カテゴリー : 自然現象

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乳酸菌の培養の知見を堆肥製造の知見に活かせるか?

Arancioさんによる写真ACからの写真 前回、ライ麦パンのパン種であるサワードウについて触れた。 HiCさんによる写真ACからの写真 ※写真はドライイースト サワードウはイースト + 乳酸菌で乳酸菌はライ麦の実に自生している菌を培養するそうだ。 乳酸菌の培養の話題で乳酸菌はちょっと贅沢な細菌らしく、培養には糖類やアミノ酸以外にビタミン等も意識する必要がある。 ふと堆肥として微生物を活用する時、ビタミンを意識するといった話題を見たことがないなと思った。 学生...

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パンから得られる知見を堆肥製造に活かせるか?

パン生地に脱脂粉乳でクラストカラーの改善の記事で はなたれ君さんによる写真ACからの写真 パンのクラストの綺麗な褐色はメイラード反応とキャラメル反応に依るもので、メイラード反応は乳糖や乳タンパクを加えるとメイラード反応の温度帯が低くなるらしいという内容を記載した。 合わせて文中で腐植酸はメイラード反応と紅茶の製造の話題の際に挙がった酵素的褐変に依るものが主らしいと内容も記載した。 酵素的褐変は常温で進行するとして、 紅茶の製造は酵素的褐変を活用する アルミニウ...

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ブルーチーズ用のアオカビの増殖はパンを利用する

ブルーチーズで得られる知見から農薬の使用量削減を探るまでの記事でブルーチーズの製造に栽培の殺虫剤や殺菌剤の削減のヒントが詰まっているかもしれないという内容を記載した。 ブルーチーズは乳酸菌等で乳を発酵した後、アオカビ胞子を添加して熟成させるチーズである。 アオカビ胞子を添加させるということは、事前に何らかの培地、もしくはカビが得意とする環境にチーズを置いて追熟するという過程があるはず。 というわけで世界三大ブルーチーズであるロックフォールの製造について見てみることにする。 /...

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ペニシリウム・ロックフォルティとラウリン酸と菌根菌

APUPUさんによる写真ACからの写真 殺菌剤を使用すると虫による食害被害が増加するの記事でとある植物に対して殺菌剤を使用すると、AM菌に影響を与え、植食性昆虫の被害が増加するという内容を紹介した。 殺菌剤 (農薬その他)の一覧#有機硫黄系 AM菌といえば、椰子の実の脂肪酸と菌根菌の記事で脂肪酸のラウリン酸によって成長が活発になったという研究報告を紹介した。 ラウリン酸は動物、植物ともに普遍的にある脂肪酸らしいけれども、ナタネ油かすに含まれる脂肪酸は何か?の記事で植物の種類や...

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殺菌剤を使用すると虫による食害被害が増加する

前回の氷核活性細菌によって昆虫の耐寒性が減るという記事で、 昆虫が葉を食す際、葉の表面にいる細菌を一緒に摂取すると、体液の凍る温度が上昇して耐寒性が減るという現象があることを記載した。 この内容を見て頭に浮かぶこととして、 作物の栽培において、 APUPUさんによる写真ACからの写真 殺菌剤を使用することで虫による食害が増えることに繋がるのではないかと。 この内容に関して興味深い話があったので紹介する。 西田 貴明 特集2 ミクロな世界からの新展開 アーバスキュ...

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曽爾高原はススキの連作障害に困らなかったのだろうか?

曽爾高原のススキたちが土とは何か?を教えてくれる 曽爾高原のススキを見ていて、 栽培に関与する者であれば不思議に思うことがある。 ススキの需要が減って一時期はスギの山になったことがあるらしいけれども、スギの期間を除いたとしても、古典のレベルの時代からずっとススキを育てていた。 ススキの連作障害問題に困ったことはないのか? ということ 連作障害といえば養分に依るものと特定の病原性微生物が増加するものに依るものがあるけれども、古典の時代からの連作であればどちらの問題も発生して...

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曽爾三山を含む室生火山群の柱状節理

ススキの名所の曽爾高原の記事で、 曽爾高原のススキは毎年の初春に行われる山焼きによって、草原から森になることを阻止して草原の景観を維持していると記載した。 栽培者の間で言われる良い土の表現に森の土というものがあるけれども、 森になれない草原の土とはどのようなものなのか? とその前に、 曽爾高原の地形について見てみることにする。 はじめに知見を辿れる重要な特徴物として 写真の左側にある倶留尊山(くろそやま)がある。 倶留尊山は約1500万...

