ブログ内検索

micro:bitページ
とにかく速いブログサイトを目指す

カテゴリー : 自然現象/page-1

 

林縁にてアベマキらしき幼木たちを見かけた

時々人の手が加わっている林縁の日がよく当たるところにて、赤丸で囲った箇所にブナ科のアベマキだと思われる幼木がたくさん自生していた。ここは時々草刈りしている人を見かけるけれども、人為的に木を植える場所ではないので、ここで発芽した木になるだろう。このままこの木を刈り倒さなければ、林縁にアベマキの群生が形成されるだろう。こうやって森林ができていくのかと森林の始まりを感じた。森林の縁から木々の棲み分けを学ぶ林縁の外側の更に外側の更に先へ

 

幹に絡まった植物の葉が紅い

林縁の落葉樹に目が行った。幹に絡むツタらしき植物の葉が紅色で目立っている。紅葉といえば、光合成が活発なのだけれども光合成を抑えたい時に葉のアントシアニンの量を増やすことに因るとなっている。葉でアントシアニンを蓄積させる意味ツタがこんなにも紅色なのは、本来のツタの生息地はもっと日差しが弱いところだけれども、たまたま林縁で光量が多い場所にいてしまったので、アントシアニンを溜め込んで光合成を抑えるということなのだろうか?

 

アラカシのドングリを見て、冬の訪れがもうすぐであることを感じる

アラカシのドングリがやっと熟した。アラカシのドングリは寒くなるまで静かに熟す近辺に数種のドングリが実るブナ科の木があるけれども、アラカシのドングリが一番遅く熟す。アラカシのドングリが熟したのを見て、もうすぐ冬が到来するという気持ちが芽生えるようになった。なんて思ったのと同時に、アカガシ、ツクバネガシやイチイガシのドングリが頭に浮かんだけれども、これらのドングリはいつ熟すのだろうか?アカガシやツクバネガシは定期的に訪れるのが難しい環境に自生しているので、熟す時期を把...

 

河川敷の草たちが層状に群生を形成している

とある河川敷を俯瞰してみて、上から順にクズの傾斜、イネ科のオギっぽい群生、クズとセイタカアワダチソウが競い合っている帯、オギっぽい群生が綺麗な層状になっていた。グリーンモンスターと呼ばれるクズは無双状態で繁茂すると思っていたけれども、層状になっていることから、ここにはクズの弱点というものがあるのかもしれない。グリーンモンスターちなみに一番手前のオギっぽい箇所は川の手前なので、川の堆積地の草々の記事で記載した通りで、クズには苦手な環境であるらしい。クズとセイタカアワダチソウ...

 

アラカシのドングリは寒くなるまで静かに熟す

シラカシの未熟ドングリが割れていたの記事で見たシラカシの木だけれども、昨日訪れたら、もうすぐ落下するであろう状態まで色付いていた。シラカシは受粉してからその年のうちに熟して落下するので、他ドングリと比較するとドングリの形成が早いなと。この木の数m先にアラカシの木があるのだけれども、昨日の時点でまだ色付き始めていなかった。アラカシも受粉した年に熟して落下するタイプのドングリなのだけれども、シラカシのドングリよりは熟すのに時間を要するよ...

 

センダングサの群衆を飛び交うミツバチたち

河川敷のコスモスやアメリカセンダングサ(以後、センダングサと表記する)が繁茂している箇所のセンダングサの方で、ミツバチを見かけた。見分けの自信はないけれども、腹部と尾部の付け根が明るい色なのでセイヨウミツバチかな?と思っている。なんて見分けのことはここまでにしておいて、このミツバチは近くの大きなコスモスの方には近寄らず、センダングサの蜜をせっせと採取していた。花とミツバチの共進化、花の色おそらく冬支度なのだろうけれども、センダングサのような小さな花ばかりの...

 

赤トンボを探しに収穫後の田んぼへ

赤トンボを見に行きたいということで、探しに行くことにした。トンボ出版から出版されている新装改訂版 トンボのすべて 増補 世界のトンボの本に赤トンボは収穫後の田の水たまりに産卵しにくると記載されていた。そこで、イネの収穫後の田をウロウロと歩いていたら、赤いトンボが湿っている田の周りを飛んで、時々、田の水たまりに腹の先端をつけていた。動きが速すぎて撮影できなかったので素材サイトのものを載せるけれども、上の写真のような感じ。この時気になったの...

