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プログラミング教材開発
大阪府高槻市原地区で肥料教室を開いています
検索キーワード:「穂」
 

カマキリはどうやって田で育っているイネに移動するのだろう?

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息子と夕方の田んぼ観察が日課。物理性改善した田には多様な生き物がおり、息子は夢中。筆者は稲の生育状況を確認中、カマキリが稲にいるのを発見。水面を泳いで稲に辿り着く姿を目撃。田んぼ周辺にはカマキリが多数。アメンボも多く、カマキリが捕食した昆虫の食べ残しをアメンボが食べる可能性を考察。カマキリの意外な一面に驚いた。

 

稲作の更なる減肥はどうすれば良い?

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この稲作農家は、土壌改良とレンゲ栽培により無農薬を実現し、地域一番の収量を誇っています。しかし、減肥にも関わらず穂が重くなり倒伏が発生しています。 更なる減肥は、肥料袋単位では限界があり、匙加減も現実的ではありません。そこで、肥料の効きを抑えるため、窒素固定細菌の活性抑制が検討されています。具体的には、広葉樹の落ち葉などに含まれるタンニンを活用し、細菌へのこぼれ電子を防ぐ方法が考えられます。

 

大型の台風が上陸するそうだ

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大型台風の上陸が迫る中、著者はイネの被害を懸念しています。台風の影響でイネが倒伏しないためには、穂の重さと茎の硬さが重要です。著者は減肥によって穂の重さを減らしていますが、さじ加減が難しいと感じています。災害への耐性は施肥時点で決まると考え、倒伏を緩和する対策を模索しています。しかし、効果的な策が見つからないことに落胆を表明しています。

 

おや、こんなところにアカメガシワ

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著者は自宅前の排水溝でアカメガシワらしき植物を見つけ、成長を心配しつつも残したい気持ちを抱いています。周囲にアカメガシワがないことから、鳥が種を運んできた可能性を考察しています。以前から観察していたアカメガシワの種子の成長に加え、この謎の植物の正体と、種が運ばれてきた経路にも興味を持つようになりました。鳥が好んで食べる形状が関係しているのか、今後の観察に期待が膨らみます。

 

春の風物詩のクズの巻き付き

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クズの茎葉は窒素含有率が高く、良質な堆肥の材料となる。急速発酵処理を行うことで、10~14日で堆肥化が可能である。クズ堆肥は土壌の物理性を改善し、野菜の収量や品質向上に効果がある。ただし、クズは難分解性有機物を多く含むため、十分に腐熟させることが重要となる。具体的には、発酵促進剤の添加や、米ぬかなどの副資材の混合、適切な水分調整などが有効である。

 

ケヤキは国産の広葉樹の最優良材

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ケヤキは、国産広葉樹の中でも特に優れた木材として知られています。その理由は、木材中に「チロース」と呼ばれる物質が詰まっているためです。チロースは、木の導管に蓄積し、水を通しにくくする役割を持つため、ケヤキ材は狂いが少なく湿気に強いという特徴があります。 しかし、重硬な材となるため、加工には鉄器の発達が必要不可欠でした。そのため、建築資材として本格的に利用されるようになったのは、12世紀頃からと考えられています。 美しい木目と優れた強度を持つケヤキ材は、最優良材として、現在も様々な用途に利用されています。

 

患いを無くすムクロジの木

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ムクロジは、神社やお寺に植えられている木で、その実からは天然の界面活性剤であるサポニンが得られます。ムクロジは漢字で「無患子」と書き、これは「病気にならない」という意味が込められています。昔の人は、ムクロジの実を石鹸として使い、健康を願っていたと考えられます。ムクロジサポニンには、風邪の早期回復効果も期待されていたのかもしれません。ムクロジは、単なる木ではなく、人々の健康への願いや歴史が詰まった、文化的にも重要な存在と言えるでしょう。

 

稲作の地力窒素を考えるの続き

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稲作における地力窒素の増強方法について議論されています。地力窒素は土壌粒子に吸着した有機物と考えられ、腐植酸に組み込まれた窒素がその役割を担うと推測されています。具体的には、レンゲを育てて土壌に鋤き込む際に、2:1型粘土鉱物を施肥することで、レンゲ由来の有機物の固定量を増やし、地力窒素を増強できる可能性が示唆されています。これにより、土壌の団粒構造も改善され、初期生育や穂の形成にも良い影響を与えることが期待されます。

 

イネの出穂と開花

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田んぼのイネが出穂し、雄蕊が出て開花期を迎えたという内容です。筆者は、毎年見られる風景ながらもその変化を喜び、高温による影響は見られないとしながらも、今後の台風シーズンを懸念しています。イネの開花時期や形状に関する記述からは、筆者の観察眼と稲作への関心の高さが伺えます。

 

一足早く穂が出たイネの株

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近所の田んぼで、一株だけ早く穂が出たイネを見つけました。イネは短日植物なので、夏至以降はいつでも花芽分化が起こりえます。この現象は、変異体か土壌劣化などが考えられますが、今回は変異体の可能性が高いでしょう。詳細なメカニズムについては、過去記事「イネの花芽分化の条件」と時間生物学の論文を参照してください。

 