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落ち葉の下のワラジムシ

東海大学出版 耐性の昆虫学の6章で昆虫ではないが、ワラジムシの冬越しと積雪という話題があった。 ワラジムシというのはダンゴムシをより平べったくした足の多い節足動物だ。 刈草の下に大量のワラジムシたち この本では積雪の多い北海道において、 積雪の下のワラジムシは雪の下であろうとも摂食を続けている可能性があるそうだ。 雪の下は0℃前後の温度であるため、 節足動物であれば活動を止めるような気がする温度帯でも活動を続けている可能性があるというのは驚きだ。 この内容を読んでふ...

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食害虫防除としての草生栽培の可能性を探る

チョウ目昆虫の幼虫の休眠の記事までで昆虫の事を色々と見てきて思ったことがある。 それは前にも触れた草生栽培の食害虫の防除の可能性だ。 草生栽培は課題を明確化するかもしれない 地域のお年寄り達は畑に草を生やしたら虫が多くなるから畑を綺麗にしておけというけれども、 虫に対する防除というのは株を健康に育てた上で抵抗性誘導することだ。 周辺の畑が抵抗性誘導をしていたとしたら、 腕の無い栽培者の畑が集中砲火を食らうわけで技術力がないことが露呈される。 病害虫の予防は御早め...

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チョウ目昆虫の幼虫の休眠

寒い冬がある日本において、休眠によって越冬している昆虫が多いらしい。 休眠している昆虫を無理やり起こしたら、おそらく死に至るだろう。 というわけで休眠について分かっていることを調べてみることにした。 昆虫と休眠で検索してみたところ、 神村 学 チョウ目昆虫の幼虫休眠機構 蚕糸・昆虫バイオテック84(2)、127-133(2015)という特集に行き着いた。 特集に触れる前に事前にホルモンについて復習しておくと、 完全変態のチョウ目の幼虫には幼若ホルモン(JH)と脱皮ホルモン(エ...

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植物エクジソンを求めて

ハイハイさんによる写真ACからの写真 前回の脱皮ホルモン由来の殺虫剤の記事で、 幼虫の成長には幼若ホルモン(JH)と脱皮ホルモン(エグジソン)が関与していて、 これらのホルモンの相対的な濃度によって脱皮をするか蛹になるかが決まるらしい。 この仕組みを上手く活用して異常脱皮を誘導して死に至らしめる殺虫剤がある。 By コンピュータが読み取れる情報は提供されていませんが、Ayacopだと推定されます(著作権の主張に基づく) - コンピュータが読み取れる情報は提供されていませ...

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成虫で休眠する甲虫は土壌で何をしているのか?

昆虫の更なる理解を求め、 東海大学出版から販売されている耐性の昆虫学という本を読んでいる。 この本を読んでいると、昆虫はとても強く、そしてわからないだらけだということを痛感する。 耐性獲得の速さから栽培で殺虫剤を使用するという選択は実はとんでもない負債を背負うのではないか?と思えてくる。 この手の話は後日にしておいて、 コガタルリハムシという甲虫で興味深い話があったので紹介する。 この昆虫は タデ科の草の活躍 タデ科のギシギシ(スイバの仲間)を...

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昆虫の口は複雑だ

河出書房新社から出版された昆虫は最強の生物である 4億年の進化がもたらした驚異の生存戦略 上記の本の文中で印象に残った話がある。 人を含む大半の動物では、食べ物を食べる時、口から入れて上下運動の咀嚼と舌の運動で食べ物を移動することしか出来ない。 それと比較して、 昆虫というのは頭部にある上顎と下顎が種毎に高度に発達していて、蝶や蚊のようにストローで何かを吸ったり、バッタのように牙のような顎で横方向に砕きつつ、縦方向でも咀嚼出来るといった複雑な動きをすることができる。 と...

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年々勢いが増すと予想される台風に対して出来ることはあるか?

何年前だったか、農研機構の研究報告会の案内がきて参加してみた時の事、 米の育種(品種改良)の話題で、温暖化により米の秀品率が落ちると予想される為、高温耐性のイネの品種の開発が急務という報告があった。 この話は高温耐性だけで話が終わらず、台風の被害の軽減の話題にも繋がっていった。 演者は気象学は専門ではないということを添えた上で、 izu3さんによる写真ACからの写真 今後の台風は年々数が減る代わりに一つずつの台風は大型化する為、台風軽減の対策は急務であると報告していた。...

