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カテゴリー : ビタミン・ミネラル・味/page-3

 

ヒトの進化における尿酸の役割

プリン体の摂り過ぎは注意の理由は何だ?の記事で巷で言われているプリン体の過剰摂取は尿酸の過剰蓄積に繋がり、関節などで結晶化すると激痛になり、この現象を痛風と呼ぶという内容を記載した。このように記載すると尿酸を悪だと見做し、できるだけ排出した方が良いと思いたくなるが、そう思うのはもったいないという考え方もある。今回は尿酸と進化について見ていくことにする。以前、未熟な鶏糞内に含まれるであろう抗酸化作用の記事で、尿酸には抗酸化作用があるという内容を記載した。尿酸の抗酸化...

 

プリン体の摂り過ぎは注意の理由は何だ?

巷でよく見聞きするプリン体とは何か?の記事の続きで、プリン体について見ていく。プリン体についてよく聞く内容が、プリン体の摂り過ぎが痛風の原因になるということ。短絡的にプリン体 = 痛風の原因の増加と捉えると見えるものが小さくなるので、プリン体の代謝を見ていくことにする。プリンを骨格にもつ物質はいくつかあり、日常生活で頻繁に関わりそうな、パブリック・ドメイン, Linkイノシン酸  Wikipediaイノシン酸について見ていく。イノシン酸は見ての通り...

 

巷でよく見聞きするプリン体とは何か?

腎臓での重炭酸イオンの産生までの記事で、アミノ酸のグリシンからクレアチンを経て無酸素性運動について触れた。話は生体内でのグリシンの役割の記事まで戻って、生体内のでグリシンの役割の最後の項目であるプリン体について触れる事にしよう。プリン体という言葉を聞くと、※写真はビールの香りと植物のタネからビールを飲むとプリン体が溜まり、痛風の原因に繋がるといった話題をよく見聞きする。ビールから何故痛風に繋がるのか?といった疑問は当然あるが、その前にそもそもプリン体とは何か?...

 

無酸素性運動の非乳酸性エネルギー供給機構で用いるクレアチン

無酸素性運動のエネルギー供給機構についての記事で無酸素性運動のエネルギー供給機構を見た。生物学に何年も触れてきたが、無酸素性運動といえば乳酸性エネルギー供給機構しか見たことがなかった。今回は非乳酸性エネルギー供給機構で重要なEdgar181 - English Wikipedia, パブリック・ドメイン, リンクによるクレアチンについて触れてみる。クレアチンの生合成はBenjah-bmm27 - 投稿者自身による著作物, パブリック・ド...

 

無酸素性運動のエネルギー供給機構について

生体内でのグリシンの役割の記事でアミノ酸のグリシンの生体内で働きについてを見た。働きのうちのクレアチンについては無酸素運動についての理解が必要になるので、今回は無酸素運動時のエネルギーについてを見てみる。運動には長距離走のような長い時間体を使う有酸素運動と※後述で記載する本には有酸素性運動と表記すべきという意見が記載されていた短距離走のような短い時間で一気に力を出し切る無酸素運動がある。※後述で記載する本には無酸素性運動と表記すべきという意見が...

 

生体内でのグリシンの役割

Benjah-bmm27 - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる睡眠に作用するサプリメントの記事で、睡眠に誘導するサプリメントとしてのグリシンを見た。グリシンは抑制性の神経伝達物質として働きつつ、サプリメントとして摂取した場合、速やかに脳に運搬されて作用する?(自信はない)。血液脳関門 - Wikipediaであれば、睡眠に問題がある方がグリシンを摂取すれば良いのではないか?と話が繋がっていくが、その前に知っておきたい事がある。それはグリシ...

 

睡眠に作用するサプリメント

年始から佐藤成美 本当に役立つ栄養学 肥満、病気、老化予防のカギとなる食べものの科学 - ブルーバックスという本を読んでいる。この本の後半の脳と神経に作用する食べものの章で睡眠効果のある成分として、グリシンというアミノ酸に触れていた。Benjah-bmm27 - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるグリシンといえば、側鎖が水素で最も単純なアミノ酸になるが、このグリシンには睡眠効果があるとの記載があった。グリシン自体が神経伝達物質の一種で抑制性...