これからの稲作は如何に土の保水性を向上するかになるはず

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記事は、近年の異常気象による水不足が稲作に深刻な影響を与える中、土壌の保水性を高めることの重要性を訴えています。 著者は、自身が観測している保水性の高い田んぼでは、水位が下がってもひび割れが起きにくいことを例に挙げ、土壌改良の必要性を主張しています。 そして、従来の一発肥料に頼った稲作から脱却し、持続可能な稲作を実現するために、土壌の物理性を向上させる技術の確立が急務であると結論付けています。

 

稲作でカドミウムの吸収を抑制する栽培方法

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中干し無しの稲作は、土壌を湛水状態に保つことでカドミウムの溶解を抑え、稲への吸収を抑制する効果があります。これは、カドミウムを含むリン酸肥料を使用する場合でも、土壌の物理性と化学性を改善することでカドミウム蓄積を軽減できることを示唆しています。つまり、品質向上と環境保全、カドミウム蓄積抑制は、共通の土作りによって達成できる可能性があります。

 

レンゲ米の田の土表面の褐色化が目立つ

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レンゲ米の田んぼの土表面でみられる褐色化は、鉄の酸化による可能性があります。もしそうであれば、土壌中の酸化鉄の増加により、窒素固定が促進され、稲の倒伏や温室効果ガス発生の可能性が高まるため、肥料を抑えた方が良いでしょう。食料安全保障の観点からも、肥料に頼らない稲作は重要であり、米の消費拡大も同時に考える必要があります。

 

稲作で深植えの方が倒伏しなかったのは何故か?

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レンゲ米栽培の田んぼで、深植えした稲が倒伏せず、浅植えした方が倒伏した事例について。 一般的に深植えは徒長しやすく倒伏しやすいと考えられているが、今回の田んぼでは土壌の物理性が向上していたため、初期生育が遅くなり、徒長が抑えられたと考えられる。 つまり、物理性の向上により、従来の常識とは異なる結果が得られた。 筆者は、物理性の向上によって、熟練者でなくても容易に栽培が可能になり、大規模化にも対応できると考えている。

 

土壌の物理性の向上に合わせた減肥は難しい

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土壌の物理性を高めた田んぼで、減肥したにも関わらず、台風による稲の倒伏が発生。これは、土壌の地力や肥効が向上した結果、予想以上にイネが成長したためと考えられます。特に、手植え区では株間が広いため、穂重が増加した可能性があります。 一方、機械植え区では倒伏が見られなかったことから、株間と風通しの関係も示唆されます。 今回の結果から、土壌改良後の施肥設計は難しい課題であることが浮き彫りになりました。今後は、さらなる減肥や株間調整など、対策が必要となります。

 

稲穂を守っているようなカマキリ

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水田には、害虫を食べる益虫が多く存在します。クモは様々な害虫を捕食する重要な天敵です。寄生バチはウンカやヨコバイ、ガの幼虫に寄生し、数を減らします。トンボやカエルも重要な捕食者です。これらの天敵は農薬の影響を受けやすく、その保全には農薬の使用方法に配慮が必要です。生物農薬や天敵温存型の農薬を選択することが、天敵と共存する上で重要です。

 

今年は稲作で追肥をしている方をよく見かけるの続き

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今年は一発肥料使用の稲作でも追肥(穂肥)が増加傾向にあり、10年以上稲作を行う農家でも初めての追肥事例が発生しています。筆者はその原因を、中干し期間の猛暑による土壌ひび割れが引き起こす根の損傷や高EC状態による一発肥料の肥効低下と分析。結果、金属系要素欠乏症状が見られるといいます。追肥しても、水溶性肥料が緑藻や浮草に優先的に利用され、浮草の繁茂が地温低下を招き、根の養分吸収を妨げる悪循環に陥ると指摘。肥料高騰の中、経営的な打撃は大きく、今後は一発肥料の設計が確実に効くような土壌環境整備が不可欠だと提言します。

 

エノコロの穂の形成がはやいような気がする

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エノコログサの穂が早く出ているように感じ、過去記事を調べたところ、気のせいだと分かった。 筆者は、エノコログサの穂を見て、こんなに早くから生えていたかと疑問に思った。 過去記事を調べた結果、6月中旬にもエノコログサの穂を見かけていたことが判明し、自分の感覚が間違っていたことに気づいた。

 

手放せば助かることもある

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用水路に生えたイネ科の草が、穂を垂らしたまま水に浸かっています。そこに、巻きひげを持つ別の草が絡みつき、一緒に水没の危機に瀕しています。巻きひげの草は、穂にしがみつくのを諦めれば、上へ伸びるチャンスもあるかもしれません。しかし、現状にしがみつくあまり、運命を共にするしかない状況です。果たして、2つの草の運命はいかに?

 

今年も観測していたレンゲ米栽培の田が無事に収穫を迎えたそうです

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レンゲ米栽培の田んぼで、中干しなしの影響を検証した結果、稲は順調に生育し、害虫の天敵も集まりました。中干しなしは、ウンカ被害の軽減や葉色の維持に効果がある可能性があります。 来年の課題は、中干しなし栽培に対応する減肥方法です。レンゲ栽培時に米ぬかで追肥し、稲作での一発肥料を減らすことを検討しています。 また、リン酸不足の懸念に対しては、レンゲ栽培時の米ぬか追肥で補うか、廃菌床による土作りも検討しています。

 

イネは水を求めて発根を促進するのか?