 

クリの木の下で栗拾い

近所の林にブナ科のクリの実を拾いに行った。写真ではわからないが、林の手前は整備されていて、子供が頻繁に通るからクリのほとんどは毬(殻斗)のみになっていた。ブナ科の木を学ぶほど、クリという植物が不思議に思えてくる。クリは落葉広葉樹であるので、冬前に葉を落とす。この内容であればブナ科の他の木、例えばクヌギやアベマキも同じだろうと思うのだけれども、不思議に思うのはここからだ。クヌギやアベマキは大きなドングリとして有名で、花が花粉を受粉して...

 

連日の長雨による土砂が田に入り込みイネの生育が不調になる

稲作のごま葉枯病は土壌劣化に因るものだと考えるとしっくりくるの続き。ごま葉枯病で苦戦している地域の話の詳細を更に確認してみたら、田に土砂が入ったそうだ。その土砂がどのような土質であるか?が不明で、田の土壌の質が変わってしまったそうだ。この話を聞いて、毎年報道されるようになった大雨による浸水被害を連想し、今後は今以上に多発するだろうから、今の機会に見ておくことにする。田に入り込む土砂は上流に何があるか?によって異なってくるので一概に言えない。養分を豊富に...

 

台風一過後の草たち

台風から数日後、歩道を歩いていると、街路樹の下辺りで草が倒伏している箇所を見かける。そんな中で、キク科らしき草が倒れていたのだけれども、太陽の光の方を向き始めて伸長を始めていた。オーキシンと脇芽と不定根いろいろな草と見比べると、今回撮影したキク科の草の強さが際立ってくる。背の高いキク科植物が放つ風格関連記事台風対策とESG

 

台風対策とESG

農業のとある生産法人の発信が目に付いた。その発信というのが台風に負けないというものであった。台風の上陸時の防風で栽培中の野菜をダメにしないように務めるということだろうか?この発信を見て、根性論的な方針を打ち出すことに不安を覚えた。台風に負けないというのは、生育面で見ればおそらく、発根を促進して、暴風で株が折れないようにすることと、大雨後に畝に水が残り続けないように速やかに排水して、根腐れを防止することの二点が主になるはずだ。※台風一過後...

 

対流圏と成層圏

今回の記事では前回の隕石由来のエアロゾルの記事に記載した内容を深く理解するために気象の用語に触れていくが、あくまでも自身の理解の為なのであまり参考にしないように。前回の記事では成層圏で隕石由来のエアロゾルが出来て、それが対流圏に流れてきているという内容を記載した。エアロゾルは雲のタネのようなもので、鉄やマグネシウムを含んでいる可能性があるわけで、栽培に直結する可能性も高い。だから、用語を一つずつ整理しながら理解を深める必要がある。というわけで対流圏について触れてみる。...

 

隕石由来のエアロゾル

対流圏で採取したエアロゾル粒子から隕石由来の物質を電子顕微鏡分析で検出し、それらが成層圏から流れてきていることを示しました - 気象庁気象研究所という研究報告を読んだ。約8000m上空の対流圏の大気に含まれるエアロゾルを採取して分析してみたら、隕石由来の物質が含まれていたという内容だ。しかもそのエアロゾルが成層圏で出来たもので、それが対流圏に流れてきているそうだ。このエアロゾルは硫酸塩に鉄とマグネシウム等が均一に混ざっている粒子となっている。この研究報告を読んだ時に鉄やマグネ...

 

トンボの翅の三角室とは何だ?

ショウジョウトンボの胸部と翅の付け根付近はなんと呼ぶ?までの記事でトンボの見分け方について触れている。他に何かないかとトンボ出版から出版されている新装改訂版 トンボのすべて 増補 世界のトンボの本に目を通していると、亜目レベルで四角室や三角室といった区分がある。ちなみにトンボの亜目には均翅亜目(きんしあもく)、ムカシトンボ亜目と不均翅亜目(ふきんしあもく)があるらしい。不均翅亜目と記載すると、バランスに欠けるとイメージがあるけれども、これは前翅と後翅の形(主に大きさ)が違うという...

 

ショウジョウトンボの胸部と翅の付け根付近はなんと呼ぶ?

