カテゴリー : 地形・地質/page-1

電子書籍の販売をはじめました
ブログ内検索
 

花崗岩が崩れ土になっていく

棚倉構造線の棚倉西断層 棚倉の西断層より西側に山本公園というところがあり、 この公園には川があって、 川の横にはキャンプ場がある。 この川に訪れた時、 崖の一部が崩れ、崖付近には近寄れなくなっていた。 この崖の個所の地質を先に調べておくと、 20万分の1日本シームレス地質図 崖崩れが発生していた個所(ピンの右側)は花崗岩質の深成岩となっている。 五代松鍾乳洞横にあったスカルン鉱床 崖崩れ個所には近寄れないが、 ...

Read More…

 

浅川町付近にある温泉

美味しいコメを求めて福島県の浅川町へと小松寅吉の飛び狛犬様と福貴作石の記事で福島県石川郡にある浅川町を訪れた。 美味しい米が収穫できる個所もありつつ、 ツアーを組まれる程の魅力のある狛犬様がいるわけだけれども、 浅川町付近には何らかの品評会で優秀な成績を収めた温泉がある。 帰宅後、浅川町付近にある温泉で色々と調べてみて、 特に目を引いたものをピックアップしてみると… とその前に 浅川町の位置を再度確認してみると、 20万分の1日本シームレス地質図 先日紹...

Read More…

 

小松寅吉の飛び狛犬様と福貴作石

美味しいコメを求めて福島県の浅川町へ 先日美味しい米を求めて、福島県にある浅川町というところを訪れた。 この浅川町というのが福島県の白河市に隣接したところに位置している。 この白河一帯で興味深い文化遺産?があり、 その手のマニアにとっては一日あっても足りない地域であるらしい。 というわけで、 文化遺産を案内していただいた。 記憶が正しければ、訪れたのが 神宮寺の横にある鹿島神社というところで、 鳥居をくぐり、階段を登った先に ...

Read More…

 

美味しいコメを求めて福島県の浅川町へ

棚倉東断層の強アルカリ温泉 前回までの棚倉構造線の断層の話で福島県に訪れたわけだけれども、 棚倉西断層と東断層を見ることが福島を訪れた主の目的ではなく、 棚倉から北に10km程離れた浅川町というところに行くことが主の目的だった。 話の発端は、知人の出身である浅川町で局所的ではあるが、 非常に美味しいコメが収穫できる地域があるという話題が挙がった。 昨年出会った小滝のコメのことを伝えた後、 浅川町のコメが美味しいところの地質を確認してみたら、 興味深い地形に...

Read More…

 

棚倉東断層の強アルカリ温泉

前回の記事で棚倉構造線に訪れた内容を記載した。 棚倉構造線の棚倉西断層 棚倉構造線には棚倉西断層と東断層があり、 20万分の1日本シームレス地質図 日本の長い断層が並行に並んでいる。 北方の棚倉町からこの地域に入り、 南に向かって移動していたわけだけれども、 諸事情により矢祭というちょうど真ん中あたりで西断層から更に西に向かうためにこの地域から抜けた。 ここからは事前に読んでいた本の内容になるけれども、 商品詳細 - 3D地形図で歩く日本の活断層...

Read More…

 

棚倉構造線の棚倉西断層

福島県の棚倉町に行った。 仕事で福島県のある地域に行く機会があり、 仕事終わりに棚倉へ行けるように調節していただき、 念願の棚倉町へ行けた。 棚倉町公式ホームページ なぜ念願の棚倉町かというと、 棚倉と聞いてピンとくる人もいるかもしれない。 そう! ※図:商品詳細 - 3D地形図で歩く日本の活断層 - 創元社 37ページより引用 ナウマン氏が発見したフォッサマグナで 今のところフォッサマグナの東の境界だと考えられているのが 棚倉構造線というわけで、 ...