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グリーンタフはどこにある?

シリケイトメルト内の水による反応までの記事でグリーンタフの形成に関連する現象を見てきた。 粘土鉱物の話題になると時々聞かれることとして、 秋田で採掘できる粘土鉱物が土壌改良効果が高いという話題が挙がる。 昨日の記事までを参考にすると、 各地のグリーンタフの肥料としての質を判断できるようになったかもしれない。 現時点での知識で秋田で採掘できる粘土鉱物を判断してみよう。 … とその前に、 そもそも日本列島でグリーンタフ(Green Tuff)が分布しているところはどこ...

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シリケイトメルト内の水による反応

粘土鉱物が出来る場所までの記事で、 流紋岩質の凝灰岩で熱水変質作用によって珪酸塩鉱物が粘土鉱物になるまでを見てきた。 100℃以上の熱水(主に水素イオン)によって変成が進むことがわかった。 もう少し深堀したいと熱水変質作用周辺を調べていたら、 今までのテーマからは離れているけれども、シリケイトメルトという用語とメルト中の水についての論文に行き着いた。 奥村聡 シリケイトメルト中の水の拡散 - 岩石鉱物科学 35, 119-125, 2006 ちなみにメルトというのは溶...

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粘土鉱物が出来る場所

前回の記事では、粘性の高い流紋岩質の岩の中の石英に注目して、 石英に凍結しない水を含んでいる強度の低下に関与している可能性があることが分かった。 土を理解する為に石英を見詰める この現象は石英に限らず、珪酸塩鉱物に言え、 これこそが、ベントナイト資材の白っぽい方に当たるのではないかと。 ちなみに 株式会社誠文堂新光社から出版されている増補版 鉱物・岩石入門の126ページの人間が利用する鉱物の章で、沸石凝灰岩の紹介があり、 流紋岩質の凝灰岩...

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土を理解する為に石英を見詰める

栽培の本によると、 鳥取砂丘で花崗岩質の砂を見た 土壌中の石英の含有量は栽培方法を検討する上で重要な要因となっている。 石英は風化しにくく、保肥力にならなければ、養分の溶脱もない。 下流に向かえば向かうほど土壌中に占める割合が増えてくる。 石英は粘性の高い花崗岩や流紋岩に多く含まれている。 これらの内容を踏まえ、 流紋岩質のグリーンタフが分布している地域で採掘したベントナイトは土壌改良材として果して有効なのだろうか? という疑問が生じてくるが、 ...

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カリバチとミツバチの誕生

前回の人間よ、昆虫から学べの記事で カリバチについて少し触れた。 ハチは色々と生活に関わる重要な昆虫なので、 ハチについて見ていくことにしよう。 ハチと聞いて思いつくのが、ミツバチやスズメバチだろうか。 ミツバチは蜜や花粉を集める昆虫として、 スズメバチは毒針で昆虫等を捕食する肉食昆虫として有名だろう。 栽培に関わっていると上記以外でも様々なハチがいることは分かるはず。 今回はイモムシ等の話になって、見るのが苦手等があるかもしれないので、 文字だけで話を進め...

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人間よ、昆虫から学べ

病気の予防は昆虫を意識し、昆虫から学べ 先日、大阪市立自然史博物館で開催中の特別展昆虫に行ってきた。 昆虫博物館は小学生の頃に父と一緒に行った以来で、今回が20年ぶりくらいだろうか。 博物館や展示会に行く前に、知識の基礎を固めておくと、得られるものが変わるというのは常識のようなものなので、事前に昆虫に関する読み物を読んだ。 石と恐竜から学んだ沢山の知見で触れたけれども、 進化の観点から様々な考察が記載されている書籍から入るとイメージしやすいということを知ったので、 昆虫も...

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アオサのグリーンタイド

石灰を海に投入するという取り組みまでの温暖化に関する記事を踏まえた上で、 kazuunさんによる写真ACからの写真 再び牡蠣の養殖の話題に戻そう。 広島は牡蠣の養殖が盛ん 昔は牡蠣養殖に人糞を使っていた!? | オイスターネットという料理人の方のブログに、噂話の域ではあるがという注釈付きで、戦前の牡蠣の養殖では人糞がまかれていたという内容が記載されている。 牡蠣の養殖で人糞が使われていることが新聞に掲載されたことによって人糞の利用を止めたとありますが、その元ネタの新聞記...

