カテゴリー : 地形・地質

ブログ内検索
 

川が教えてくれること

近所の川に行ったら、 白い綺麗な石が落ちていた。 この石に特徴的な黒い斑晶(はんしょう)が少量あるので、 これはおそらく深成岩の花崗岩だと判断して良いだろう。 岩石が教えてくれる この場所は 20万分の1日本シームレス地質図 この川の場所がちょうど花崗岩のところを位置し、 川の東側は山である。 比叡山山頂から大文字山を見る 今回の白い石は山からの落石かな? やはり川というものは周囲の環境を教えてくれるのだろうなと。 関連...

Read More…

 

苗場山麓植物民俗事典

昨年の初秋頃、栽培の師のことを記載した記事をきっかけとして、 長野県栄村小滝集落に行く機会がありました。 そこで出会ったものは 台風でも倒伏しないイネ 台風でも倒伏しにくく、 食味スコアが抜群に高い高品質なコメでした。 この地域のコメのことをより深く知ることができれば、 他地域での作業性や品質の向上に繋がり、 主食のコメが盛り上がれば、社会が良くなると確信している。 この小滝集落というのが、 苗場山麓ジオパークという地質の保全地域且つ教材として...

Read More…

 

京都東山から流れる川

京都の銀閣寺付近にある哲学の道というところに 2つの川が交差する個所がある。 唐突だけれども、 この個所に行ってみることにする。 該当の個所についた。 白いガードレールで囲まれているところが北の比叡山方向から流れている白川で、 右側から左側に流れるのが白川疎水路(琵琶湖疏水)という人工の川となっている。 琵琶湖疏水 - Wikipedia 上の写真で右端のところに行ってみると 白川疎水路が白いガードレールで区切られた白川の下を通り、 ...

Read More…

 

比叡山の山頂付近にあった大きな岩

比叡山山頂から大文字山を見る 前回の話は、 京都の東側にある比叡山と大文字山は風化しやすい花崗岩の個所が削られ、 風化しにくいホルンフェルスの個所が残ったためにできた山 という話題の元、 どちらの山も近所なので、 比叡山の山頂に行ってみた。 今回の記事の最初の写真は 比叡山の山頂にある展望台から見た景色になる。 hr 比叡山の山頂にはガーデンミュージアム比叡という庭園があり、 庭園ということで大きな岩もところどころ配置されている。 その配置されている岩とい...

Read More…

 

比叡山山頂から大文字山を見る

先日のブラタモリの内容が京都の東山だった。 NHKドキュメンタリー - ブラタモリ「#102 京都・東山」 この放送中に京都市内の東側にある大文字山や比叡山の成り立ちの説明があり、 まさに京都のランドマーク、比叡山と大文字山。なぜこの2つの山が目立って美しいのでしょうか。実はおよそ9000万年前、この地にマグマが上昇。両側の地質はマグマの高熱により硬いホルンフェルスに。マグマ自体は冷えて固まり花崗岩に。 #ブラタモリ #実況ツイートhttps://t.co/vAStfHelly...

Read More…

 

太古の植物たちのもつ熱量

石炭と 石炭の燃えかすを見る機会があった。 石炭は燃える石として扱われる生物由来の鉱物だけれども、 上質な炭であるわけだから燃えかすは残る。 石炭の所々に白い模様があるので、 このあたりのものがアッシュ(灰分)なのだろう。 灰分ということで、 この残ったカスは植物の体内にあったミネラル(金属)が大半ということになるはず。 I-W系列と各微量要素 さて、 石炭と燃えかすを見たせっかくの機会なので、 石炭について触れてみることにしよう。 とはいって...

Read More…

 

京都府の石、桜石

昨年、大阪市立自然史博物館で鉱物展が開催されていたので行った時のこと、 各都道府県の石という展示があった。 菱苦土石と呼ばれる鉱物 京都府の石を見てみると亀岡の桜石というものだった。 日本地質学会 - 県の石リスト(確定版) この桜石を見た後、亀岡のどこだろう?と早速調べてみて、 良く行く場所の近くの寺であることがわかった。 近くというのはなかなか訪れないもので、 先日、ふと件の場所に行ってみたくなって行ってきた。 何故行きたくなったか?というのは後ほど ...