トンボを見分けるための縁紋の記事で、トンボを見分ける時に用いる縁紋について触れた。次に知りたいのが、ショウジョウトンボだと判断した赤トンボの前翅と後翅と体(胸部)の付け根にある染まった箇所の名称。トンボ出版から出版されている新装改訂版 トンボのすべて 増補 世界のトンボを開いてみたけれども、この箇所を指した名称の記載はなかった。名称がないということは、この箇所は同種の個体間で差が大きいのだろう。であれば付け根の染まり具合は胸部の方で合成...

 

トンボを見分けるための縁紋

稲作をより深く理解するために、稲作に密接に関わるトンボ(特に赤トンボ)について学び始めた。赤トンボことアキアカネは俗称の通り赤いトンボと思いきや、未熟オスやメスはオレンジ色らしい。田でオレンジ色のトンボといえば、ウスバキトンボもいる。そろそろ外観の大雑把な色わけではない他の見分け方も知っていきたいと思い、見分け方が記載されている時に何に注目しているのか?を見ていく。これから記載する内容はトンボ出版から出版されている新装改訂版 トンボのすべて 増...

 

駅の構内に迷い込んだトンボ

最寄りの駅の構内にて、上の写真のトンボが壁に止まっているのを見かけた。名前を調べるために静かに近寄り、そっと撮影をした。帰宅後、トンボ出版から出版されている新装改訂版 トンボのすべて 増補 世界のトンボを取り出し、似たような模様のトンボを探した。どうやらこのトンボはトンボ科のコシアキトンボ(腰空蜻蛉)のオスだと判断したけれども、どうだろう?コシアキトンボ - Wikipedia腰の部分で色が変わっているから腰空だそうだ。そろそろ、トンボを見分けるために、トンボ...

 

ショウジョウトンボらしきトンボを見かけたよ

近所の人工的な池の縁で上の写真のようなトンボを見かけた。9月初旬というまだ暑い時期に飛んでいて、翅の付け根の箇所が赤く染まっているので、ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)ではないか?と判断している。この人工池のすぐそばに昆虫の標本が展示してある施設があり、ショウジョウトンボの説明があるので、近隣で生息していることになっているのだろう。アキアカネのオスは何故赤い?で紹介した読み物に拠ると、ショウジョウトンボの赤色はアキアカネの赤色と同じ要因という記載があった。暑さに弱いアキアカ...

 

炎天下のシオカラトンボたち

アキアカネのオスは何故赤い?までの記事で、赤トンボことアキアカネの赤さは紫外線からの保護の可能性が高いという内容を記載した。この内容を見ると頭に浮かぶこととして、赤トンボよりも前の暑い時期に見かけるお盆トンボがイネの葉で休むウスバキトンボやシオカラトンボは紫外線に対して大丈夫なの?と疑問が生じる。この疑問に対して、漢方薬としてのトンボの文中で紹介した第23回 赤トンボはなぜ赤い?動物で初めて見つかった驚きのメカニズム - 産総研マガジンで興味深い記...

 

アキアカネのオスは何故赤い?

稲作を理解するために赤トンボを学びたい3までの記事で個体数が減少しているアキアカネの産卵前までの生活史を見た。前回までの記事で触れていないこととして、アキアカネは羽化後に涼しい山に向かうらしいが、その時の体の色はオレンジ色であるらしい。産卵期を迎える頃に赤トンボらしい赤色になる。この内容を見て、ふと思ったことがある。アキアカネが何らかの要因で赤色になれなかった場合、体の色はオレンジでオレンジのままになるので、このオレンジのトンボが田の上を高速移動していたら、他のトンボに見間違...

 

稲作を理解するために赤トンボを学びたい3

稲作を理解するために赤トンボを学びたい2までの記事で、赤トンボことアキアカネの産卵とヤゴの頃の生活史について触れた。個体数が激減していると言われているが、ヤゴの生息環境は町において特別な場所である必要はないということがわかった。ではアキアカネが減っている理由は成虫になってからのことになるのか?というわけで成虫の生活史について触れてみる。アキアカネといえば、初夏までに羽化して、夏は涼しい山で過ごし、秋になると里山等の平地に戻り産卵をするというトンボである。このこ...

 

稲作を理解するために赤トンボを学びたい2

稲作を理解するために赤トンボを学びたいの記事の続き。赤トンボことアキアカネは稲作に密接な関係があるトンボとして扱われていて、最近個体数が減少しているので、ヤゴの生育条件はさぞキレイなところなのだろうと思ったところ、プールでも比較的頻繁に見られるということがわかった。水を張ったままのプールは色んな所にあるけれども、それでもアキアカネの個体数が減少しているというのは何故なのだろう?とりあえず、本来(童謡で歌われている里山時代)の産卵場所を調べてみることにする。アキ...

