カテゴリー : 自然現象/page-1

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グラスエンドファイトとヨトウ

今年はヨトウの被害がひどかったという方が多かった。 ヨトウというのはヨトウガという鱗翅目の昆虫で、 その中でもヨトウの幼虫による食害がひどい。 ヨトウガ - Wikipedia この話を聞いた時、 そういえばヨトウに関する文章をどこかで読んだぞ ということを思い出し、 帰宅してから本棚を漁ってみた。 共立出版 基礎から学べる菌類生態学の内生菌の章でヨトウに関する興味深い記事があった。 その個所を抜粋してみると /****************...

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山の鉄が川を経て海へ

飛騨小坂の三ツ滝 昨年、飛騨小坂の巌立峡を訪れた時に、 案内所に居た方から この川の水にはマグネシウム、カルシウムと腐植酸にキレートされた二価鉄が多い という話を伺い、 これらの養分が川から海へと流れ、 海の生き物たちの養分として利用される という話も伺った。 先日、ブログの読者と話をしていて、 ちょうどこの話題が挙がったので触れてみることにする。 最初に腐植酸について触れてみよう。 フリー写真素材ぱくたそ 山の森などの木が朽ちた後に...

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コケと針葉樹の落葉

針葉樹の街路樹があるところのすぐ横の道で、 針葉樹からの落葉がコケの上に載っていた個所があった。 ヒノキ科ヒノキ属の植物を求めて 可哀想だが、このコケを道から剥がしてみると、 予想した通りコケの遷移が分解され 黒っぽくなった有機物があった。 この少し右を見てみると、 先に落葉した針葉樹の葉にコケが覆う形で、 コケが針葉樹の葉を取り込んでいた。 詳しく見てみると、 黒っぽくなっている個所が少しで、 大半は コケの上に落葉し...

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木の根元にサルノコシカケ

寺の境内の階段横に植わっている木の根元で、 色が違うコブのようなものが出来ていた。 この特徴的な形状は、 サルノコシカケというキノコだろうか? サルノコシカケはキノコに限らず、 菌の専門書でも頻繁に登場し気になっていたもの。 本によくかかれている内容として、 写真に写っている個所は子実体(生殖器官:他のキノコでいうところの傘)で 他のキノコとは異なり非常に硬いとのこと。 ※サルが腰掛けても折れない? キノコが行う自身の再構築 サルノコシカケに...

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温室効果ガスのメタンは水田から発生する

随分前から騒がれている地球温暖化 温暖化の原因は大気中の二酸化炭素の濃度が上がることで、 本来地球から放射されるはずであった熱が逃げずに残る というのが定説のざっくりとした概要となる。 二酸化炭素の上昇は、 地中に埋没された炭素を石油、石炭といった形で掘り出し、 燃料として使用した際に発生する副産物である。 大気中の温室効果ガスを減らしたい 温暖化に影響を与えるものは二酸化炭素だけではない。 有名なものにメタンがある。 そのままでも発火しても温室効果ガスの...

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風よけとしての緑肥

近所でソルガム(ソルゴー、モロコシ)で四方囲っている畑を見かける。 ソルガムと言えば栽培終了後の土壌の団粒構造の形成が最も多いとされる緑肥で、 緑肥を使いこなす前に 支柱根は株を浮かせる程強靭な根 強靭な根によってしっかりと根付き、 この根付きによって地上部の背丈も高くなる。 背丈が高いことに合わせ、C4型光合成を行うので、 CO2の固定量も非常に多いのが特徴である。 C4型光合成の二酸化炭素濃縮 更に酸性土壌にも強く、 残留肥料も貪欲に吸収するから、 ...

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窒素欠乏下で奮闘する光合成細菌たち

栽培している者であれば一度は見聞きしたことがあるものに光合成細菌の話題があるだろう。 光合成は植物だけのものではなく、 細菌の中には太陽からの光を活用出来るものがたくさんいる。 By ja:User:NEON / User:NEON_ja - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 2.5, Link その内の一つが光合成細菌であって、 シアノバクテリア(藍藻)と呼ばれているものいる。 光合成細菌 - WIkipedia 藍藻 - Wikipedia シ...