Read More…

 

川が教えてくれること

近所の川に行ったら、 白い綺麗な石が落ちていた。 この石に特徴的な黒い斑晶(はんしょう)が少量あるので、 これはおそらく深成岩の花崗岩だと判断して良いだろう。 岩石が教えてくれる この場所は 20万分の1日本シームレス地質図 この川の場所がちょうど花崗岩のところを位置し、 川の東側は山である。 比叡山山頂から大文字山を見る 今回の白い石は山からの落石かな? やはり川というものは周囲の環境を教えてくれるのだろうなと。 関連...

Read More…

 

苗場山麓植物民俗事典

昨年の初秋頃、栽培の師のことを記載した記事をきっかけとして、 長野県栄村小滝集落に行く機会がありました。 そこで出会ったものは 台風でも倒伏しないイネ 台風でも倒伏しにくく、 食味スコアが抜群に高い高品質なコメでした。 この地域のコメのことをより深く知ることができれば、 他地域での作業性や品質の向上に繋がり、 主食のコメが盛り上がれば、社会が良くなると確信している。 この小滝集落というのが、 苗場山麓ジオパークという地質の保全地域且つ教材として...

Read More…

 

京都東山から流れる川

京都の銀閣寺付近にある哲学の道というところに 2つの川が交差する個所がある。 唐突だけれども、 この個所に行ってみることにする。 該当の個所についた。 白いガードレールで囲まれているところが北の比叡山方向から流れている白川で、 右側から左側に流れるのが白川疎水路(琵琶湖疏水)という人工の川となっている。 琵琶湖疏水 - Wikipedia 上の写真で右端のところに行ってみると 白川疎水路が白いガードレールで区切られた白川の下を通り、 ...

Read More…

 

比叡山の山頂付近にあった大きな岩

比叡山山頂から大文字山を見る 前回の話は、 京都の東側にある比叡山と大文字山は風化しやすい花崗岩の個所が削られ、 風化しにくいホルンフェルスの個所が残ったためにできた山 という話題の元、 どちらの山も近所なので、 比叡山の山頂に行ってみた。 今回の記事の最初の写真は 比叡山の山頂にある展望台から見た景色になる。 hr 比叡山の山頂にはガーデンミュージアム比叡という庭園があり、 庭園ということで大きな岩もところどころ配置されている。 その配置されている岩とい...

Read More…

 

比叡山山頂から大文字山を見る

先日のブラタモリの内容が京都の東山だった。 NHKドキュメンタリー - ブラタモリ「#102 京都・東山」 この放送中に京都市内の東側にある大文字山や比叡山の成り立ちの説明があり、 まさに京都のランドマーク、比叡山と大文字山。なぜこの2つの山が目立って美しいのでしょうか。実はおよそ9000万年前、この地にマグマが上昇。両側の地質はマグマの高熱により硬いホルンフェルスに。マグマ自体は冷えて固まり花崗岩に。 #ブラタモリ #実況ツイートhttps://t.co/vAStfHelly...

Read More…

 

太古の植物たちのもつ熱量

石炭と 石炭の燃えかすを見る機会があった。 石炭は燃える石として扱われる生物由来の鉱物だけれども、 上質な炭であるわけだから燃えかすは残る。 石炭の所々に白い模様があるので、 このあたりのものがアッシュ(灰分)なのだろう。 灰分ということで、 この残ったカスは植物の体内にあったミネラル(金属)が大半ということになるはず。 I-W系列と各微量要素 さて、 石炭と燃えかすを見たせっかくの機会なので、 石炭について触れてみることにしよう。 とはいって...

Read More…

 

京都府の石、桜石

昨年、大阪市立自然史博物館で鉱物展が開催されていたので行った時のこと、 各都道府県の石という展示があった。 菱苦土石と呼ばれる鉱物 京都府の石を見てみると亀岡の桜石というものだった。 日本地質学会 - 県の石リスト(確定版) この桜石を見た後、亀岡のどこだろう?と早速調べてみて、 良く行く場所の近くの寺であることがわかった。 近くというのはなかなか訪れないもので、 先日、ふと件の場所に行ってみたくなって行ってきた。 何故行きたくなったか?というのは後ほど ...