 

稲作を理解するために赤トンボを学びたい

童謡に出てくる赤トンボことアキアカネの個体数が減少しているという内容を見かけた。ちなみに冒頭の写真がアキアカネであるかを見分ける自信はない。減少していると聞くと、町の開発が進み自然環境が減り、生育環境が減っていることに因るものと連想するけれども、実際のところはどうなのだろう?町の開発が進み個体数が増えた生物もいるので、何の要因が減少の鍵となるのか?は把握しておきたいところ。とりあえず、トンボといえば幼虫がヤゴで、ヤゴといえば水生昆虫になり、水生昆虫といえば水が綺麗な場所に...

 

汚い止水で暮らすヤゴたち

前回の記事の稲作を理解するためにトンボを学びたいのタイトルそのままなのだけれども、稲作の理解を深めるために、稲作と密接な生物を見ていくことにする。成長がはやいウスバキトンボはヤゴ(幼虫)の期間を汚れた止水で過ごすらしい。ここで大事になるのが、止水という名称と汚れとは何か?だろう。止水というのは流れのない池や水たまりを指し、対義語として流水がある。次に汚れなのだけれども、BOD(Biochemical Oxygen Demand)という水質判定を用いるそうだ。日本語にす...

 

稲作を理解するためにトンボを学びたい

お盆トンボがイネの葉で休むでウスバキトンボのことを意識し始めてから、トンボという昆虫が気になり始めた。気になる要因で最も影響が大きいのが、他のトンボではないが稲作と密接な関係があるからだ。早速、トンボ出版から出版されている新装改訂版 トンボのすべて 増補 世界のトンボを購入した。改めて、ウスバキトンボについてを読んでみると、1年数世代型の種として紹介されていた。毎年4月〜5月頃に他の国から太平洋を渡ってやってきて、すぐに産卵をする。幼虫の期間は短く、7...

 

台風の時期になると、バーチャルウォーターのことが頭に浮かぶ

izu3さんによる写真ACからの写真台風の時期になると、バーチャルウォーター(仮想水)のことが頭に浮かぶ。バーチャルウォーターとは何か?を理解するためには光合成を理解する必要があるので、それを先に触れておく。例えば肉牛の飼料についてを考えてみる。飼料用トウモロコシの栽培の話題で思うことまでの記事で触れたが、飼料のトウモロコシの大半は輸入に頼っていた。このトウモロコシの主成分をデンプンだとして、デンプンはブドウ糖が繋がったものになり、ブドウ糖の化...

 

お盆トンボがイネの葉で休む

田で朱色のトンボを見かけた。翅の先端あたりに黄色い模様があるので、ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)だと思う。お盆辺りによく見かけるので、お盆トンボと呼ばれるらしい。ちなみにウスバキトンボは赤とんぼではないらしい。ウスバキトンボ - Wikipediaウスバキトンボのことを調べていたら、ウスバキトンボの大群が背負う「はかない運命」 | 雑学 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュースのページにたどり着いた。ウスバキトンボは春頃に暖かい南の国から日本に...

 

サクラの木の下の落葉の赤色は何だ?

サクラの木の下に落葉が落ちていた。この落葉を見て、赤色のカロテノイドが残っている。このカロテノイドは地面でどのような作用があるのだろう?と思って写真を撮影した。カロテノイドの生合成帰宅してから改めてこの写真を見ると、あの時はカロテノイドだと思ったけれども、もしかして光合成を抑えるためのアントシアニン?なんてことが頭に浮かび、この赤色の色素はどちらなのだろう?と迷った。葉でアントシアニンを蓄積させる意味上記のことが頭に浮かんだ時に、そういえば葉のカロテノ...

 

クリの木の花が咲いている

高台の横の低地にクリの木が植わっていて、クリの木がよく見えるところがある。クリの木を上から見えブナ科の木の理解が深まるので、クリの花に集まる昆虫たちとその天敵たち等の記事で、この木はよく登場している。上の写真のクリの木は大きなイガがいくつかできていて順調だと思いきや、写真左側に時期外れの開花している枝がある。この開花はよくあることなのだろうか?それとも昨今の気候の異変に拠るものなのだろうか?不規則な開花を見ると後者を連想してしまうけれども、実際...