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石灰を海に投入するという取り組み

大気中の二酸化炭素を減らす為の取り組みを調べていたら、 A dash of lime -- a new twist that may cut CO2 levels back to pre-industrial levels というページに辿り着いた。 解釈に誤りがなければだけれども、 炭酸石灰を熱してできた生石灰(CaO)を海水に入れると二酸化炭素を多く吸収するというもので、 CaCO3 → CaO + CO2 CaO + H2O → Ca(OH)2 //海水での反応 Ca(O...

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強力な温室効果ガスの一酸化二窒素

昨年のちょうど今頃、 大気中の温室効果ガスを減らしたいという記事で地球の温暖化により台風の被害は年々増す可能性があるという内容を紹介した。 昨今の地球温暖化は地球の周期で暑くなっているという説もあるけれども、 温室効果ガスの方が騒がれていて、騒がれている内容を解決しつつ物事をシンプルにしながら前進するのが常なので、 温室効果ガスの削減に貢献出来ることはないか?と模索してみる。 温室効果ガスは二酸化炭素や牛のゲップ等で発生するメタンだと言われているが、 今一度温室効果ガスについ...

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海洋酸性化と海の生物たち

前回の海洋では窒素、リン酸や鉄が不足しているらしいという記事では、 牡蠣等の養殖の際の餌となる微細藻類の繁殖において、海洋では窒素、リン酸や鉄が不足しているという内容を記載した。 話は海の二酸化炭素吸収の方に移って、 微細藻類が活発になれば、海面での光合成量が増え、二酸化炭素は糖の材料として固定され、海が吸収する二酸化炭素の量が増すということに繋がり、社会問題である温室効果ガスを減らすことに繋がるかもしれない。 海の二酸化炭素の吸収の話題と一緒によく見かける内容として、海洋酸性化...

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海洋では窒素、リン酸や鉄が不足しているらしい

ガイムさんによる写真ACからの写真 前回の広島は牡蠣の養殖が盛んの話で牡蠣の養殖で餌としてプランクトンの話題があった。 プランクトンといえば微細藻類からはじまる食物連鎖が思い浮かび、 微細藻類の繁殖が重要な要因となるのが想像できる。 牡蠣の養殖は海岸沿いで陸地に近いところで行われているけれども、 一旦視点を海洋の方に目を向けてみる。 海洋の微細藻類に関する書物をいくつも目を通してみると、 必ずといって良い程記載されているのが、 陸地から離れた海洋の藻類は常に窒...

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広島は牡蠣の養殖が盛ん

広島県の倉橋島や能美島の海岸線を走っている時、 能美島の海岸にいる藻類たち acworksさんによる写真ACからの写真 上記のような風景をよく見かけた。 ちなみに海の上に板が並んでいるように見えたのは午前10時頃 所謂潮が満ちている方の状態だ。 時間が経過して潮が引いている状態の時間帯も海岸線を走っていたのだけれども、 その時は、 kazuunさんによる写真ACからの写真 こんな感じだった。 板状に見えたものは全然板ではなかった。 更に道路沿...

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能美島の海岸にいる藻類たち

引き潮時の海岸の生物たちの記事で広島県の能美島の海岸で大型の緑藻と出会った。 引き潮、満潮で紫外線を浴びつつ、気温の変化も激しい環境と海水中の緩やかな環境を交互に晒されており、 この環境を耐えることが出来る藻類こそが緑藻であると実感した。 と思いきや、 少し視点をずらしてみると、 なんか色の濃い大型の藻類もいた。 これは紅藻か?それとも褐藻か? 太陽と海と藻類たち この図の規則に基づくと紅藻や褐藻が引き潮時に大気に晒される個所にいることはあり得...

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引き潮時の海岸の生物たち

広島の倉橋島のトマトのグループの方向けに肥料の話をしましたの後に所用で倉橋島の隣の能美島に向かった。 能美島は広島県江田島市にある島で、 江田島市 - Wikipedia 20万分の1日本シームレス地質図 北西に一部付加体の地質があるが、倉橋島同様全体的に山陽の花崗岩からなる地質となっている。 ※能美島と江田島の区分の明記は割愛する 海岸沿いの道路で車を停車する機会があったので、 海岸に行ってみることにした。 写真に写っている個所は引き潮により海面が低...