Read More…

 

蛇紋岩とニッケル

最近、再び蛇紋岩の話題が挙がる。 (玄武洞ミュージアムで撮影) 蛇紋岩で出来た山が近くにある田んぼ 蛇紋岩があるところといえば超苦鉄質岩に区分され、 読んで字のごとく苦土(マグネシウム)と鉄を多く含んでいる。 蛇紋岩地植物群 葉緑素の合成で苦土と同じぐらい大事なものは? 苦土と鉄を多く含んでいるということは、 栽培で大事な要素をふんだんに含んでいるのでとても良いじゃないか! ということになるけれども、 土壌の専門家は蛇紋岩の地質を良くは思わないらしい。 ...

Read More…

 

リグニン合成と関与する多くの金属たち

最近、植物にとっての病気とは何なのだろう?と 微生物や酵素の事が記載されているものを再び読むようになった。 そのキッカケとなったのが、下記の記事であるわけで、 I-W系列と各微量要素 生物の誕生は地球にある物質を元であるならば、 生物の基盤は石(鉱物)である。 生物が獲得した便利な機能も当然鉱物由来であって、 病原菌(感染して発病の要因となる菌)の攻撃も鉱物由来であって、 感染された生物の防御も鉱物由来である。 植物の細胞壁には病原菌が体内に侵入してきた際に菌の...

Read More…

 

崩れてもなお硬い小石たち

開聞岳から降ってきた恵みまでの記事で 九州南部にある開聞岳の麓に近づけば近づく程、 畑の土壌には小石が増えていく という内容を記載した。 開聞岳周辺の土質は未熟黒ボク土という分類になっている。 小石が多くて、トラクタの刃がすぐに消耗してしまうので、栽培は非常に厄介らしい。 それを踏まえた上で今回の話に入る。 開聞岳周辺の土壌の小石は開聞岳の火砕物であると判断しても良いはずで、 開聞岳自体がおそらく安山岩質であるはずだから、 火砕物も安山岩質であると見て良いはず。 ...

Read More…

 

開聞岳から降ってきた恵み

開聞岳付近の未熟黒ボク土で開聞岳付近の畑の土を見た。 見ての通り、小石が非常に多い土質となっていて、 分類的には未熟黒ボク土という括りになっている。 山に近ければ近いほど小石の量が多くなるので、 これはおそらく火山の噴火の際に大きめの火砕物程近くに落ちたという解釈で良いだろう。 火山砕屑物 - Wikipedia これらの話を踏まえ、 一番知りたいことと言えば、開聞岳の火山の粘性だろう。 玄武岩を磨くと中は黒でした というわけで調べてみた。 /**...

Read More…

 

開聞岳付近の未熟黒ボク土

鹿児島県の南にある開聞岳付近の畑に訪れる機会があった。 開聞岳付近の土壌は石がゴロゴロしてトラクタで耕すと、すぐに摩耗するという。 土を見てみると、 確かに小石が非常に多い土だった。 いつもの通り、土質と地質を確認してみると、 日本土壌インベントリー 日本土壌インベントリー 訪れた地域は未熟黒ボクか未熟土とどちらも未熟という文字が目立つ。 地質を見てみると、 20万分の1日本シームレス地質図 噴火の際に堆積したもので形成され...

Read More…

 

日本三景松島

日本三景の一つである宮城県の松島に行った。 日本三景 - Wikipedia 上の写真ではわかりにくいけれども、 松島は小島がたくさんある。 地図で見ると、 典型的なリアス式海岸の地形となっている。 リアス式海岸というのは、ここにもともと深い谷があったのだろうか? 深い谷が沈降して谷に海水が入り込み入江が形成される。 海水の作用によって元々山であった箇所が侵食され小島へと変化する。 リアス式海岸 - Wikipedia 独特な地形に訪れたら、 とりあ...