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イネは水を求めて発根するのではなく、土壌中の窒素量と植物ホルモンが関係している可能性が高い。中干ししない場合、土壌中の有機物が分解され窒素量が増加、サイトカイニン合成が促進され発根が抑制される。一方、乾燥ストレスがオーキシンを活性化させるという報告は少なく、保水性の高い土壌での発根量増加事例から、イネにおいても乾燥ストレスとオーキシンの関係は薄いと考えられる。中干しなしの場合、初期生育に必要な栄養以外は有機質肥料を用いることで、サイトカイニン合成を抑え、発根を促進できる可能性がある。

 

物理性の向上 + レンゲ栽培 + 中干しなしの稲作の新たに生じた課題

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レンゲ栽培と中干しなし稲作で、土壌の物理性向上による肥料過多と倒伏が課題として浮上。レンゲによる窒素固定量の増加と、物理性向上による肥料効能の持続が重なった可能性。中干しのメリットは物理性向上により減少し、デメリットである高温障害回避と益虫増加の方が重要となる。解決策は施肥量減らし。この技術確立は、肥料・農薬削減によるSDGs、土壌炭素貯留によるCO2削減、鉄還元細菌によるメタン発生抑制に繋がり、持続可能な稲作に貢献する。

 

いもち病菌はイネの自然免疫を回避する

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矢野・若山の論文は、細菌型α-1,3-グルカナーゼの特性を解析したものです。糸状菌の細胞壁主要成分であるα-1,3-グルカンを分解するこの酵素は、菌類の生育を抑制する可能性を秘めています。論文では、バチルス属細菌由来のα-1,3-グルカナーゼ遺伝子を大腸菌で発現させ、精製した酵素の特性を調べました。最適pHは6.0、最適温度は50℃で、α-1,3-グルカンを特異的に分解することを確認。生成物は主にグルコースとニグロースで、他のグルカナーゼとは異なる切断様式を示しました。この酵素は、糸状菌による植物病害抑制に役立つ可能性が示唆されています。

 

穂いもちの発生に対して殺菌剤を使用して良いものか?

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長雨による日照不足で稲のいもち病被害が懸念される中、殺菌剤使用の是非が問われている。殺菌剤は土壌微生物への悪影響や耐性菌発生のリスクがあるため、代替策としてイネと共生する窒素固定菌の活用が挙げられる。レンゲ栽培などで土壌の窒素固定能を高めれば、施肥設計における窒素量を減らすことができ、いもち病への抵抗性向上につながる。実際、土壌改良とレンゲ栽培後の稲作では窒素過多の傾向が見られ、減肥の必要性が示唆されている。今後の課題は、次年度の適切な減肥割合を決定することである。

 

稲作の冷害を緩和させるには土作り

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基肥リン酸の効用は、発根促進とされてきたが、必ずしもそうではない。リン酸は土壌中で不溶化しやすく、植物が吸収できる形態は限られる。土壌pHが低いと鉄やアルミニウムと結合し、高いとカルシウムと結合して不溶化するため、施肥しても利用効率は低い。 リン酸が初期生育を促進するのは、土壌のリン酸が少ないため、施肥により一時的に増えることで、菌根菌の繁殖が抑制されるためである。菌根菌は植物と共生しリン酸供給を助けるが、その形成にはエネルギーが必要となる。リン酸が豊富な初期生育期は菌根菌形成を抑制することでエネルギーを節約し、成長を優先できる。つまり、リン酸施肥による発根促進効果の根拠は薄弱であり、菌根菌との共生関係を阻害する可能性もある。

 

出穂した籾の表面が黒ずむ

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出穂した稲の籾の一部が黒ずんでいる現象が観察され、その原因を探っている。黒ずみは、8月中旬の長雨による冷害の影響と考えられる。周辺の田んぼでも同様の現象が見られるため、中干し不足の影響は低いと推測。冷害の種類として、定植初期の低温が影響する遅延型冷害、出穂後の低温が影響する障害型冷害、そして両者が混合した混合型冷害がある。黒ずんだ籾が膨らむかどうか、また黒ずみが遮光によるアントシアニンの蓄積によるものかなど、更なる調査が必要。追記として、長雨による穂いもちの可能性も示唆されている。

 

マテバシイとスダジイの堅果の付き方

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マテバシイのドングリの付き方は、未成熟の雌花が多く、また、隣接した実同士が成長を阻害し合うなど無駄が多い。一方、近縁のスダジイは、すべての雌花がしっかりと殻斗を形成し、無駄なく結実する。さらに、スダジイの実は葉に覆われ、発見しにくい。系統的に古いマテバシイの非効率な結実方法は、昆虫による受粉効率や、雌花同士の成長抑制によるものか考察される。進化したスダジイでは、雌花の配置が最適化され、このような制御が不要になったと考えられる。

 

長雨豪雨と出穂

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猛暑日が続く中、中干しは水稲の生育に影響を与える重要な農業技術です。水田の水を一時的に抜くことで、土壌の通気性を向上させ、根の活力を高めます。同時に、土壌の温度を上昇させ、稲の生育を促進する効果も期待できます。しかし、過度な中干しは、土壌の乾燥を引き起こし、根の生育を阻害する可能性があります。特に高温下では、水不足によるダメージが深刻化し、収量減少につながる恐れがあります。したがって、中干しの実施時期や期間は、気象条件や土壌の状態を考慮しながら慎重に決定する必要があります。適切な中干しは、稲の健全な生育を促進し、高品質な米の収穫に貢献します。