 

師から教わったサツマイモの栽培

サツマイモの葉が茂っているところを見ていたら、ふと思い出したことがあるので記載する。※上の写真は件のサツマイモが茂っているところではなく、はじめてサツマイモの花をこの目で見たよの記事のものを掲載している。レタスを収穫した後に、畝はそのままにしてマルチも剥がさず芋づるを土に指すと、高品質なサツマイモが収穫できると栽培の師から教わったことを。トリコデルマと聞いて思い出す師の言葉なぜ、レタスの後にサツマイモを育てると良いのか?今わかっていることを整理すると、...

 

道端の草たちが暑さでぐったりしてる

連日の暑さで、先端が垂れたキク科らしき草を頻繁に見かける。これを見ると、草も暑さでぐったりとしているのだなと思う。ただ、このぐったりはおそらく暑さで気孔を閉じて、根からの給水を抑えて茎の膨圧が減っている、もしくは先端の茎を固くする要素を暑くなる前に適切に摂取できなかったことによるものだろうから、暑さで疲労が溜まった動物たちとは違う現象なのだなと頭に浮かんだ。高温ストレスと気孔の開閉についてを考えるトマトの果実のヒビ割れ問題に触れてみるこういうことが頭に浮かんでいる時点...

 

林端に落葉性のブナ科らしき幼木がいた

緑地に横にある舗装された道で、赤丸で囲った箇所が気になった。この葉はブナ科の落葉樹の何らだと思う。この葉の細さはクヌギか?写真を撮り忘れたが葉の裏は白っぽくなかった。クヌギといえば、※写真のドングリはおそらくアベマキだと思う道端に大きなドングリが落ちていたこんな感じで大きくて丸い。このような形のドングリは乾燥に強いらしく、林縁(林の端)の外側に向かって生育域を広げることが可能であるらしい。ブナ科の木の種子...

 

夏の夕立は恵みの雨

住んでいる地域で一昨日、昨日と連日で夕立があった。特に昨日の夕立は短時間であったけれども、前が見えない程の大雨だった。夕立が降るのは植物の光合成が落ち着いてくる時間帯で、夕立後の生育にプラスになるのでは?と期待してしまう。昨日の夕立は雷雨で風量が少ないので、稲作と畑作にとって恵みの雨だったはず。雷雨の翌日は植物らが活発になるふと、雨にはどんな成分が含まれているのだろう?と気になったので、検索をしてみたら、古い記事ではあるが興味深い内容があったので紹介する。...

 

中干し無しの稲作を見て、水資源の管理の重要性を感じる

いつも観測している中干し無しの田で水を入れていた。冬期のレンゲ栽培は田植え後の雑草管理に影響するか?中干しをしないという方針にすると、猛暑突入時期に水管理を意識しなければならないのは大変だ。ただ、一昨年からの観測から、年々きつくなるであろう猛暑日対策に対して有効である可能性は高いので、猛暑日の入水の作業の重要性が増してくると予想している。今年最大の出来事は物理性の改善 + レンゲ + 中干しなしの稲作によるインパクトを感じたことただ、田に水を引いている用水路の方を見て...

 

セイヨウタンポポは何度でも立ち上がる

夏の暑い時期にタンポポらしき花が咲いているのを見かけた。この花がタンポポであれば、見える範囲で咲いている花のガク片はすべて反り返っていたので、セイヨウタンポポになるだろう。冒頭の写真の場所は春はカンサイタンポポとセイヨウタンポポが混在していた。外来タンポポの花にはもう誰か蜜を吸いに来たかい?この場所は頻繁に草刈りが入っていて、今回の花は草刈り後に再生して開花したものだ。ここで思うのは、カンサイタンポポとセイヨウタンポポが混在しているにも関わらず、今咲いてい...

 

フジの狂い咲き

藤棚でフジの花が咲いていた。フジの開花といえば初春ではなかったか?カシの木の上をフジが覆う夏期のフジの開花は気候変動によるものか?それとも根付いている土の要素欠乏によるものか?それとも変異体か?と頭に浮かんだけれども、フジの狂い咲きという現象はよくあるそうだ。個人ブログになるが、藤】稀に夏に開花するのはなぜ?〜手入れ次第で夏にも花が楽しめる!?〜 - アタマの中は花畑で狂い咲きは鳥等による花芽の刺激か夏期の枝の剪定によって発生すると記載されていた。そう...