Read More…

 

南あわじの白っぽい粘土質の水田

淡路島のアイ・エス・フーズさん主催の勉強会に呼ばれ肥料の話をしましたで兵庫県の淡路島の南側に位置する南あわじ市に訪れた。 せっかくの機会なので、土の写真を撮影して、土質図、地質図と照らし合わせてみる。 この写真はどちらかというと粘土時の箇所。 粒子が細かくて白い。 撮影した箇所の土質を確認すると、 日本土壌インベントリー 典型漂白化低地水田土、もしくは中粒質普通低地水田土あたりの低地水田土という名前が表示された。 低地水田土を確認してみると、 ...

Read More…

 

有馬温泉名物の炭酸せんべい

元祖 三津森本舗 有馬温泉のお土産として炭酸せんべいというものがある。 この炭酸せんべいは小麦粉、砂糖、でんぷん、食塩、重曹などに、温泉の炭酸泉水を加えて型を用いて焼き上げたもの。 炭酸せんべい - Wikipedia 温泉の炭酸泉水というのは、 有馬温泉街で最も標高の高い位置にある冷泉の泉源で、 温泉街では銀泉と呼ばれる無色透明な冷泉となる。 無色透明ということは金泉特有の茶色い色が少ないということで、 茶色の要素である酸化鉄が少ないことになる。...

Read More…

 

化石海水型の温泉

前回の従来の温泉の理論では説明できなかった有馬温泉で 温泉の成り立ちについてざっくりとまとめた上で、 有馬温泉の成り立ちが長い間謎であったことがわかった。 それを踏まえた上で今回の話を始めるとして、 有馬温泉街の案内センターに立ち寄った時のこと 建物内に有馬温泉の科学的なことが紹介されていた。 そこに記載されていた内容は温泉と地球科学 ナカニシヤ出版の最終章の有馬温泉の抜粋であった。 有馬温泉は非火山性温泉の化石海水型という分類に当てはまる。 化石海水型というのは、 ...

Read More…

 

従来の温泉の理論では説明できなかった有馬温泉

有馬温泉の湯には何が溶けているか?の続きを書く前に 何故温泉の事を知りたいか?という事を改めて書いておきたい。 温泉に入浴する前に成分が記載された表を見る機会が多い。 その表には様々なイオンの量と説明が記載されている。 説明に記載されている各種イオンは、 あるものは植物にとって有益で、 あるものは植物にとって有害であって、 温泉が自噴している場合、 泉源の川下にある土地で生育している植物に何らかの影響を与える。 つまるところ、 20万分の1日本シームレ...

Read More…

 

有馬温泉の湯には何が溶けているか?

前回の有馬温泉に行ってきたでは、有馬温泉に行ってきた報告は書いたけど、 有馬温泉で実際に見たものは用水路の水と赤い土のみだった。 というわけで、 今回は有馬温泉街で見たことの詳細を紹介する。 実際に物質の分析をしたわけではないので、 ブラタモリの有馬の回を参考に物事を当てていく。 NHKドキュメンタリー - ブラタモリ「#97 有馬温泉」 はじめに冒頭の写真にある天神泉源の左端にあるバルブを注目してみると、 バルブに白い結晶が付着している。 これは有馬温...

Read More…

 

有馬温泉に行ってきた

先日、兵庫県神戸市にある有馬温泉に行ってきた。 有馬温泉といえば、関西屈指の温泉街である。 何故行ってきたか?といえば、 先日、NHKのブラタモリで有馬温泉特集があったから という理由もあるのだけれども、 NHKドキュメンタリー - ブラタモリ「#97 有馬温泉」 これはあくまでキッカケで、 話は昨年の中央構造線まで遡る。 大鹿村の中央構造線安康露頭 中央構造線の有名な露頭がある大鹿村には鹿塩温泉というところがある。 鹿塩温泉 - Wikipe...