 

豪雨と稲妻

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2021年8月中旬の記録的豪雨の後、大阪の田んぼでは稲が大きく成長していた。長雨でも水没しなければ根腐れせず、イネは逞しく育つ。この成長を促すのが「稲妻」で、雷のエネルギーで生成される窒素化合物が関係すると言われる。しかし、今回雷は少なかったため、大気中の窒素化合物も成長に寄与している可能性がある。増加する豪雨への対策として、土作りが重要な役割を果たすかもしれない。今後の天候による影響も考慮しつつ、稲の生育を見守る必要がある。

 

無効分げつの発生を抑える為の中干しは必要なのか?の続き

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レンゲの土作り効果を高めた結果、稲の生育が旺盛になり、中干しの必要性が議論されている。中干しはウンカの天敵減少や高温ストレス耐性低下を招くため避けたいが、過剰生育への懸念もある。しかし、カリウム施肥量削減による土壌有機物蓄積増加の研究報告を鑑みると、旺盛な生育を抑制せず、収穫後鋤き込みによる炭素貯留を目指す方が、温暖化対策に繋がる可能性がある。レンゲ栽培の拡大は、水害対策にも貢献するかもしれない。現状の施肥量を維持しつつ、将来的には基肥を減らし、土壌有機物量を増やすことで、二酸化炭素排出削減と気候変動対策の両立を目指す。

 

無効分げつの発生を抑える為の中干しは必要なのか?

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レンゲと粘土鉱物を施肥した水田で、中干し不要論が浮上。例年よりレンゲの生育が旺盛で、土壌の物理性が向上、イネの生育も旺盛なため。中干しの目的の一つである無効分げつの抑制は、肥料分の吸収抑制によるものだが、物理性向上で発根が促進されれば無効分げつは少ないのでは?という疑問。さらに、猛暑日における葉温上昇や、害虫の天敵減少を懸念。仮に無効分げつが増えても、稲わら増加→レンゲ生育促進に繋がる好循環も考えられる。

 

クリの花にハナムグリが集まる

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クリの花の開花が始まり、ハナムグリが花粉を求めて集まっている様子が観察された。ハナムグリは主に花粉を食べるため、雄花の花粉を多く消費してしまう。クリは穂状花序で、雄花が基部に、雌花が先端に咲くため、ハナムグリが雄花で満腹になった後、雌花に移動するかが疑問点として挙げられている。移動しなければ、植物にとって花粉生産のエネルギーロスが大きくなる。ブナ科では新しい種に風媒花が多いが、これは虫媒花に比べて花粉ロスが大きいため、風媒花への進化が選択された可能性が示唆されている。

 

スダジイの尾状花序の上をハナバチが歩く

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近所の街路樹のスダジイが満開となり、多数のハナバチが訪花し、翅音が響き渡っていた。筆者は、ハナバチが雄花序の上を歩く様子を初めて観察できた。これは、知人の養蜂家の動画で見て以来、念願だった。スダジイの尾状の雄花序は、ハナバチにとって効率的に花粉を集められるため、春のボーナス期間と言える。街路樹だけでなく、本来森に生息するスダジイの保全は、ミツバチ保護にも繋がる。適切な森林管理の重要性を再認識した。

 

マテバシイの殻斗にある瘤らしきものは何だ?

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マテバシイの殻斗にある瘤状のものは、受精しなかった雌花に由来する。マテバシイは一つの花序に複数の雄花と雌花が密集する。ドングリは受精した雌花の子房が成熟したもので、殻斗はそれを保護する器官。一つの花序で受精した雌花が一つだけの場合は、他の未受精の雌花の殻斗が融合し、瘤状になる。つまり、瘤はドングリにならなかった殻斗の痕跡である。ブナ科の花は独特の構造を持つため、今後の観察が楽しみである。

 

刈り取った穂を天日干しすることで味は変わるのか?

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野菜の美味しさは食感に大きく影響される。食感は、硬さ、脆さ、粘り、滑らかさなど多様な要素から構成され、それらの組み合わせが「歯ごたえ」「口当たり」「喉越し」といった全体的な印象を作り出す。細胞壁のセルロース、ヘミセルロース、ペクチンといった成分や細胞内の水分含有量、そして調理法が食感に影響を与える。例えば、加熱によりペクチンが分解されると軟化し、逆に脱水されると硬くなる。また、咀嚼音も重要な要素で、パリパリ、シャクシャクといった音が食欲や満足感を高める。野菜の種類によって最適な食感があり、それを引き出す調理法を選ぶことが美味しさにつながる。

 

イネのウンカ類への抵抗性

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イネのウンカ抵抗性に関与する物質、安息香酸ベンジルは、フェニルアラニン由来のベンジルアルコールやベンズアルデヒドから合成される。ウンカの種類によって誘導抵抗性物質の発現量が異なることが報告されている。光合成を高め、自然に抵抗性を高めることが重要であり、シリカ吸収や川からの養分供給が有効である。登熟期には穂への養分転流を抑え、健全な葉でウンカの被害ピーク期を迎えることが重要となる。亜鉛欠乏はオートファジーを誘導し、老化を促進するため、適切な亜鉛供給も抵抗性強化に繋がる。