 

先発組のオタマジャクシたち

定期的に観測している田のイネの葉色が薄緑で欠乏症も出ていなくて良い感じだ。葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすい現時点で地上部の生育が抑えられているので、連日の猛暑日に突入してもきっと耐えてくれるだろうと期待している。※初期生育で地上部の葉の展開が穏やかな場合、地下部の発根が優先しているこれらのイネの間をよく見ると、カエルがいた。田植え直後に孵化したオタマジャクシが無事にカエルになったのね。ここと周辺の田植えが大体一ヶ月前で、田の水が減る時期になる...

 

森林の保水力を考えたの続き

森林の保水力を考えたいの記事で、川の上流の森と川の水量の関係を知るために色々と調べた。川の上流でスギやヒノキといった針葉樹林を植林すると、消失保水量の観点で川の水量が減る傾向にあるそうだ。これはスギやヒノキといった成長の早い木が水を消費して、川に解放する水量を減らしてしまうからだそうだ。では、よく森に木を植えると天然のダムのようになるといった話はどのように考えれば良いのだろうか?前回紹介した読み物中では、森に木を植えることで、貯水ではなく、洪水防止を強調していた。...

 

森林の保水力を考えたい

今年の梅雨は雨がほぼ降らず、早い時期に梅雨明けが発表された。早い梅雨明けと連日の猛暑で不安になるのが、光合成の質を高める為に川からの恩恵を活用したい各所での水不足、もしくは豪雨の発生回数の増加ではないだろうか。前者の水不足の方に焦点を当てると、川の上流に位置する山の貯水能力はどうなっているのか?という事が気になってくる。現在住んでいる地域の上流には針葉樹林が多く、これらの木は山の貯水にどれ程関与しているのだろうか?とこの疑問を解消すべく...

 

フェアリーリング

晴れの日の草むらのキノコたちの記事でフェアリーリンクこと菌輪のようなキノコの生え方を見かけたので、このキノコは何だろうと調べてみようとしたら、予想を超える素晴らしい研究結果に出会った内容を記載した。菌輪 - Wikipedia新しい知見と出会った時に以前読んでいた本を読み返してみると、前は印象が残らなかったけれども、今は強烈な印象を受けるということが多々あるので、共立出版から出版されている大園享司著 基礎から学べる菌類生態学のフェアリーリング周りを読み返してみた。...

 

晴れの日の草むらのキノコたち

キノコが生えていることを見かけた。俯瞰してみると、同じ種類らしきキノコが綺麗な楕円を描くように生えていた。これってフェアリーリングなのかな?日差しの強い芝生でキノコが生えたこのキノコは何だろうな?と帰宅後に調べてみたら、「フェアリー化合物―「フェアリーリング(妖精の輪)」の妖精の正体は?―」 - 日本学術振興会のページにたどり着いた。フェアリーリングのところにいたキノコから芝の生育を促進するものと抑制する化合物が発見されたそうだ。発見された化合物は...

 

全国の田で腐植の量を1%高めると二酸化炭素の削減はどれくらいになるのだろう

連日猛暑日の話題を見かける。まだ6月なのに既に猛暑日が始まっているのかと思うと、8月の気候がどうなるのだろうか?と不安になる。そんなときにふと頭に浮かんだ事がある。日本全国の水田で腐植の量を1%上げる事ができたら、どれほどの炭素量になるのだろう?と。土に含まれる腐植の量はどれくらい?の記事で、土壌診断で腐植の量が3%の時の腐植の量を計算した。概算で腐植の数値が1%上がる毎に 1t / a の腐植こと炭素化合物が埋没されたと見ていい。※1a = 1反...

 

田植え後の最初の難所のジャンボタニシをどうにかできないものか

ジャンボタニシが活着したばかりの稲をよじ登っている。よじ登ったまま折るといったことで稲が傷付いているのが見える。ジャンボタニシは田で越冬するらしく、冬の耕起によって個体数を減らせるという内容をよく見かけ、冬期のレンゲ栽培と相性が悪いなと思いつつも、用水路から田に水を入れる時に入ってくるので、薬剤や捕獲で対処になるのだろう。中干し無しの稲作でリン酸第二鉄を組み込むべきか?ジャンボタニシは食用として輸入され、国内で養殖が始まったらしいが、養殖業の廃業により野生化したという経緯...