Read More…

 

黒ボク土の活性アルミナ対策としてのリン酸施肥

南九州の黒ボク土 アロフェン質黒ボク土の地域関連の方から下記のような連絡があった。 黒ボク土にはリン酸を入れて、活性アルミナとリン酸を全て結合しなければダメだ。 だから、施肥には必ずリン酸をたくさん入れなさいと専門家に指導された。 まずは用語の整理で アロフェン質黒ボク土は火山灰由来の火山ガラスのアロフェンが主体となって、 長い年月をかけて腐植と結合して黒くなった土を指す。 アロフェンは非常に高い保肥力を持ち、 アロフェン主体の土質はふかふかして排水性と保水性も高いと...

Read More…

 

イネがシリカを吸収すると

台風時のイネの倒伏の話題からはじまったシリカの話。 シリカ ≒ 二酸化ケイ素と捉えると、粘性の高いマグマ由来の火成岩を主の地質とする地域でイネの品質が高くなるはずだけど、そうではない。 というわけで、 前回までは植物にとって吸収しやすいシリカとは?という焦点で話を進めてきた。 植物はどのようにしてシリカを吸収するか? 吸収の有無はなんとなく書いてきたけれども、 根本の話でシリカがイネの倒伏防止に有効なのか? という話題には触れていないため、 今回はシリカの効能について...

Read More…

 

植物はどのようにしてシリカを吸収するか?

前回、植物、特にイネが利用できるケイ酸はどこにある?ということで、 一つのヒントになるかもしれない各種ケイ酸塩についてを記載した。 植物が利用できるシリカはどこにある? ここからわかることは、 ケイ酸を含む鉱物といえ、一律して同じようにケイ酸として扱ってはいけない ということで、 とある肥料にケイ酸が入っていると記載されていても、 それが植物のケイ酸吸収の面で期待した通りに働かない可能性があるということだ。 これを見ていくためには、 ケイ酸がどのように吸収されるか?...

Read More…

 

植物が利用できるシリカはどこにある?

前回の台風でも倒伏しないイネで 玄武岩質的な地質の地域での赤色粘土の客土を行っている水田では 台風時の暴風での倒伏がなかったという話を聞いた。 何故、倒伏に耐えられる程の茎の強度を得られたのか? その候補として、豊富なシリカが土壌にあるという話題が挙がっている。 シリカといえば、玄武岩質的な地質ではシリカ濃度は低くなるので、 単純に土壌にシリカが豊富にあるからという話題は通用しないはず。 夜久野高原の宝山の火口付近で赤い土を見た この話題で必要になってくるのが、 土...

Read More…

 

台風でも倒伏しないイネ

長野の栄村小滝集落の米づくり前編で 昨年の夏に長野県と新潟県の県境にある栄村に行った。 この村のとある集落では、 集落で農法が統一されていて、超高品質な米が収穫されている。 先日、小滝で出荷関連の合同会社を経営されている方が京都に来られたので、 私が訪れた後、つまりは大型台風の季節の話を聞いた。 台風と言えば、 台風一過の後のイネの倒伏が深刻な問題となる。 興味深いことに、 小滝集落ではごく一部の畑を除き、 イネが倒伏することがなかったらしい。 倒伏した...

Read More…

 

黒ボク土は栽培しにくい土なのか?再考

昨年、縁あっていくつかの地域に訪れ、 訪れた先で栽培上の悩みを聞く機会が多く、 悩みを解決する直接的な方法は知らないけれども、 地域の特性を調べて及第点にはなるだろう返答をしていた。 半年後に再び状況を確認してみると、 大体の地域で秀品率は少しは上がり、 新たな悩みが発生していた。 新たな悩みは物事が前進した証拠であって、 その悩みは想定の範囲内の変化であった。 これらの話を踏まえた上で、 再び頭に浮かんだのが、 黒ボク土は栽培しにくかった土なのか?前編...