 

昨今の社会問題に対して、大浦牛蒡の持つ可能性に期待する

ゴボウの連作障害の要因は何か?の記事まででキク科のゴボウという作物の可能性を見てきた。ゴボウは感染性の病気や生活習慣病の予防の効果が高い可能性があり、これから増加し続けるであろう社会保険の問題に一矢報いる事ができる可能性があるとふんでいる。そんなゴボウだけれども、栽培の師がゴボウの栽培を得意としていて、師のゴボウは人気が高かった。師の畑は作土層が浅かったにも関わらず…師が栽培していたのは大浦牛蒡(ゴボウ)という太めの品種だった。※師は京都北部の真砂土の...

 

ゴボウには社会問題を解決する可能性を秘めていると信じている

以前からキク科のゴボウに将来性を感じている。ゴボウといえば、・フカフカの土でなければならない・農機具に汎用性がなく、栽培コストが高い・連作障害が発生しやすいといった内容でネガティブな要素から嫌煙されることが多いが、その内容を覆う程のメリットの多さもある。ゴボウの持つメリットは今後予想される社会保険の増額に対して解決できる可能性を秘めていて、マーケティング次第で栽培の負の要因は軽減できると信じている。以前、野菜の美味しさとは何だろう?ポリフェノールと食物繊維...

 

人が吸収しやすいリンとしてのリン酸塩

人はフィチン酸をリンの栄養素として利用できるのか?の記事で人がフィチン酸を摂取した場合、リンの栄養ではなく他の用途で使用される可能性があることを記載した。この内容から次に気になることとして、人はどのようなリンの形状を摂取して利用しているのか?ということだ。フィチン酸以外の有機態リン酸を思い浮かべてみると、骨の主成分であるリン酸カルシウム、リン脂質は核酸辺りだろうか。この先は内蔵でのリンの吸収の話になるので別の話題に移る。栄養関係で印象に残っている話として、人体にお...

 

人はフィチン酸をリンの栄養素として利用できるのか?

フィチン酸のもつ抗酸化作用とは何か?の記事を作成している時にふと気になったことがある。人にとっての栄養としてのリンはどのような形なのだろう?個人的に有機態リン酸の代名詞と思っているフィチン酸は人の消化器官で吸収が難しそうだ。人はフィターゼのようなフィチン酸からリン酸基を切り取れるような酵素を持っているのだろうか?上記内容が頭に浮かんだ時に一つの疑問が生じた。人の腸内細菌叢にフィターゼを合成できる細菌がいるのでは?というわけで早速検索をしてみたところ、Nat...

 

フィチン酸のもつ抗酸化作用とは何か?

米ぬか土壌還元消毒でどれ程の有機態リン酸が投入されるか?等の記事で見てきた穀物等に含まれる有機態リン酸ことフィチン酸に関して、人が摂取した場合の振る舞いが気になったので触れてみる。成美堂出版から出版されている栄養の基本がわかる図解事典のフィチン酸の説明で活性酸素の発生を抑える効果があると記載されている。摂取時のマイナスの面として、カルシウムや亜鉛の吸収を阻害するという内容も記載されているが、これは飼料としての利用の時に記載したのでここでは触れないことにする。鶏糞の中にある有用だけ...

 

胆汁という切り口から脂肪分はいつ摂取した方が良いかが判断できるそうだ

朝食のタンパク源は食後どれくらいで利用可能になるか?の記事で朝食で摂取したタンパクはどれ程の時間で消化され使用可になるか調べてみた。7時の朝食でタンパクが消化されるのが大体お昼前で、個人的に活動が活発になると思っている時間(10時前後)よりは若干遅めという印象を受けた。タンパク消化の次にタンパク合成に要する時間を調べたいところだが、この話題には触れずに別の話題に触れることにする。改めて、柴田重信著 食べる時間でこんなに変わる時間栄養学入門 体内時計が左右する肥満、老化、生...

 

朝食のタンパク源は食後どれくらいで利用可能になるか?

朝食で摂取したタンパクは何に使われるのか?の記事で、朝食でタンパク不足の傾向がありつつ、日中の活動でタンパクを必要とするので、朝食のタンパク不足は問題視しておいた方が良いという事で、朝食でタンパクを積極的に摂取していった方が良いという内容を記載した。上記の内容に対して、記事の末尾で摂取したタンパクはどれ程の時間で消化され、消化されたタンパク(アミノ酸)はすぐに使用できるのだろうか?という疑問を投げかけた。今回はタンパクの消化について見ていくことにする。検索対象は朝食の定番であ...