 

カメムシが殺虫剤の抵抗性を得る仕組み

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カメムシは、殺虫剤を無毒化する細菌と共生することで殺虫剤抵抗性を獲得している。カメムシの消化管には共生細菌を宿す器官があり、土壌中の細菌から共生相手を選んでいる。殺虫剤も土壌微生物によって分解されるため、殺虫剤の使用は抵抗性を持つ細菌の増殖を促進する。地域一斉の農薬散布は、この現象を加速させ、カメムシの抵抗性獲得を早め、益虫を死滅させる。結果として害虫は増加し、農薬使用の悪循環に陥る。農薬被害軽減のためには、農薬使用からの脱却が急務となっている。

 

レンゲ栽培の田のイネの出穂数を見てみる

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猛暑日が続く中、中干しの効果について再検討が求められている。伝統的に中干しは土壌の亀裂を促し、根の成長を促進するとされているが、近年の猛暑下では土壌が極度に乾燥し、かえって根の生育を阻害する可能性がある。特に、保水性の高い圃場では過度な乾燥は逆効果となる。さらに、中干しによる急激な乾燥はイネにストレスを与え、生育に悪影響を及ぼす恐れもある。そのため、猛暑日が多い年には中干しの期間を短縮したり、土壌水分計などを活用して土壌の状態を適切に管理したりするなど、柔軟な対応が必要となる。また、品種や栽培方法によっても最適な中干しの方法は異なるため、それぞれの状況に合わせた対応が重要である。

 

川のオギたちがケイ素を吸収している

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川辺に群生するオギは、水からケイ素などを吸収して生育する。著者はかつて師匠が河川敷の刈草を畑に入れ、土壌を改善していたのを想起する。しかし、イネ科作物である稲作では、同じイネ科のオギをそのまま利用しても効果は薄いだろうと推測。そこで、オギの穂が実る前に刈り取り、堆肥化して秋のレンゲ栽培に用いることを提案する。これにより、ケイ素などミネラル分の供給、レンゲの生育促進、ひいては夏の猛暑対策といった複数の課題解決につながると期待している。

 

猛暑日が多い中で中干しの意義を再検討する

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猛暑日が続く中、稲作における中干しの意義を再検討する必要がある。高温は光合成の低下や活性酸素の増加につながり、葉の寿命に悪影響を与える。中干しは発根促進効果がある一方、高温時に葉温上昇を招く可能性もある。レンゲ栽培田では中干しによるひび割れがないにも関わらず、高温に耐えているように見える。ケイ酸質肥料は高温時の光合成を改善し、特に中干し後の幼穂形成期に吸収量が増加する。ケイ酸吸収が少ないと気孔の開きが悪くなり、葉温上昇につながる。また、珪藻等の微細藻類の殻は、植物が吸収しやすいシリカの形になりやすい可能性がある。

 

中干し後のレンゲ米栽培の田の様子

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レンゲ米栽培田と慣行栽培田を比較観察した結果、中干し後、慣行栽培田では葉色が薄くなっているのが確認された。これは幼穂形成期における養分転流の影響と考えられる。養分転流は微量要素の移動にも関わり、根の活性が高いと新葉での転流利用率は低下する。サイトカイニンは葉の老化抑制に作用するため、発根が盛んなレンゲ米栽培田では葉色が濃いまま維持されている可能性がある。猛暑時期の光合成を盛んにするには、地温・外気温・紫外線対策といった水管理が重要となる。

 

稲作の虫害防除の今後を考える

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稲作におけるカメムシ被害対策として、ネオニコチノイド系殺虫剤が使用されているが、人体やミツバチへの影響が懸念され、使用禁止の可能性が高まっている。代替手段として、レンゲ米の栽培が注目される。レンゲの鋤き込みは炭素固定量を増やし、冬季の雑草管理も軽減できる。一方、暖冬によるカメムシ越冬数の増加は、殺虫剤耐性を持つ害虫の出現など、深刻な農業被害をもたらす可能性がある。殺虫剤に頼らない栽培体系の確立が急務であり、レンゲ米はその有力な選択肢となる。さらに、殺菌剤の使用は虫害被害を増加させる可能性があり、総合的な害虫管理の必要性が高まっている。

 

イネの花芽分化の条件

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イネの収量に関わる有効分げつと、そうでない高次分げつ(無効分げつ)の見極めは、中干し前後の時期だけでは不十分である。イネの花芽分化の条件を理解する必要がある。イネは短日植物で、日長が約10時間(暗い時間が14時間)になると花芽分化が始まる。ただし、花芽分化には一定期間の栄養生長期(基本栄養生長相)が必要となる。田植え時期が出穂時期に影響するため、地域ごとの栽培暦を参考にすると良い。無効分げつは、花芽分化の条件を満たす前に日長条件だけが満たされてしまった分げつも含むと考えられる。

 

イネの有効分げつ歩合とは

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農研機構の「水稲の主要生育ステージとその特徴」は、水稲の生育段階を分かりやすく図解で解説しています。播種から出芽、苗の生育を経て、本田への移植後は分げつ期、幼穂形成期、減数分裂期、出穂・開花期、登熟期と進み、最終的に収穫に至ります。各ステージでは、葉齢、茎数、幼穂長などの指標を用いて生育状況を判断し、適切な栽培管理を行います。特に、分げつ期は収量に大きく影響し、幼穂形成期以降は高温や乾燥に注意が必要です。登熟期には、光合成産物を籾に蓄積することで米粒が充実していきます。これらのステージを理解することで、効率的な栽培と高品質な米の生産が可能となります。