 

林の縁に色鮮やかなアジサイの花が咲いていた

近所に生産緑地があって、上の写真はその緑地の縁の部分になっている。この緑地はそこそこの規模で、少し入ったところにシイの木が生えていたりする。今年もシイの木の開花の時期がやってきた上の写真でも目立っているが、林の縁に色鮮やかなアジサイの花が咲いていた。アジサイの花といえば、土壌のpHによって装飾花の色が変わる事が有名。この花の色を見た時にアジサイの青色はpHが低い時だっけ?高い時だっけ?確かリトマス紙の関係と同じだったっけ?と迷ったので、帰宅後に調べてみ...

 

田の藻から始まる食物連鎖

6月も中旬に差し掛かり、大体の田で田植えが終わりつつある。田植え前の入水や田植え後のしばらくの静置をしている田では、田の出水の箇所あたりで藻や浮草が発生している箇所がある。おそらくこれは耕起や代掻きで土に付着していた有機物が田の水に遊離したものを吸収して増殖したものだろう。乾土効果について考える上の写真は明確な葉の形状が見られないので、微細藻類(以後、藻とする)の方だけれども、よくよく見てみると、藻の群生の間から茶色い箇所が広がりつつある。...

 

人は鉄鍋由来の鉄を摂取しても活用することができるのか?

鉄分不足の解消で野菜の摂取は期待できるのか?の記事で、人体において鉄が欠乏すると疲労感が抜けないという話から、(特に施設栽培)の野菜は栄養としての鉄の含有量が少ないのでは?という内容を記載した。この話を投稿している時に頭に思い浮かんだ内容がいくつかあるので、これから触れていくことにする。鉄鍋で料理をすると、鍋表面の鉄分が溶け出し、栄養として鉄が摂取しやすくなるという話題がある。おそらくだけれども、この時の鉄は表面のサビであることが多そうなので、Fe3+になるのだろうけ...

 

石垣の隙間にイノモトソウ

上の写真の石垣で写真中央あたりの箇所が気になった。シダのイノモトソウだろうか。一日でお昼頃にしか直射日光が当たらないであろう場所で健全に成長しているように見えるよ。そのシダ、カエデの葉のように見えるこのシダはコンクリート塀にある排水溝でもよく見かけるので、今回の石垣の間の方が、石由来のミネラルがありそうで生育環境としては幾分マシか。

 

レンゲを育てていた田に鳥が集まる

いつも歩いている道沿いにある田では続々と入水が始まっていた。上の写真の箇所は冬期にレンゲを栽培していて、一ヶ月程前にレンゲを刈り倒した田で、刈草を鋤き込まずに入水を始めた。この写真ではわかりにくいが、鳥がたくさん集まっている。写真では矢印が5本だが、周りにはたくさん鳥が飛び回っている。田に入水したことで、土の中にいた生物らが大慌てで地表に出てきたのだろう。それを狙って鳥たちが集まってきたと思われる。他のレンゲ栽培をしていない田での入水ではこ...

 

カエルは田に入水することを心待ちにしているのか?

夏も近づき、近所の田では入水が徐々に始まっている。上の写真の田は撮影日の前日に入水を行っていた。入水後の次の日にこの田の横を歩いていたら、カエルらしき鳴き声が聞こえる。鳴き声の方に近づいてみたら、田の横の用水路にカエルが二匹いた。冬眠明けでこれから産卵をするカエルもいるのだろうか。最近知ったことだけれども、田で生まれ育ったカエルは近隣の林に移動して冬眠して、春になったら再び田に戻ってきて産卵をするという話がある。写真に写っているカエルが...

 

クリの花に集まる昆虫たちとその天敵たち

今年もクリの花が開花した。クリの花にハナムグリが集まるクリの圧倒的な蜜と花粉の量で、様々な昆虫が集まっているのだけれども、蜜や花粉を求めてたくさんの昆虫が集まってくるということは、それらの昆虫を狙う昆虫もたくさん集まってくるわけで、これから開花するであろう箇所に縦横無尽にクモの巣が張り巡らされていた。クモはこれから開花する箇所がわかるのだろうか?今咲いている場所であれば、大きな天敵がやってきて建造途中のクモの巣が破られてしまうだろうけれども...


Powered by SOY CMS  ↑トップへ