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イネから発見されたイソプレノイドのモミラクトン

イネのサクラネチンはいもち病菌に対して抗菌作用を持つ イネのサクラネチンに引き続き、羊土社 基礎から学ぶ植物代謝科学に記載されている経路を眺めていたら、モミラクトンという物質が目についた。 By Charlesy - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link モミラクトンにはAとBがあり、ジテルペノイド(炭素数20に分類されるイソプレノイド)に分類される。 モミラクトンB - Wikipedia テルペン - Wikipedia イソプレノイドにつ...

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風化して崩れた斜面にキノコ

久しぶりに高槻のポンポン山の山頂付近に行った。 山頂の手前にある本山寺の更にちょっと手前に海底火山の痕跡である枕状溶岩がある。 枕状溶岩と出会いに高槻の本山寺へ 今回は栽培に興味がある方にこの枕状溶岩から得られる知見を紹介する為に本山寺に向かったわけだけれども、 途中の露頭というか風化して崩れた個所の一部に目が行った。 地表から1m付近に キノコが生えていた。 この露頭は木の根がしっかりと生えていることも確認出来る個所なわけで、 おそらくこ...

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テロワールとミネラル感

cheetahさんによる写真ACからの写真 ワインの熟成から土の形成を考えるまでの記事でワインの醸造からポリフェノールの化学反応の話題を見てきた。 その時に参考にした本は、 河出書房新社から出版されている新しいワインの科学という本だ。 赤いブドウの色素 この本は大きく分けて3部構成になっていて、 最初の部がワインの原料となるブドウの栽培に関すること 次の部がワインの発酵と熟成 最後の部がワインの健康効果となっている。 このブログでは最初に二部の内容から話...

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ワインの熟成から土の形成を考える

cheetahさんによる写真ACからの写真 ワイン栓のコルクと熟成の記事まででポリフェノールが酸化により重合していくことをみた。 ワインは絶妙な酸素の管理によってポリフェノールを適度な変化に留めるが、 熟成に糸状菌あたりが酸化が進み入り込むとそうはいかないらしい。 ※赤ワインの酸化が進むと褐変するらしい。 これらの反応を見て、 ワインの熟成は土の形成を制限したもののように見えてきた。 アルミニウムの結合力とポリフェノールの吸着性 土の形成を制限したものであるとするなら...

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ワイン栓のコルクと熟成

cheetahさんによる写真ACからの写真 前回までの記事で 酸素はワインの敵と言われるがワインの熟成には若干の酸素を必要とするため、 酸素の管理というのが重要になるという話題を記載しいた。 ワインのポリフェノールに更に迫る ワインと聞いて連想するのが、 acworksさんによる写真ACからの写真 ワインは寝かせることで価値が増すということ。 寝かせて価値が挙がる要因としては、 ミズノハルカさんによる写真ACからの写真 ワインの栓として利用され...

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ワインのポリフェノールに更に迫る

cheetahさんによる写真ACからの写真 ワインのポリフェノールに迫るの続き。 前回はワイン中のポリフェノールの酸化について触れた。 酸化についてもう一つ重要なものが、 エタノールの酸化によって生成されたアセトアルデヒドだろう。 2CH3CH2OH(エタノール) + O2 → 2CH3CHO(アセトアルデヒド) + 2H2O アセトアルデヒド - Wikipedia アセトアルデヒドと聞いてイメージするのが、 悪酔いであったり、発がん性であったりと良い印象はないけれ...

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ワインのポリフェノールに迫る

cheetahさんによる写真ACからの写真 奥が深すぎるワインの熟成に引き続き、ポリフェノールの方の熟成を見ていく。 ワイン関連で出てくるポリフェノールというものが、色素のアントシアニンとタンニンらしい。 丹波の黒大豆の黒い色素の際に触れたポリフェノールを持ち出すと、 By Espresso777 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link プロアントシアニジン - Wikipedia ブドウの果皮にも含まれるプロアントシアニジン...