 

イネの分げつについてを知ることが大事

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イネの分げつ(脇芽)は収量に直結する重要な要素であり、植物ホルモンが関与する。根で合成されるストリゴラクトンは分げつを抑制する働きを持つ。ストリゴラクトンはβ-カロテンから酸化酵素によって生成される。酸化酵素が欠損したイネは分げつが過剰に発生する。レンゲ米は発根が優勢でストリゴラクトン合成量が多いため、分げつが少ないと考えられる。また、窒素同化系酵素も分げつ制御に関与しており、グルタミン合成酵素(GS1;1)が過剰発現したイネは分げつ数が減少する。これはGS1;1がサイトカイニン生合成の律速酵素を阻害するためである。つまり、窒素代謝と植物ホルモンは相互作用し、分げつ数を制御している。

 

レンゲ米の質を向上させることはできるか?

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レンゲ米の質向上には、レンゲの生育環境改善が鍵となる。レンゲの旺盛な発根を促し、根圏微生物の活動を活発化させることで、土壌の団粒構造が形成され、難吸収性養分の吸収効率が高まる。 具体的には、稲刈り後の水田の土壌を耕し、粘土質土壌をベントナイト等の粘土鉱物や粗めの有機物で改良することで、レンゲの根張りを良くする。さらに、レンゲ生育中に必要な金属成分を含む追肥を行うことで、フラボノイドの合成を促進し、根粒菌との共生関係を強化する。 つまり、レンゲ栽培前の土壌改良と適切な追肥が、レンゲの生育を促進し、ひいては次作の稲の品質向上、ひいては美味しいレンゲ米に繋がる。緑肥の効果を高めるためには、次作で使用する土壌改良資材を前倒しで緑肥栽培時に使用することも有効である。

 

アザミの群生の中に白いアザミ

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筆者は庭にチョウを呼ぶため、アザミの種を集めている。しかし、アザミは種が熟すとすぐに飛散し、また雌雄異熟のため種採集が難しい。そこで新たな群生地を探し、傾斜地で群生を発見。中には白いアザミがあり、シロバナノアザミか、色素欠損の変異体ではないかと推測している。白い花を見ると、学生時代に教授から変異原で花の色が白くなると教わったことを思い出した。シロバナノアザミの種も欲しいが、周辺の花と異なる色で受粉できるのか疑問に思い、「花とミツバチの共進化、花の色」の記事を思い出した。

 

肥料が花粉の量と質に影響を与えるか?

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レンゲの栽培において、アルファルファタコゾウムシは主要な害虫となる。成虫はレンゲの葉を食害し、幼虫は根に寄生して養分を吸収するため、生育不良や枯死を引き起こす。特に、温暖な地域で被害が深刻化しやすい。防除策としては、薬剤散布や播種時期の調整などが挙げられる。薬剤散布は効果的だが、ミツバチへの影響も考慮する必要がある。播種時期を早めることで、幼虫の発生ピークを避けられる可能性がある。また、抵抗性品種の利用も有効な手段となる。天敵である寄生蜂の存在も確認されており、生物的防除の可能性も示唆されている。総合的な対策を講じることで、アルファルファタコゾウムシによる被害を軽減し、レンゲの安定した栽培を実現できる。

 

米はアレルギーの原因にはならないのか?

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米は炊飯時に糊化という現象が起こり、デンプンがα化して粘りや柔らかさが生まれる。米の主成分であるデンプンは、アミロースとアミロペクチンから構成される。アミロース含有量が多いほど粘りが少なく、パサパサとした食感になる一方、アミロペクチンが多いと粘りが強く、もちもちとした食感になる。炊飯過程で水を加え加熱すると、デンプン粒は水を吸収し膨潤する。さらに加熱が進むとデンプン粒は崩壊し、アミロースが溶け出す。この糊化したデンプンが米粒同士を結びつけ、粘りを生み出す。米の品種や炊飯方法によって糊化の程度が変わり、食感や味わいに影響する。

 

容赦ないアサガオ

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木の下に咲くマルバアサガオは、他の植物に巻き付いて高い場所で花を咲かせている。特に、二本の穂に贅沢に巻き付く姿は、アサガオの容赦ない一面を見せている。巻き付かれた植物は、きっともっと自由に穂を広げたかっただろう。 それでも、狭まった穂間にはクモの巣が張られ、自然のしたたかさが垣間見える。アサガオの逞しい生命力と、他の植物とのせめぎ合いが印象的な光景だ。

 

エノコロ、それはまるで犬の尻尾のようだ

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エノコログサは、夏の終わりを告げる植物として、そのふさふさとした穂が犬の尻尾に似ていることから「狗尾草」という和名がつけられています。C4型光合成を行うため、夏の強い日差しの中でも効率的に光合成を行い、大きく成長します。穂が風に揺れる様子は秋の訪れを感じさせます。 記事「夏に活躍!C4回路の植物たち」では、エノコログサのようにC4型光合成を行う植物は、高温や乾燥に強く、通常の植物よりも効率的に二酸化炭素を固定できるため、夏の暑い時期に繁茂すると説明されています。