 

朝食で摂取したタンパクは何に使われるのか?

同じ食材でも摂取する時間帯によって振る舞いが変わるの記事で、朝食ではタンパク質が不足する傾向があり、その不足が日中に影響を与える可能性があるという内容を記載した。この内容を読んだ時に、タンパクって体(特に筋肉)を構成する要素であって、睡眠時の筋組織の修復で大事だから、夕食の際にタンパク多めの方が有効ではないか?と個人的に思ったのだけれども、実際のところはそうではなさそうだ。それではタンパクは一体何に使われているのだろうか?この内容がしっくりきそうな話があるので、今回はその内容を紹...

 

同じ食材でも摂取する時間帯によって振る舞いが変わる

先月に投稿していた脱脂ダイズの利用までの記事で、国内のタンパク源を見てきたけれども、今後の情勢を加味して効率的な活用を見ておかないといけないと思い、脱脂ダイズとは何だろう?柴田重信著 食べる時間でこんなに変わる時間栄養学入門 体内時計が左右する肥満、老化、生活習慣病 - ブルーバックスを読んでみることにした。時間栄養学とは、同じ食材でも朝食に摂取するか、夕食に摂取するかで体に対する反応が異なることを研究する学問だ。例えば、朝食の定番の納豆は、朝食に...

 

脱脂ダイズとは何だろう?

大豆イソフラボンが筋萎縮の緩和に関与するまでの記事で脱脂ダイズについて見てきた。脱脂ダイズというのはその名の通り、脱脂(食用油のダイズ油を抽出)した後の粕を指す。このダイズ油について改めて考えてみると、何に使われているのか?であったり、搾油方法は何か?であったり、搾油した後の粕にはどれ程のイソフラボンが含まれているのか?といったことは何も知らないことに気が付いた。唯一知っていることとしては、脱脂していないダイズから作った味噌や醤油は味わい深いといったところだろうか。二...

 

大豆イソフラボンが筋萎縮の緩和に関与する

エストロゲンとセロトニンの合成についてに引き続き、ダイズイソフラボンに関する研究を探していたら、大豆イソフラボンによる筋肉減少予防効果のメカニズムを解明 - 東京大学大学院農学生命科学研究科 研究成果というページにたどり着いた。パブリック・ドメイン, リンク詳細は端折って、発表中の展望に触れておくと、ダイズに含まれるイソフラボンの一種であるゲニステインの日常的な摂取が運動不足や骨折等による筋萎縮の進行を遅らせるものと期待されている。ゲニステインは前回の記事で触れたエストロ...

 

エストロゲンとセロトニンの合成について

脳内で作用するセロトニンの合成のトリガーは何か?の記事で睡眠に関するホルモンの前駆体であるセロトニンの合成のトリガーについて触れた。脳内のセロトニンは太陽光の刺激やリズム運動がトリガーとなり合成が促進される。脳内のセロトニンに関して、もう一つ重要なテーマについて触れておく。セロトニン | e-ヘルスネット(厚生労働省)のページで/*********************************************************************/セロ...

 

脳内で作用するセロトニンの合成のトリガーは何か?

睡眠に関するホルモンのメラトニンはどのように合成される?の記事に引き続き、セロトニン→メラトニン合成についてを見ていく。CYL - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる今回はセロトニンについて見ていきたい。Wikipediaに拠ると、セロトニンは脳内と腸内で合成され、合成される箇所のほとんどが腸内であるらしい。脳内で合成されるセロトニンは全体の2%程らしい。※セロトニンの量は全体で約10mg程度それでは腸内で合成されたセロトニンは...

 

睡眠に関するホルモンのメラトニンはどのように合成される?

最近の情勢が日に日に自助の精神が強くなっているように感じる。歳をとっても、自分の身(健康)は自分で守れと。健康で一番重要なのは良質な睡眠であることは間違いないので、食と睡眠に関することでも触れていこうかと。睡眠と聞いて一番最初に頭に浮かぶ用語として、NEUROtiker - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる内因性ホルモンのメラトニンがある。メラトニンといえば、体内時計として有名で、脳でメラトニンが蓄積されていくと眠気が生じ...