Read More…

 

鉱物の風化と植物の死が石を土へと変える

同型置換で粘土鉱物の持つ保肥力を高める 前回までで、火山由来の岩石で最も多い長石が自然界の諸々の作用によって粘土鉱物になり、 粘土鉱物から更に作用を受け保肥力を増すことを記載した。 土壌のアルミニウムが腐植を守る 以前、土壌中のアルミニウムが腐植を捉えるという事を記載した。 腐植というのは、 成果を求めるためにシンプルに捉えたとすると、 植物の死骸が土壌の微生物によって分解されたもの。 腐植と粘土鉱物が結合することで、 腐植が粘土鉱物が更に変質してしまう...

Read More…

 

同型置換で粘土鉱物の持つ保肥力を高める

粘土鉱物の構造 前回、粘土鉱物はSi四面体とAl八面体が交互に重なって、 粘土鉱物の種類によっては層の間に水が溜まる構造であった。 土壌学の粘土鉱物のトピックで必ず挙がる内容として、 何らかの作用によってCECが高まるタイミングがあり、 それを同型置換と呼ぶ。 この同型置換を見てみよう … とはいっても、 物理は得意ではないので、 栽培で役に立つところまで Si四面体を図で書くと、 真ん中にSi(珪素)が位置し、頂点がO(酸素)で構成さ...

Read More…

 

粘土鉱物の構造

石由来の保肥力までの記事で、粘土鉱物の理解をするために各所をまわったと記載した。 今までさんざん1:1型や2:1型と記載してきたけれども、 そろそろここらへんの話題にも触れていこうかと思う。 施肥診断技術者ハンドブック 2003 JA全農 肥料農薬部 33ページより引用 いつも引用しているハンドブックに粘土鉱物の構造が記載されている。 上の段が1:1型粘土鉱物のカオリナイト等 下の段の左側が2:1型粘土鉱物のモンモリロナイト等 下の段の右には2:1:1型粘土鉱物が記載さ...

Read More…

 

石由来の保肥力

粘土鉱物を理解する旅でも記載したけど、 学部生の頃の土壌学の講義で鉱物が保肥力を持つ仕組みの話題が挙がった。 大きく分けると、 珪素と酸素により形成される立体構造の中心のイオンが入れ替わることで電荷が変わり保肥力となるもの(同型置換)と 石が削れた時に現れる手が堆肥のカルボキシル基のような振る舞いをする(破壊原子価) の二パターンがある。 前者のイオンが入れ替わることで電荷が変わりというのが、 マイナスは何からできてる? 層間水の説明の時によく話題に挙がり、 ...

Read More…

 

粘土鉱物を理解する旅3

粘土鉱物を理解する旅2までで、 栽培で有用なアロフェンと非アロフェンの2:1型等の粘土鉱物はどちらもアルミノ珪酸塩が変質したものであることがわかった。 アルミノ珪酸塩というのは、長石と呼ばれているものだ。 長石というのはざっくりというと、SiO4で形成された隙間に何らかのミネラルが入り、 うちの一部にアルミニウムが入り込んでいるもの。 アルミニウムは今まで結合力が強い故に毒性があるけれども、 結合力の高さを逆手に取ると、土壌中の腐植を蓄えておける仕組みとなることを記載してきた。 ...

Read More…

 

粘土鉱物を理解する旅2

粘土鉱物を理解する旅 前回、 今年は粘土鉱物を理解するために、様々な場所に行ってみた。 という内容を記載した。 まるでRPGゲームの主人公みたいな感覚で、 行く先々(特にジオパーク)で次に行くべき情報(博物館が発行する書籍)が記載されていて、 知識という武器を得ながら次の場所へ向かう という事を繰り返し、 アカデミックで地質学を一切触れてこなかった生物野郎が、 なんとか各地の地質から情報を得られるようになった(はず)。 何故そんなにも粘土鉱物を理解したかったか...

