルシウムと腐植酸にキレートされた二価鉄が多い という話を伺い、 これらの養分が川から海へと流れ、 海の生き物たちの養分として利用される という話も伺った。 先日、ブログの読者と話をしていて、 ちょうどこの話題が挙がったので触れてみることにする。 最初に腐植酸について触れてみよう。 フリー写真素材ぱくたそ 山の森などの木が朽ちた後に...

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石山寺硅灰石

日本地質学会のサイトを見ていて、 京都の隣の滋賀県では地質関係での国指定の天然記念物が4つあることを知った。 日本地質学会 - 日本全国天然記念物めぐり(滋賀県編) この中で、 石山寺硅灰石は近いので早速行ってみた。 石山寺というのは滋賀県の琵琶湖の南側にある寺で、 源氏物語の作者の紫式部と深い関わりのあるところでもある。 石山寺 - Wikipedia 大きな門を進み、拝観料を払って更に中に向かうと、 早速、露頭した岩に出会うがその岩は一旦置いといて、 ...

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地質時代から土壌の形成に触れることでpHのことを知る

前にこんな話を聞いた。 土壌分析でpHの項目があるけれども、 指導員の誰に聞いても明確なことを答えてくれる人はいなかった。 この話は、 とある地域ではかなりの有名な生産法人からの話だった。 pHが低い、つまりは土壌の酸性化は 栽培指導書に必ずといって良い程掲載されている肥料成分の溶解性の図によって丁寧に説明されている。 適正のpHを考える 作物が肥料の各成分を適切に吸収できなくなったら、 それは生理障害に繋がるわけで、 生理障害から虫や病気に対しても弱くなる。 ...

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小さな池の真ん中で

池の真ん中あたりにヒエっぽい草が生えていた。 水の中で根付くことが出来る草は強いなとこの写真からひしひしと感じる。 このヒエにとって、 周りに競合となり得る草がいない。 このヒエっぽい草以外の草は除草されたのでは? という疑問が生じるだろうが、 根元の落ち葉等の有機物の具合を見て、 ここ最近、除草管理等をされた形跡はない。 根元で発芽している草が見られる。 もし、ここが管理されずにいると、 いずれは落ち葉が堆積して水位が下がり、 ...

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ふくいのおいしい水 神谷の水

恐竜博物館の前から石川県方向の山に向かう道路を進むと、 少ししたところで水車が目に付く。 近づいてみると ふくいのおいしい水 神谷の水が飲める場所であった。 絶えず水が出続けており、 この水を飲んでみると、あっさりとした飲みやすさで美味い水だった。 看板を読んでみると、 700m先の山の中腹にある岩の間から湧き出てきた水を引いてきているらしい。 周辺の山がどんな地質であるのかを確認してみると、 20万分の1日本シームレ...

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緩やかな傾斜地の芝生にクズ

六呂師高原の池ケ原湿原 岩屑なだれで出来た地形で、 湿地の少し上には 緩やかな傾斜が広がっていて、 そこは一面芝生のような植生になっていた。 芝生が広がっているところの一部で、 なんか一部葉が盛った個所がある。 近づいて見てみると、 クズがいた。 写真でいう右下方向に伸長している真っ最中だった。 これは放っておくと、 河原の土手にあるようなクズ王国が出来てしまう。 クズはおそらく河川敷の覇者だろう クズ...

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石炭紀を生きたスギナの祖先は大きかった

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク 恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク - 福井県勝山市 恐竜博物館に訪れる前に事前準備として、 恐竜に関する書籍をある程度読んだ上で博物館に行った。 事前準備と展示の両方で時々目につく植物の進化の話。 博物館では以前植物に関する特別展示があったらしく、 博物館の書籍コーナーに特別展示の時に作成された書籍があったので、 購入して読んでみた。 FPDM: 博物館の出版物「恐竜のくらした森 ―恐竜は花を見たか?」 書籍のタ...

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