 

真夏のイネの根元での奮闘

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真夏の水田で、水がない時期に発芽した雑草の苦闘を描写。イネの生育を阻害する雑草の抑制のため、水田の水位を調整する農法に触れつつ、繁茂したイネの根元で芽吹いた雑草に注目。既にイネが日光を遮る環境下で、発芽という本能に従ったものの、生育競争に勝ち抜くのは困難な状況。生命の逞しさと同時に、生存競争の厳しさを示唆している。

 

穂を撫でるように吹く風

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近所の水田では、稲穂が立ち始め、花から蕊が出ている。受粉を終えると実を結び、収穫まではあと一ヶ月半ほど。猛暑の中、稲穂を撫でる風が吹く。葉がこすれる音は涼しげだが、体感温度は変わらない。間もなく実りの秋を迎える田園風景を、静かに見守る様子が伝わってくる。

 

エノコロは四方囲まれた

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道端の隙間に生えたエノコロ草に着目した筆者は、二つの異なる状況を観察した。一つは他の草に囲まれていないエノコロ、もう一つはキク科の植物群に囲まれたエノコロである。後者のエノコロは既に花を咲かせ、成長は止まっている一方、周囲のキク科植物はまだ成長過程にある。そのため、エノコロはまるで「怖いお兄さん」に囲まれているように見え、筆者はその構図を写真に収めた。囲まれたエノコロの心中を想像し、筆者はその状況に面白みを感じている。

 

台風でも倒伏しないイネ

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長野県栄村小滝集落では、特別な農法により高品質な米が栽培され、台風による倒伏被害もほとんど見られなかった。倒伏した一部の水田と健全な水田の違いは、赤い粘土の客土の有無であった。イネの倒伏耐性向上に有効とされるシリカに着目すると、赤い粘土に含まれる頑火輝石やかんらん石などの鉱物がケイ酸供給源となる可能性がある。これらの鉱物は玄武岩質岩石に多く含まれ、二価鉄やマグネシウムも豊富に含むため、光合成促進にも寄与すると考えられる。赤い粘土に含まれる成分が、米の品質向上と倒伏耐性の鍵を握っていると考えられるため、イネとシリカの関係性について更なる調査が必要である。ただし、玄武岩質土壌はカリウムが少なく、鉄吸収が阻害されると秋落ちが発生しやすい点に注意が必要。

 

セイタカアワダチソウの壁

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秋にはススキだけでなく、セイタカアワダチソウも開花する。写真のように群生している中に、エノコロの穂も見られる。一見、アワダチソウにエノコロが負けたように見えるが、エノコロは既に種を落とし終えている。つまり、競争ではなく、エノコロの後にアワダチソウが生えるという共存関係が存在する。この関係は毎年繰り返されているものの、草の勢力図は少しずつ変化しているのだろう。

 

仲間を集めて目立て

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土手に白い花が群生している。遠目には葉の緑が目立ち、花は目立たない。写真のように集団で咲くことで、かろうじて認識できる。これはタデ科のイタドリと思われる。夏草に覆われると、花はほとんど見えない。先端に花を付けるため、かろうじて穂が見える程度だ。集団で生えるのは生存戦略の一つと言える。イタドリは荒れた土地の先駆植物なので、ライバルが少ない環境で群生しやすい。そのため、花が目立たなくても繁殖できるのだろう。

 

トウモロコシの穂発芽

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ベントナイトは、火山灰が変化してできた粘土鉱物で、農業分野での活用が注目されています。その多様な効果は、保水性と排水性の改善、土壌構造の向上、肥料保持能力の向上、病害虫抑制など、多岐に渡ります。 ベントナイトは高い吸水性を持つため、土壌の保水性を高め、乾燥を防ぎます。同時に、膨潤と収縮を繰り返すことで土壌に隙間を作り、排水性も向上させます。これらの作用により、植物の根の健全な生育を促進します。 さらに、ベントナイトは肥料成分を吸着し、植物が必要な時にゆっくりと放出するため、肥料の効果を高め、流亡を防ぎます。また、特定の病害虫に対する抑制効果も報告されており、農薬の使用量削減にも貢献する可能性があります。このように、ベントナイトは持続可能な農業に役立つ多機能な資材として期待されています。

 

足元がキラリと光る植物のとっての地獄

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ブラタモリ別府温泉の回で、温泉の源である由布火口の白い土壌が映し出された。これは風化しにくい石英が残り、植物の生育に不利な環境となっている。しかし、そこでススキらしき植物が育っているのを発見。通常、石英質の土壌では緑肥も効果が薄く、植物の生育は難しい。それなのに育つススキは、土壌を選ばない強い植物として知られる。著者は、このススキこそが、不利な土壌での栽培の鍵を握るのではないかと考え、現地調査を決意する。

 

一部の子は母の近くに残る

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枯れたエノコロの穂は、通常は種子が落ちて脱粒しているはずだが、中には種子が残っているものもある。これは脱粒性の欠損によるもので、一見、鳥に食べられるリスクが高まるため不利なようにも思える。 しかし、この脱粒しない性質も生存戦略の一つと考えられる。全ての種子が落ちてしまうと、生育に適さない環境だった場合に子孫を残せない。一部の種子を穂に残しておくことで、環境が好転した際に、親株の近くで発芽し、生き残る確率を高めていると考えられる。つまり、脱粒しない種子は、環境変化への備えであり、子孫繁栄のための保険のような役割を果たしている。