 

コメとダイズの組み合わせ必須アミノ酸を摂取

必須アミノ酸という言葉がある。必須アミノ酸は人の体では合成できないアミノ酸を指し、これらのアミノ酸は毎日必ず摂取しておいた方が良い。人の必須アミノ酸は・トリプトファン・リシン・メチオニン・フェニルアラニン・トレオニン(スレオニン)・バリン・ロイシン・イソロイシン(・ヒスチジン)がある。学生の頃に講義で畜産の家畜毎に必須アミノ酸が異なり、牛か豚だったかな?それの必須アミノ酸を丸暗記しなさいという講義を今でも忘れない。アメフリシトロイバスと...

 

植物性の食材でBCAAを多く含むのは何だろう?

植物性の食材でBCAAを多く含むものは何か?を調べてみた。筋肉量を増やすために必要な栄養素「分岐鎖アミノ酸(BCAA)」|医療トピックス|49号|WEB版すこやかライフ|ぜん息などの情報館|大気環境・ぜん息などの情報館|独立行政法人環境再生保全機構に拠ると、納豆のネバネバ、再考豆腐と納豆が挙がっていた。両方ともダイズを加工したものなので、当たり前と言ってしまえばそれまでだ。興味深いのが、どちらも100g換算にすると、牛肉のサーロインよりもBCAAの含有...

 

除草剤でBCAA合成に影響があるものはあるか?

プロテインは何からできている?までの記事で筋疲労の軽減、筋プロテインの回復やプロテインの種類を見てきた。市販のプロテインは主にホエイプロテイン、カゼインプロテインとソイプロテインがあるらしいが、ここで気になってくるのが、ダイズ由来のソイプロテインで、除草剤の散布によってプロテイン内のアミノ酸組成に影響を与えるか?ということ。というわけで、朝倉書店 新版農薬の科学を引っ張り出して、アミノ酸合成、特にBCAAの合成に影響を与える除草剤があるか?を調べてみた。植物の...

 

プロテインは何からできている?

筋タンパク合成でのロイシンの役割までの記事で運動後の疲労回復と筋タンパク合成において、BCAAこと分枝鎖アミノ酸(特にロイシン)が重要であることがわかった。当然のことだけれども、筋タンパクの合成にはBCAAだけでなく、タンパクの材料になるアミノ酸群が潤沢にあることも重要であるわけで、BCAAと一緒にアミノ酸(タンパクの形状で良い)も合わせて摂取する必要がある。運動後によく見かける行為としてプロテインがあるけれども、このプロテインは何なのか?を整理しておくと、・ホエイプロテイン...

 

疲労回復でBCAAの摂取が挙がる理由を知りたい

今年の夏前辺りに疲労回復の話題として鉄についてを学んでいた。人体内での鉄の役割今の社会情勢から疲労回復としての食材についておさえておくべきことがありそうなので、運動と疲労回復について見ていくことにした。今、一番気になるのが、プールの更衣室等で運動した後の人が飲んでいるのをよく見かけるプロテインだ。プロテインといえば体作りに重要な成分が豊富に含まれているというイメージだけれども、それは疲労回復とセットになって言われていることが多い。プロテイン等の疲労回復でよ...

 

古米になると栄養価はどうなるのか?

新米が店頭に並ぶ季節になってきた。新米と古米は何が違うの?栄養価に変化はあるの?という話題が挙がったので調べてみることにした。はじめにWikipediaの内容を見てみることにする。/************************************/古米には、新米に比べ次のような違いがある。米飯が、硬く、粘りが少ない。米飯の光沢や白度が低い。古米臭がする。水分が抜けているため、炊いた時新米より2、3割膨れる。/********...

 

漢方薬としてのトンボ

アキアカネのオスは何故赤い?の記事の文中で紹介したアキアカネの色素について研究している方のことを調べていたら、第23回 赤トンボはなぜ赤い?動物で初めて見つかった驚きのメカニズム - 産総研マガジンにたどり着いた。内容は前回の記事で紹介した研究報告と同じで、読みやすいように編集されている。この内容で目を引いたのが、戦前に赤トンボが漢方薬として扱われていたということ。前回の内容で赤い色素のキサントマチンは通常は酸化型のオレンジ色であるが、還元されると赤色になると記載したが、還元...