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奥が深すぎるワインの熟成

赤いブドウの色素の記事の際に、 河出書房新社 新しいワインの科学 ワインの科学の本を読み始めている旨を記載した。 ワインの奥の深さに驚いた。 ブドウの栽培の知見があまりにも先に行き過ぎていて、 他の作物でブドウの栽培を参考にするだけで秀品率が格段に向上するだろうし、 発酵に関する知見も微生物による発酵だけに留まらない点に感動した。 栽培の方は今回は触れず、ワインの熟成の方を見てみると、 まねきねこReggeさんによる写真ACからの写真 品質を決め...

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刈草の下に大量のワラジムシたち

土に穴を掘って、 穴に生ゴミを入れて土を被せ、 その上に刈り草を被せた。 数日後に刈り草の下を見てみると、 ダンゴムシとワラジムシが土を埋め尽くすように大量に増殖していた。 これらの虫はデトリタスなので土に埋めた生ゴミが急速に減っていく。 ラッカセイは何故子葉を低いところで展開するのだろう ※上記の虫が大量にいるところの写真は控えた 前回の土壌中にメラニンを分解する菌は居るのか?までの記事で 気になることといえば、ダンゴムシやワラジムシの殻の色素だろう。 ...

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土壌中にメラニンを分解する菌は居るのか?

キイロイトリさんによる写真ACからの写真 カブトムシの黒色は何の色素?の記事でカブトムシを含む昆虫の黒色はメラニンに因るものだと記載した。 メラニンといえば、美容におけるシミやそばかすの類で増えたら困るというイメージがある。 シミ消しという言葉があるように、 おそらくメラニンを分解するということは盛んに行われているはず。 分解と言えば酵素なので、 酵素系の研究といえば土壌中に微生物からの探索が主なので、 メラニン分解の研究を辿ればメラニンが土壌に還る仕組みのヒントが得ら...

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カブトムシの黒色は何の色素?

息子が通うこども園でカブトムシの蛹を見た。 ちょうど飼育用の容器の移し替えをしているところだった。 カブトムシの蛹の色は白だ。 カブトムシは羽化した直後は外翅の色は白で、 キイロイトリさんによる写真ACからの写真 すぐにみんなが思い浮かべるような黒っぽい色になる。 色と言えば色素という用語が頭に浮かび、 ふと、カブトムシの外骨格の色素ってなんだろうな?と疑問になった。 疑問になったらすぐに検索だ! ということでGoogleさんに聞いてみたら、 朝野 維起 ...

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緑藻が覆った水田の数日後

春の入水後に緑藻が繁茂した 前回の話で毎日通っている道沿いにある水田で入水後にしばらく静置していたら表面を緑藻が覆った。 緑藻に覆われたところを数日後に再び見てみたら茶色っぽくなっていった。 という内容を記載した。 そこから更に数日後に再び水田を見てみたら、 底が見えるぐらい水田表面は澄んでいた。 水田表面を覆った茶色い層はおそらく動物プランクトンだったと予想しているのだけれども、 彼らはどこに行ってしまったのだろうか? 既に生を全うしていて、水田の底に沈...

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ナスの施設栽培に迫りくる脅威

前回のホウレンソウとダニの話に引き続き、 今回もダニ関連で把握しておきたい内容のメモのようなもの 今回の話に入る前に復習で触れておきたいこととして、 ダニの大半は人の社会に危害を加えない。 もしかすると有益なダニが沢山いるかもしれない ということを忘れてはならない。 食品残渣系の堆肥にダニが湧いた カブリダニという生物農薬があって、 カブリダニに様々な害虫等を捕食させて、化学的な農薬の使用量を下げつつ、秀品率を向上させる。 生物農薬 - Wikipedia これら...

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木の根の下の土は自然に去っていった

近所の山を登ると、 木の根が露出している箇所がある。 この山に限らず、 上の写真のような木の根が露出している箇所は良く見かける。 いくつかの木の根の下の土はボロボロと崩れ落ち、 木の根は木化して注に浮いている。 おそらくこの場所の数十年前は、 これらの根は露出せず土に埋まっていたのだろうな。 山は時間が経つと低く平らの形状に近づくというけれども、 木の根が土を風化しつつ養分を取ることで山の形状を変えるのだろうな。 おそらく数...