Read More…

 

粘土鉱物を理解する旅

もう今年も一週間ちょっと。 今年一年は、昨年からなんだけど、石を理解するために各地に訪れた一年だった。 石を理解するためには地質を知る必要があり、 地質を理解するためには歴史を知る必要があり、 そんなこんなが重なり合って、結局各地に行ったことになる。 桜島と火山灰 浦富海岸で大きな花崗岩と出会う 飛水峡で日本最古の石が発見された フォッサマグナ 糸魚川-静岡構造線 大鹿村の中央構造線安康露頭 飛騨小坂の巌立峡 とりあえずはジオパークなり、博物館なり、各現象がわかりやすい...

Read More…

 

太古の生物は酸素によって現れた銅を活用した

星屑から生まれた世界 - 株式会社 化学同人 とんでもない良書と出会った。 この手の本が大学院進学前にあれば良かったと本気で思える程の本だ。 著者の知識の幅と潔さには感服する。 何がすごいかといえば、 地球の誕生から、最初の生物はどこで生まれたのだろう? そして生まれた時にどの鉱物から溶け出した成分を利用したのだろう? 溶け出した成分を自然現象を重ね合わせて、アミノ酸 or 核酸は自然に合成される可能性はあるか? そして生物は誕生した。 誕生した生物は最初はどのよう...

Read More…

 

客土で川砂を入れる意義再び

九条ねぎの京都知七さんで社内研修の復習をしましたで新鮮な鉱物という内容があったので、 細かい川砂を調達して畑に入れたら良くなったという話題があった。 正直驚きでした。 話は変わって、高アルカリ性の温泉から土を考えるでとある鉱物が変質して粘土に変わる際、 水素イオンを取り込み周囲のpHを上げながら粘土になるものがあるという内容を記載した。 それを踏まえた上で、客土で川砂を入れる意義について再び触れてみることにする。 水田は川から重要なものを受け取る 川砂客土の...

Read More…

 

高アルカリ性の温泉から土を考える

飛騨小坂の炭酸冷泉の記事中で紹介した温泉の本を読んでいる時、 高アルカリ性温泉水の章の考察で栽培にとって役に立ちそうな興味深い考察があった。 温泉にはpHが低い酸性と、pHが高いアルカリ性のものがあり、 地下水と比較すると地域によってpHは幅広い。 高アルカリ性温泉というpHが10前後の温泉が存在するのだけれども、 そこで気になるのが自然にある何の物質がpHを10まで上げるのだろうか?ということが当然挙がる。 自然でpHを上げる要因といえば、 名称に酸が付いているけれど...

Read More…

 

寒空、川の縁で本葉を出す

1週間半程前に訪れた川へ再び 人はドラマを求めて川に行く 前訪れた時に発芽していた草はどうなっていたか? ということで様子を見に行ってみると、 お! 本葉が展開しはじめているではないか! 寒空の下、おそらく水も冷たいだろうに… これから厳しい冬に差し掛かる中、 どれだけ成長できるか気になっていたりする。 この植物にとってこの環境は快適なのだろうか? それとも劣悪環境なのだろうか?

Read More…

 

飛水峡甌穴群とチャート

飛騨小坂の巌立峡からの帰り道 飛騨小坂の巌立峡 再び、七宗町の飛水峡に立ち寄ることにした。 飛水峡で日本最古の石が発見された 前に訪れた時は時間の都合上で行くことができなくて気になっていた箇所があったことと、 巌立峡から流れている川の川下にあたるということもあって、 また違う見え方をするのではないか?と というわけで、 飛騨小坂から飛騨川に沿って下流に向かってみると、 七宗町に入ったあたりで、 天然記念物 飛水峡甌穴群(ひすいきょうおうけつぐん...

Read More…

 

川の流れを記録する石たち

飛騨小坂の巌立峡からの帰り道 飛騨小坂の巌立峡 道の駅南飛騨小坂はなももに立ち寄った。(翌日の早朝) 小坂町商工会 | 道の駅 南飛騨小坂はなもも トイレに行く途中にガラス張りの壁があって、 そこから川が見えた。 おや? 気になったものが見えたので川に寄ってみた。 山の間を流れている綺麗な川だ。 川下の方向に目を向けてみる。 なんか石が同じ方向を向いている。 もしかしてこれがインブリケーションと呼ばれるものか! インブリ...