 

夏の風物詩の枝豆の続き

夏の風物詩の枝豆の記事で枝豆(未熟なダイズ)はダイズと比較して、カリウムやカロテノイドが多いという内容を記載した。これらの成分はおそらく、これから登熟するダイズの実に養分を転流する為に必要なのだろう。養分転流を行うには、実自身で光合成を行う必要がありそうで、その為のカロテノイドと、実自身の浸透圧を高める為にカリウムといったところか。植物体内でのシンクとソース熟したダイズでカリウムが減るのは、実の脱水時にカリウムが他の箇所に転流するからだろう。この内容が頭に浮かんだ時に...

 

夏の風物詩の枝豆

枝豆を食べた。枝豆といえば、ダイズを早期に収穫したものを茹でて食べるものだ。ダイズ自体が主要作物で栄養価が高く、枝豆も当然栄養価が高い。枝豆は夏の風物詩クラスの食べ物というイメージがあり、夏バテにもきっと有効に違いないということで栄養について調べてみたら、/********************************************/植物性タンパク質や脂質、ビタミンE、食物繊維、カルシウム、鉄分に富むことに加え、ビタミンB1・B2は野菜の中では特に多く、大豆に...

 

モロヘイヤのタネには毒がある

うちの庭でモロヘイヤを育てていて、妻がタネや莢には毒があるので絶対に食べてはいけないよと言っていた。モロヘイヤのタネには毒があるのは有名なのだけれども、その毒が何であるか?ということはあまり聞かないな。万が一タネを食べてしまった場合、何らかの食材と食べ合わせをすれば弱毒化できて大丈夫になるとか、そういうことを知っておかないと何かと大変なので、調べてみることにする。モロヘイヤはそもそも何なの?ということから話を進めると、アオイ科のシマツナソという植物だそうだ。北アメリカ...

 

コリンは生体内でどこにある?

コリンとは何だろう?の記事でコリンの働きについて見た。コリンはアメリカではビタミン様物質として扱われているらしく、ビタミンの様だと言われるぐらいで人体にとって非常に重要な栄養素だった。このコリンだけれども、SVGファイル化: OmenBreeze - 次の画像を基にした投稿者自身による著作物: Choline-skeletal.png by Benjah-bmm27, CC0, リンクによる化学組成が窒素を中心にメチル基がたくさん付いている不思議な形をし...

 

コリンとは何だろう?

とろろの各種効能は何由来か?の記事でとろろの有効成分について触れ、デンプンの分解酵素(アミラーゼ等)、コリン、サポニンと食物繊維があるという内容を記載した。上記の成分で触れていないのはコリンのみで、コリンについてまとめられているものはないか?と検索をしてみたら、大久保剛 - コリン化合物の重要性と運動機能への影響 - オレオサイエンス 第20巻第4号(2020)にたどり着いた。SVGファイル化: OmenBreeze - 次の画像を基にした投稿者自身による著作物: Choli...

 

とろろの各種効能は何由来か?

そば屋でとろろそばを注文して食べた。店内に貼ってあるポスターにとろろには疲労解消、老化防止、美容効果と記憶力の向上の効能が記載されいた。とろろこと山芋のどの成分が上記の効能に紐付けれているのか?が気になったため、調べてみることにした。調べる前にとりあえず今までのパターンから推測するに、老化防止と美容効果はどちらも血流の改善に依るものなので、おそらく血管を固くする血中コレステロールと結合して除去するというものだろう。オクラのネバネバ成分は何なのか?企業のサイ...

 

ゴールデンライスにはどんな遺伝子を導入したのだろう?

前回の第二世代遺伝子組み換え作物のゴールデンライスの記事で、コメの胚乳の箇所にベータカロテンを蓄積するゴールデンライスについて見てみた。せっかくの機会なので、もうちょい深くゴールデンライスに触れてみようと検索をしてみることにして、小松晃 形質転換技術による品質・成分育種の可能性 - 農業および園芸 第81巻 第1号 2006にたどり着いた。International Rice Research Institute (IRRI) - https://www.flickr.com/p...

 

第二世代遺伝子組み換え作物のゴールデンライス

稲作のポテンシャルと飼料米の記事で、飼料米についてを見た。日本の畜産の現在において主の飼料は海外のトウモロコシやコムギらしいが、トウモロコシから飼料米に転換したら何を意識すべきか?という視点で見てみた。研究所が公開している資料によると、個人的に一番の大きな違いに見えたのは色素であるカロテノイドだった。飼料米を主にした時に、カロテノイドを補完するとしたら、カボチャやパプリカで、後者のパプリカを用いるとすれば、海外依存度合いが高いらしく、飼...