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イネ科緑肥の効果、再考の再考

良い土にはふんだんに酸素が入るもの 前回の記事で 良い土にふんだんに酸素が入るのは、 良い土によって発根量が増えた草の根から酸素が漏れることに因るものではないか? という内容を記載した。 仮にこの内容が正しいとすると、 マルチムギが劣化土壌に果敢に挑む 京都市内の某法人で様々な良い効果をもたらしたネギの通路でのマルチムギの緑肥が、 土壌中の酸素の面でも素晴らしい効果を発揮しているように見えてくる。 先に今までの良い結果が下記の記事に記載されているので、 ...

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大型台風の後のキノコたち

近所の公園の根元に大きなキノコが生えた。 大きなキノコのため、公園で遊んでいる子どもたちもなぜか大はしゃぎ。 このキノコたちが生えているのに気がついたのは今週の月曜日で、 おそらくその数日前からキノコは生えだしたのだろう。 ここのキノコは、 昨年も大きなキノコが生えていて、 何らかの学びがあるかもと思い、公園に行く度に見ていた。 秋晴れの午後に木の根元にキノコたち 昨年は10月初旬にキノコが生えた。 今年は1ヶ月早い。 去年と今年の大きな違いは、 大型台風が...

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光合成速度の高い植物はどこにいる?

光合成の明反応-前編 先日の記事で 植物の成長を知るには光合成を知るべき ということ 光合成という生化学反応での各物質の動きを調べた。 これらの動きを調べている時に 植物によって葉の面積あたりの光合成量が違う という内容を見かけた。 というわけで今回は上記の内容を絡めた上で、 日頃からなんとなく思っていることを書いてみたい。 光合成のエネルギー変換と物質変換 - 株式会社 化学同人 光合成の詳細を知るための取っ掛かりとして、 2010年...

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樫ヶ壁と河岸段丘

六呂師高原の池ケ原湿原 前回の岩屑なだれにより形成された湿地に引き続き、 ※勝山市ジオターミナルにあった看板を撮影 湿地は上の図では右から二番目の標高の高い個所になる 看板に記載された左端の樫ヶ壁(かしがかべ)に行ってみた。 樫ヶ壁というのは、 岩屑なだれによって堆積した個所が付近にある一級河川の九頭竜川の作用によって削られ、 高さ50m、長さ約1.2kmの大きな壁が形成されたと考えられている。 上の図は川が流れているようには見えないが、 ...

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六呂師高原の池ケ原湿原

大矢谷白山神社の巨大岩塊 前回の記事で福井県勝山市のジオパークで、 山体崩壊によって発生した岩屑なだれで転がってきた巨岩を見た という内容を記載した。 ※勝山市ジオターミナルにあった看板を撮影 この地図で言うところの左から二番目の大矢谷集落で、 今回の記事では右側の六呂師高原に行った時のことを記載する。 六呂師高原は緩やかな傾斜が広がっていて、 酪農の牧場が広がっていた。 牧場をしばらく進むと、 池ケ原湿原の看板が見えてきた。 こ...

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大矢谷白山神社の巨大岩塊

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク - 福井県勝山市 前回の記事で福井県勝山市にある 恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークに行ったという内容を記載した。 勝山ジオパークは古い地帯で日本で最も多くの恐竜化石を発掘した地域で有名であるけれども、 ※勝山市ジオターミナルにあった看板を撮影 火山活動関連の山体崩壊による岩屑(がんせつ)なだれによる地形も有名である。 山体崩壊 - Wikipedia 岩屑なだれが発生した地域は緩やかな傾斜となり、 スキー場として最適な地形となるた...