Read More…

 

炭酸冷泉で調理した肉まん

料理のサイトを見ると、サイダー水に肉を浸して加熱することで肉を柔らかく仕上げるという技術をよく見かける。 サイダーといえば二酸化炭素の発泡。 加熱すると水から急激に二酸化炭素が出るけど、 そのガスが肉の中に充満して隙間を押し広げるのだろう。 ガスと記述したけれども、 二酸化炭素なので人体にとって無害なガスである。 これを踏まえた上でサイダー水といえば、 飛騨小坂の炭酸冷泉 飛騨小坂の湧水は炭酸冷泉だった。 飲んでみるとシュワシュワと炭酸飲料を飲んでいるような...

Read More…

 

飛騨小坂の炭酸冷泉

20万分の1日本シームレス地質図 先日から連日で投稿している飛騨小坂の溶岩流の先端のところあたりに、 飲用可能な炭酸冷泉が湧いている。 小坂の炭酸泉は炭酸含有量が非常に高いことで有名で、 写真ではわかりにくいけど、 水からは絶えず発泡していて、 飲んでみるとシュワシュワとサイダーを飲んでいるような感覚となる。 味といえば、 なんか血を舐めたような味で、 炭酸の爽快感に血の味となんとも不思議な感覚であった。 血の味というのは、今まで紹介してき...

Read More…

 

飛騨小坂の霊泉覚明水

飛騨小坂の巌立峡の近くに湧水「霊泉覚明水」があった。 湧水を知ることでいずれ何らかの役に立つような気がしているので、 メモも含め記事としてまとめておく。 霊泉とは不思議なはたらきをもつ水。神仏の加護が受けられるという水という意味があり、 周辺に玄武岩質的な火山岩、豊富な水と滝の多さから、 ここから湧いている水に不思議な作用があることは予想できる。 不思議な作用については次回記載する。 飛騨小坂の三ツ滝 /******************************...

Read More…

 

飛騨小坂の三ツ滝

飛騨小坂の巌立峡 川と木々が巌立を削る 巌立峡の巌立と川に沿って、 崖の横に道が整備され、奥へと散策できるようになっている。 ※更に奥に入る場合は事前申請が必要 話は戻って、 地形の保護活動を行っている地域に行った時は、 必ずその地域で発行されている本を購入するようにしている。 巌立峡でも「滝の美学」という冊子が売られていて、 その本を読んでみると、 巌立峡の周辺では、210近くの滝が発見されている と記載されていた。 滝を形成...

Read More…

 

川と木々が巌立を削る

飛騨小坂の巌立峡 再び飛騨小坂の巌立に話題を戻す。 5万年もの間、川は巌立を削り続けた 周辺にあった地図を見ると、巌立を挟むように川が2つある。 その内の一つの川の作用によって巌立は分断された。 今回は手前側にある川を見てみる。 エメラルドグリーンをした澄んだ綺麗な水だった。 周辺にいる方に聞いてみたところ、今の時期(11月)は水が非常に綺麗な時期らしい。 川は常に地形を侵食させながら水を流しているわけで、 この川も巌立を分断していな...

Read More…

 

長雨や台風は大切な資源を削っていく

5万年もの間、川は巌立を削り続けた 先日訪れた巌立峡。 この写真の位置から車で40分山を登ったところに、 巌立峡を形成した御嶽山とその溶岩流跡が一望できる場所があるということで行ってみることにした。 車で走ること20分 突然目の前に通行止の看板が現れた。 そういえば移動中に通行止めの通知の看板がいくつかあったけど、 展望台に到達できる前にまさかの通行止め。 地元の方に聞いてみたところ、 先日の超大型台風の影響によって土砂崩れがあったらしい。 ...

Read More…