 

稲作のポテンシャルと飼料米

連日の猛暑の中、稲作はとてつもない可能性を秘めているなと感じる事が多い。抽水植物という水草に分類されているイネが栽培化されたことで、水資源を豊富に活用できるようになった。水生植物であるイネの根腐れについて考える田に水を入れることで、上流にあるミネラルや粘土鉱物を田に入れることで低肥料栽培になりつつ、水の蒸散により、周囲と自身の熱を逃がすことができ猛暑に強い。光合成の質を高める為に川からの恩恵を活用したい猛暑日が多い中で中干しの意義を再検討する田に水を張...

 

条件的CAM型植物のツルムラサキ

ツルムラサキのネバネバ成分は何のためにある?までの記事で水溶性食物繊維であるペクチンを調べ、それが多く含まれている作物としてツルムラサキを挙げた。なぜ、ツルムラサキの葉にはペクチンを多く含むのか?ヒントになりそうなものを探していたら、吉村泰幸著 日本国内に分布する CAM 植物及びその生育環境 - 日作紀(Jpn. J. Crop Sci.)90(3):277―299(2021)にたどり着いた。年々進む温暖化対策として、CAM型植物の栽培が注目されているらしく、ツルムラサキが...

 

ツルムラサキのネバネバ成分は何のためにある?

ツルムラサキのネバネバ成分を増やすことは可能か?の記事の続き。人が摂取すると腸に良い影響をもたらすであろう水溶性食物繊維であるペクチンだけれども、植物体内ではどのように使われているのだろう?ということで整理してみた。ペクチンは植物の体を構成するセルロースに充填され、カルシウムと合わさることで柔軟性のある強度を得る事ができる。強度以外に何かないか?と検索をしてみたところ、植物生理学の講義内容というページにて、根のペクチンについて記載されていた。/****************...

 

ツルムラサキのネバネバ成分を増やすことは可能か?

オクラのネバネバ成分は何なのか?の続きの記事で、オクラのネバネバことペクチンは人が摂取すると大腸や小腸で興味深い効果を発揮することがわかった。この内容を踏まえて頭に浮かぶこととして、オクラの他にもツルムラサキという夏野菜でもネバネバしているけれども、これらの野菜は栽培方法を工夫することによって、ペクチンの含有量を増やすことができるのか?ということ。先に現状を挙げておくと、上記の疑問を解消できるような研究報告は見当たらない。ということなので、植物体内でペクチンは何の...

 

オクラのネバネバ成分は何なのか?の続き

前回のオクラのネバネバ成分は何なのか?の記事で、水溶性食物繊維であるペクチンに改めて触れた。ペクチンは食物繊維に分類されるが、グルコースといった定番の糖ではなく、D-ガラクツロン酸が直鎖状になったものにラムノース等の糖で装飾されている。人がペクチンを摂取したらどうなるのか?夏バテと呼ばれる症状にペクチンの摂取は有効なのか?この疑問に対して、北口公司 あたり前に在るペクチンに秘められた複雑さ ペクチン摂取による生理機能制御と疾病予防効果 - 応用糖質科学 第 10 巻 第 4 ...

 

オクラのネバネバ成分は何なのか?

今年の夏は例年以上に猛烈な暑さになりそうだ。そんな暑さを想像すると、夏バテを心配する。夏バテに効果的な野菜は何だろうとふと気になり、オクラが頭に浮かんだ。オクラといえば、果実を切った時に出てくるネバネバ成分を思い浮かべる。このネバネバ成分が何だろう?と気になったので検索をしてみた。オクラ|とれたて大百科|旬をみつける|JAグループのページによると、オクラのネバネバ成分はムチンやペクチンといった水溶性の食物繊維であるらしい。これら...

 

人体内での鉄の役割

鉄サプリに含まれる鉄分はどんな形?までの記事で、栄養としての鉄にはどのような種類があるのか?について触れてきた。人体内で鉄がどのように使われるのか?は有名だけれども、とりあえず触れておくことにする。厚生労働省の(2)微量ミネラル ①鉄によると、鉄はヘモグロビンや各種酵素を構成と記載されている。Yikrazuul - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるヘモグロビンは血管を流れる赤血球を構成する要素で、酸素と結合して、体中の...