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イネ科緑肥の再考のアレロパシー編

エンバクのアレロパシー 前回、イネ科の緑肥のエンバクのアレロパシーを見た。 緑肥という言葉で連想するのが、 マルチムギが劣化土壌に果敢に挑む 昨年、素晴らしい成果を挙げたネギの間にマルチムギの混作だろう。 スギナが繁茂するような土壌を改善しつつ、 アザミウマの防除とネギの生育が同時に良くなった という結果があった。 イネ科緑肥の効果、再考の再考 この時はコムギにある活性アルミナ耐性を挙げて話を進めたけれども、 もしかしたらアレロパシー物質の方を見ても面...

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エンバクのアレロパシー

サクラのアレロパシーで葉の香り且つアレロケミカルの物質であるクマリンについてを見た。 クマリンは芳香族アミノ酸であるフェニルアラニンからケイヒ酸を経て合成される物質で、 おそらくだけれども、 腐植酸の主の材料の一つであるかもしれない物質である。 ニセアカシアのアレロパシー となると、 知りたくなってくるのは緑肥で根からクマリン等のフェニルプロパノイドが分泌されている種はないだろうか? ということだろう。 というわけで早速検索してみると、 農林水産省のサイトにあった緑...

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サクラのアレロパシー

前回のニセアカシアのアレロパシーに引き続き、 化学同人から出版されている植物たちの静かな戦い 化学物質があやつる生存競争の他のアレロケミカルの話題を挙げてみる。 アレロケミカルの一つとしてクマリンという物質の話題があった。 By Calvero. - Selfmade with ChemDraw., パブリック・ドメイン, Link クマリンは天然の香り成分として、 サクラの葉に存在し、 桜餅の香り付けで活用されているらしい。 クマリン - ...

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ニセアカシアのアレロパシー

先日、腐植について調べていたら、 下記の研究報告を見かけた。 KAKEN — 研究課題をさがす | 土壌腐植の恒常性を支える微生物の代謝と生態 (KAKENHI-PROJECT-26310303) 報告を読むと、 土壌中にいるコウジカビ(アスペルギルス属)の仲間が小さなフミン酸を吸着・代謝して大きなベンゼンを含むより大きな有機化合物へと変えていくという内容であった。 この糸状菌はフェニルプロパノイドによる抗酸化作用で活性化して増殖が増したらしい。 フェニルプロパノイド類が血糖値の...

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栽培と枯草菌

前回までの記事でクオラムセンシングやバイオフィルムを見てきて、 これらの知見が栽培で応用出来ないかと色々と検討してきた。 植物の根と枯草菌のバイオフィルム 最後に昔から言われてきた根圏の微生物との共生で みすず書房のこれからの微生物学 マイクロバイオータからCRISPERへに記載されている内容の紹介で締めることにしよう。 上記の本の98ページの細菌と植物の成長の話題に下記の記載がある。 /**********************************...

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植物の根と枯草菌のバイオフィルム

クオラムクエンチングで軟腐病や青枯病の被害を減らせるか? 前回まで細菌の増殖関連でクオラムセンシングというものを見てきて、 クオラムセンシングを制御できるようであれば作物で細菌由来の厄介な病気の発生を抑えることが出来るといううことを見た。 再び、 みすず書房のこれからの微生物学 マイクロバイオータからCRISPERへに戻って、 植物とバイオフィルムで根から発症する病気を抑制する話題に触れてみることにする。 詳細に触れる前に、 バイオフィルムについて触れておく...

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クオラムセンシング

みすず書房からこれからの微生物学 マイクロバイオータからCRISPERへという本が出版されていたので読んでみた。 ちょっと前まで権利の問題で世間を騒がせていたCRISPER-Cas9を微生物学的な視点から応用までを丁寧に説明していたり、 CRISPER - Wikipedia バイオフィルムやクオラムセンシングといった私が学生の頃に教科書に載らなかったような内容がまとまっていたのが良かった。 バイオフィルム - Wikipedia クオラムセンシング - Wikipedia ...

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もう春ですね。落ち葉の間からヨモギ

久しぶりの晴れの日、 落ち葉が敷き詰められた林床で、 おそらくヨモギらしき葉が落ち葉の間から出てきていた。 最近栄養に興味がある我が家で、 ヨモギは体に良いと良く聞くけれども、あの苦味が体に良いのかな? という話題が挙がった。 自分の今までの経験からの引き出しから、 苦味があって健康に良いという栄養は何だろう?と考えてみたところ、 そういえば、 マグネシウムが舐めてみると苦いから苦土(くど)と呼ばれていることを思い出した。 苦土と書いてクド。マグネシウ...

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