Read More…

 

蛇紋岩とニッケル

最近、再び蛇紋岩の話題が挙がる。 (玄武洞ミュージアムで撮影) 蛇紋岩で出来た山が近くにある田んぼ 蛇紋岩があるところといえば超苦鉄質岩に区分され、 読んで字のごとく苦土(マグネシウム)と鉄を多く含んでいる。 蛇紋岩地植物群 葉緑素の合成で苦土と同じぐらい大事なものは? 苦土と鉄を多く含んでいるということは、 栽培で大事な要素をふんだんに含んでいるのでとても良いじゃないか! ということになるけれども、 土壌の専門家は蛇紋岩の地質を良くは思わないらしい。 ...

Read More…

 

リグニン合成と関与する多くの金属たち

最近、植物にとっての病気とは何なのだろう?と 微生物や酵素の事が記載されているものを再び読むようになった。 そのキッカケとなったのが、下記の記事であるわけで、 I-W系列と各微量要素 生物の誕生は地球にある物質を元であるならば、 生物の基盤は石(鉱物)である。 生物が獲得した便利な機能も当然鉱物由来であって、 病原菌(感染して発病の要因となる菌)の攻撃も鉱物由来であって、 感染された生物の防御も鉱物由来である。 植物の細胞壁には病原菌が体内に侵入してきた際に菌の...

Read More…

 

崩れてもなお硬い小石たち

開聞岳から降ってきた恵みまでの記事で 九州南部にある開聞岳の麓に近づけば近づく程、 畑の土壌には小石が増えていく という内容を記載した。 開聞岳周辺の土質は未熟黒ボク土という分類になっている。 小石が多くて、トラクタの刃がすぐに消耗してしまうので、栽培は非常に厄介らしい。 それを踏まえた上で今回の話に入る。 開聞岳周辺の土壌の小石は開聞岳の火砕物であると判断しても良いはずで、 開聞岳自体がおそらく安山岩質であるはずだから、 火砕物も安山岩質であると見て良いはず。 ...

Read More…

 

開聞岳から降ってきた恵み

開聞岳付近の未熟黒ボク土で開聞岳付近の畑の土を見た。 見ての通り、小石が非常に多い土質となっていて、 分類的には未熟黒ボク土という括りになっている。 山に近ければ近いほど小石の量が多くなるので、 これはおそらく火山の噴火の際に大きめの火砕物程近くに落ちたという解釈で良いだろう。 火山砕屑物 - Wikipedia これらの話を踏まえ、 一番知りたいことと言えば、開聞岳の火山の粘性だろう。 玄武岩を磨くと中は黒でした というわけで調べてみた。 /**...

Read More…

 

開聞岳付近の未熟黒ボク土

鹿児島県の南にある開聞岳付近の畑に訪れる機会があった。 開聞岳付近の土壌は石がゴロゴロしてトラクタで耕すと、すぐに摩耗するという。 土を見てみると、 確かに小石が非常に多い土だった。 いつもの通り、土質と地質を確認してみると、 日本土壌インベントリー 日本土壌インベントリー 訪れた地域は未熟黒ボクか未熟土とどちらも未熟という文字が目立つ。 地質を見てみると、 20万分の1日本シームレス地質図 噴火の際に堆積したもので形成され...

Read More…

 

日本三景松島

日本三景の一つである宮城県の松島に行った。 日本三景 - Wikipedia 上の写真ではわかりにくいけれども、 松島は小島がたくさんある。 地図で見ると、 典型的なリアス式海岸の地形となっている。 リアス式海岸というのは、ここにもともと深い谷があったのだろうか? 深い谷が沈降して谷に海水が入り込み入江が形成される。 海水の作用によって元々山であった箇所が侵食され小島へと変化する。 リアス式海岸 - Wikipedia 独特な地形に訪れたら、 とりあ...

Read More…

 

南あわじの白っぽい粘土質の水田

淡路島のアイ・エス・フーズさん主催の勉強会に呼ばれ肥料の話をしましたで兵庫県の淡路島の南側に位置する南あわじ市に訪れた。 せっかくの機会なので、土の写真を撮影して、土質図、地質図と照らし合わせてみる。 この写真はどちらかというと粘土時の箇所。 粒子が細かくて白い。 撮影した箇所の土質を確認すると、 日本土壌インベントリー 典型漂白化低地水田土、もしくは中粒質普通低地水田土あたりの低地水田土という名前が表示された。 低地水田土を確認してみると、 ...