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木の新陳代謝と地衣類たち

最近、菌について調べることが多くなったら、 公園にある木を見ると、 幹表面にいる地衣類やコケに注意が向いてしまう。 地衣類という菌たちの巧みな生き方 木の幹という過酷な環境において、 先に地衣類が定着して有機物を貯め、 その後にコケが定着したのだろう。 地衣類たちが定着した幹表面は、 いずれは剥がれ落ち、 木の根元に落ちていく。 落ちた幹表面で 落ちた向きによって地衣類が定着し続けたり、 離れたりと様々な...

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アスファルトのちょっとした水滴が涼しげ

比較的日陰の時間が長い道で、 おそらくヌスビトハギであろう草が繁茂していた。 萩は群れた方が良さそうだ 繁茂しつつ、葉が枯れていないように見えていれば、 朝方、葉の上におそらく溢泌液らしき水滴が葉の上にあった。 溢泌液に虫が集まる 真夏の地面が熱せられる中、 アスファルトの一角で水滴があるというだけでなんとも涼し気な気持ちになれるものだ。 将来、 すすしげな(地温が上がりにくい)アスファルトというものは出来るのだろうか?

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続・栽培と畜産の未来のために

結構前に栽培と畜産の未来のためにという記事で、 畜産から発生する産業廃棄物である家畜糞は、栽培直線の土作りには利用せず、 家畜糞施用 → イネ科の緑肥をかます → 栽培 という手順を踏んで、 家畜糞の効果を可能な限り高める為に、 秀品率の関係ない緑肥に吸わせて、しかも有用な形にして鋤き込んで、 次作以降の栽培を楽にすべきで、 あわよくば、 研修生を受け入れるような方が緑肥を栽培して、 研修生にその畑を引き継ぐという流れが理想的ではないか? という内容を記載した。 ...

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硬いチャートの表面で土ができる

唐突だが、 スコリアという多孔質の塊 発泡している火山岩(玄武岩 or スコリア等)や 記憶の中では真砂土は白かった 全体は硬いけれども、部分的に脆い花崗岩であれば、 風化して土になるのはイメージしやすいけれども、 花崗岩から真砂土へ チャートという海の圧で固められ、 固まる時に二酸化ケイ素を集めて更に固い岩が風化するのはイメージが難しい。 話は変わって岩が土になる時に 最初に地衣類が岩肌について表面から削る...

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切り株は白色の菌糸によって中心から朽ちる

人工林のとある個所で切り株を発見。 中心から朽ちているみたいで、 中心部から空洞になっている。 空洞の個所には落ち葉が入っている。 菌糸に覆われた個所は細かくなっていて、 ある程度細かくなったら自然に剥がれ落ちるのだろう。 リグニンの分解に関与する白色腐朽菌 剥がれ落ちた木材の断片が切り株の中央に集まる。 その上から落ち葉が落ちてきて覆う。 中心部の更に下にはおそらく根であった有機物がたくさんあるだろう。 おそらくそこには砂やシルト...

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メタンハイドレートと火山活動

好気性メタン資化性菌によるメタンの酸化の記事までで、 海底の底でメタンハイドレートが生成され蓄積したり、 空気中に放出されたメタンが酸素を消費して二酸化炭素へと変わることを見た。 これらを踏まえた上で、 やっと恐竜と石炭と酸素の話の続きをすることが出来る。 今までの話を簡単にまとめると、 ※上の図は地質時代 - Wikipediaより引用 古生代に石炭紀という時代があり、 この時代は巨大なシダが繁茂していたとされる。 巨大なシダが巨大になるに当たっての最...

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好気性メタン資化性菌によるメタンの酸化

そのままでも発火しても温室効果ガスのメタンの続き 有機物が嫌気的な環境におかれると、 最終的にメタンになるという話を記載した。 メタンはそのままは非常に強力な温室効果ガスで、 発火させると二酸化炭素を排出する。 このメタンを調べる時に 解説 メタン生成と嫌気メタン酸化の酵素化学 化学と生物 Vol. 52, No. 5, 2014 を読んだのだけれども、 冒頭に下記が記載されていた。 /****************************************...

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