 

ひこばえが獣を引き寄せる

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耕作放棄地問題について、ひこばえが獣害を深刻化させている側面が指摘されています。収穫後の水田に生えるひこばえは、シカやイノシシにとって栄養価の高い食料となり、冬を越すための貴重なカロリー源となっています。1反あたり1俵ものひこばえが実ることもあり、獣にとっては安全な楽園となっています。 農家にとっては、収穫後のひこばえ処理は手間とコストがかかる作業であり、米の低い収益性を考えると負担となります。大規模化が進む現状では、この負担はさらに大きくなっています。獣害対策の補助金は設置者負担を軽減するものの、経営的にはマイナスです。 補助金は税金から賄われており、都市部から地方への資金流入の一因となっています。ひこばえ問題は、農家の負担、獣害の深刻化、そして税金の投入という複雑な問題であり、日本社会の根深い問題として捉える必要があるでしょう。

 

黄金の秋

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急に涼しくなったかと思えばまた暑い日。道端に生い茂る猫じゃらし(エノコロ)の中に、金色の芒を持つキンエノコロを見つけた。この黄金色の輝きを見ると、秋も中盤だと実感する。 エノコロには様々な種類があり、開花時期もそれぞれ異なる。この微妙なズレが、季節の移ろいを感じさせてくれる。夏の終わりを告げる緑色のエノコロ、そして秋の深まりを象徴するキンエノコロ。 植物の小さな変化が、季節の進行を鮮やかに描き出している。

 

植物の毛

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イネの穂先にある毛に着目し、植物と動物の毛の構成成分の違いについて考察している。植物の毛はセルロース(糖が結合したもの)でできている一方、動物の毛はケラチン(アミノ酸が結合したもの)でできている。植物は糖からアミノ酸を合成するため、貴重なアミノ酸を毛には使わずセルロースを使う。一方、糖を合成できない動物は摂取したアミノ酸から毛を作る。このように、植物と動物では毛の構成成分が異なり、それぞれが持つ資源を反映している点が興味深い。

 

目の前に広がるエノコロたち

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エノコロは畑の状態を判断する指標となる。どこにでも生えるほど丈夫で、荒れ地でも実をつけ、良い環境では大きく育つ。人の背丈ほどになれば、作物にも理想的な環境であることを示す。 イネ科のエノコロはケイ酸を利用し、プラント・オパールとして土壌に腐植をもたらす。また、強い根は土壌を柔らかくし団粒構造を形成する。エノコロの背丈は根の深さと比例し、高いほど排水性と保水性が高い土壌を示す。 師は、自然に生えるエノコロの状態から土壌の良し悪しを判断し、収穫を予測していた。緑肥ではなく、自然発生のエノコロこそが環境を正確に反映していると言える。写真の土壌はまだ発展途上で、エノコロも低い。

 

エノコロを見て思い出す師の言葉

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イネ科緑肥の効果について、筆者は窒素固定以外のメリットに着目する。イネ科緑肥は土壌物理性を改善し、後作の生育を促進すると言われるが、そのメカニズムは未解明な部分が多い。筆者は、イネ科植物の旺盛な根の成長が土壌構造を改善し、排水性と通気性を向上させると推測する。また、根の分泌物や残渣が土壌微生物相に影響を与え、養分保持力を高める可能性も指摘する。さらに、イネ科緑肥は他の雑草の抑制効果も期待できる。これらの効果は土壌の種類や気候条件によって異なるため、緑肥の効果的な活用には土壌診断と適切な緑肥種の選択が重要となる。

 

誰にも気にされず残り続ける実

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収穫の秋、稲刈り真っ只中だが、芝生に生えた稲は誰にも収穫されず、鳥にも食べられずに穂に実をつけたままでいる。せっかく実をつけたのに、地に落し来年発芽することを願っているだろうに、米は目立つため収穫されたり鳥に食べられたりする。さらに、稲は穂の毛が短く収穫しやすいよう品種改良されたため、成長の自由もない。そんな稲の姿を見て、作者は複雑な気持ちを抱いている。

 

背丈が整っていることのすごさと違和感

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田んぼの稲穂はどれも背丈が揃っている。肥料が均一でもここまで揃うのは不自然で、人の育成環境を均一化してもこうはならない。これは収量や耐病性だけでなく、背丈の揃いやすさも選抜基準にしているからだ。背丈が揃うと機械での管理が容易になる。しかし、耐病性を持つ稲ばかりを選抜していくことは、多様性を失い、新たな病気が発生した際に壊滅的な被害を受けるリスクを高める可能性があるため、危険ではないかと筆者は危惧している。

 

稲穂を見ながら、太古の人たちに思いを馳せる

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稲穂を見て、農耕における最大の品種改良は「脱粒性の欠損」だと感じた。熟しても種子が落ちないため、コンバインで一斉に収穫できる。これは、少ない労力で多くの収穫を得られるようになったことを意味し、人類にとって革命的な発見だった。太古の人々は、脱粒しない株を偶然発見したのだろう。鳥に食べられないよう種子が落ちる性質を失った稲は、本来不利だが、人間にとっては効率的な収穫を可能にした。この偶然の発見が、農耕文化の発展に大きく貢献したと言える。


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