Read More…

 

有馬温泉名物の炭酸せんべい

元祖 三津森本舗 有馬温泉のお土産として炭酸せんべいというものがある。 この炭酸せんべいは小麦粉、砂糖、でんぷん、食塩、重曹などに、温泉の炭酸泉水を加えて型を用いて焼き上げたもの。 炭酸せんべい - Wikipedia 温泉の炭酸泉水というのは、 有馬温泉街で最も標高の高い位置にある冷泉の泉源で、 温泉街では銀泉と呼ばれる無色透明な冷泉となる。 無色透明ということは金泉特有の茶色い色が少ないということで、 茶色の要素である酸化鉄が少ないことになる。...

Read More…

 

化石海水型の温泉

前回の従来の温泉の理論では説明できなかった有馬温泉で 温泉の成り立ちについてざっくりとまとめた上で、 有馬温泉の成り立ちが長い間謎であったことがわかった。 それを踏まえた上で今回の話を始めるとして、 有馬温泉街の案内センターに立ち寄った時のこと 建物内に有馬温泉の科学的なことが紹介されていた。 そこに記載されていた内容は温泉と地球科学 ナカニシヤ出版の最終章の有馬温泉の抜粋であった。 有馬温泉は非火山性温泉の化石海水型という分類に当てはまる。 化石海水型というのは、 ...

Read More…

 

従来の温泉の理論では説明できなかった有馬温泉

有馬温泉の湯には何が溶けているか?の続きを書く前に 何故温泉の事を知りたいか?という事を改めて書いておきたい。 温泉に入浴する前に成分が記載された表を見る機会が多い。 その表には様々なイオンの量と説明が記載されている。 説明に記載されている各種イオンは、 あるものは植物にとって有益で、 あるものは植物にとって有害であって、 温泉が自噴している場合、 泉源の川下にある土地で生育している植物に何らかの影響を与える。 つまるところ、 20万分の1日本シームレ...

Read More…

 

有馬温泉の湯には何が溶けているか?

前回の有馬温泉に行ってきたでは、有馬温泉に行ってきた報告は書いたけど、 有馬温泉で実際に見たものは用水路の水と赤い土のみだった。 というわけで、 今回は有馬温泉街で見たことの詳細を紹介する。 実際に物質の分析をしたわけではないので、 ブラタモリの有馬の回を参考に物事を当てていく。 NHKドキュメンタリー - ブラタモリ「#97 有馬温泉」 はじめに冒頭の写真にある天神泉源の左端にあるバルブを注目してみると、 バルブに白い結晶が付着している。 これは有馬温...

Read More…

 

有馬温泉に行ってきた

先日、兵庫県神戸市にある有馬温泉に行ってきた。 有馬温泉といえば、関西屈指の温泉街である。 何故行ってきたか?といえば、 先日、NHKのブラタモリで有馬温泉特集があったから という理由もあるのだけれども、 NHKドキュメンタリー - ブラタモリ「#97 有馬温泉」 これはあくまでキッカケで、 話は昨年の中央構造線まで遡る。 大鹿村の中央構造線安康露頭 中央構造線の有名な露頭がある大鹿村には鹿塩温泉というところがある。 鹿塩温泉 - Wikipe...

Read More…

 

黒ボク土の活性アルミナ対策としてのリン酸施肥

南九州の黒ボク土 アロフェン質黒ボク土の地域関連の方から下記のような連絡があった。 黒ボク土にはリン酸を入れて、活性アルミナとリン酸を全て結合しなければダメだ。 だから、施肥には必ずリン酸をたくさん入れなさいと専門家に指導された。 まずは用語の整理で アロフェン質黒ボク土は火山灰由来の火山ガラスのアロフェンが主体となって、 長い年月をかけて腐植と結合して黒くなった土を指す。 アロフェンは非常に高い保肥力を持ち、 アロフェン主体の土質はふかふかして排水性と保水性も高いと...

Read More…