 

鉄サプリに含まれる鉄分はどんな形?

ダイズに含まれるフェリチン鉄までの記事で、食品から摂取できる鉄の構造を見た。鉄には摂取しやすいヘム鉄と摂取しにくいとされる非ヘム鉄があるが、非ヘム鉄の中でもダイズに含まれる鉄は比較的摂取がしやすいということを知った。次に気になることといえば、鉄サプリに含まれる鉄の構造だろうか。粒状にするわけで、変化に弱そうと勝手にイメージしているヘム鉄を粒状にしているのだろうか?成分表を調べてみたら、クエン酸鉄という表記が目に付いた。重要だけど扱いにくいものでもあ...

 

ダイズに含まれるフェリチン鉄

植物性の食品に多く含まれる非ヘム鉄はどんな形?の記事で、鉄分が多いとされるコマツナ等の軟弱葉物に含まれる鉄の構造を見た。植物性の非ヘム鉄に分類される鉄の大半は光合成の電子伝達体で関与する鉄硫黄タンパクであるらしい。ここで一つ疑問が浮かぶ。植物性の鉄で豊富に含まれているのは軟弱葉物だけではなく、ダイズも鉄分が豊富に含まれていると言われている。ダイズは見ての通り、タネであって光合成は行っていない。発芽後にすぐに必要になるかもしれないので、電子伝達体の鉄硫黄タン...

 

植物性の食品に多く含まれる非ヘム鉄はどんな形?

前回の人は鉄鍋由来の鉄を摂取しても活用することができるのか?の記事で、人が鉄鍋から溶け出した鉄を摂取した後に利用できるのか?という疑問について探った。前回では人体では酸化された鉄(Fe3+:3価鉄)であっても利用可であることはわかったけれども、鉄鍋から溶け出した状態の酸化鉄(おそらくFe2O3)の摂取自体が可能であるか?はわかっていない。というわけで、栄養としての鉄を更に深堀してみることにする。厚生労働省の(2)微量ミネラル ①鉄がわかりやすかったので参考にすると...

 

人は鉄鍋由来の鉄を摂取しても活用することができるのか?

鉄分不足の解消で野菜の摂取は期待できるのか?の記事で、人体において鉄が欠乏すると疲労感が抜けないという話から、(特に施設栽培)の野菜は栄養としての鉄の含有量が少ないのでは?という内容を記載した。この話を投稿している時に頭に思い浮かんだ内容がいくつかあるので、これから触れていくことにする。鉄鍋で料理をすると、鍋表面の鉄分が溶け出し、栄養として鉄が摂取しやすくなるという話題がある。おそらくだけれども、この時の鉄は表面のサビであることが多そうなので、Fe3+になるのだろうけ...

 

鉄分不足の解消で野菜の摂取は期待できるのか?

しっかりと睡眠をとっても、起床後に疲労感が残っている。いくつか注目している箇所があるので、一日に歩いている時間は結構なものになり、それが疲労感の原因では?と指摘された。今年最大の出来事は物理性の改善 + レンゲ + 中干しなしの稲作によるインパクトを感じたことであれば、疲労感は何らかの栄養が不足しているからだろうとアタリを付けた。調べてみると、鉄不足により疲労感の解消がなくなるという内容を見かけた。確かに、足の裏を頻繁に刺激する運動で赤血球が潰れ、鉄欠乏を誘発するとい...

 

コオニタビラコはホトケノザ

水田の土で、よく見る草はなんて名前?の記事で触れたオニタビラコを小さくしたような草を見かけた。自信はないが、この草はコオニタビラコではないか?とコオニタビラコのWikipediaのページで/*************************************************/葉は羽状複葉で頂羽片が大きくて丸っこい/*************************************************/※コオニタビラコ - Wikipedia ...

 

ホウレンソウの根元の赤色は何だ?

ホウレンソウを買ってきてと頼まれたので、近所の店に買いに行った。野菜を購入する際は比較的鮮度の良さそうなものを購入したいのが人の性というもの。店頭に並んでいるホウレンソウを見比べて、気になった事がある。ホウレンソウの根元は赤色だけれども、この赤色って何だろう?この赤色が鮮やかであれば品質が良いと判断できないだろうか?というわけで早速検索をしてみたところ、下記のページに辿り着いた。ほうれん草の根元の赤い部分を捨てていませんか?|みなとの野菜大辞典...


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