ブログ内検索:とにかく速いブログサイトを目指すカテゴリー : ビタミン・ミネラル・味/page-1 コリンとは何だろう?2022-08-01化学全般 ビタミン・ミネラル・味 とろろの各種効能は何由来か?の記事でとろろの有効成分について触れ、デンプンの分解酵素(アミラーゼ等)、コリン、サポニンと食物繊維があるという内容を記載した。上記の成分で触れていないのはコリンのみで、コリンについてまとめられているものはないか?と検索をしてみたら、大久保剛 - コリン化合物の重要性と運動機能への影響 - オレオサイエンス 第20巻第4号(2020)にたどり着いた。SVGファイル化: OmenBreeze - 次の画像を基にした投稿者自身による著作物: Choli... とろろの各種効能は何由来か?2022-07-31化学全般 ビタミン・ミネラル・味 そば屋でとろろそばを注文して食べた。店内に貼ってあるポスターにとろろには疲労解消、老化防止、美容効果と記憶力の向上の効能が記載されいた。とろろこと山芋のどの成分が上記の効能に紐付けれているのか?が気になったため、調べてみることにした。調べる前にとりあえず今までのパターンから推測するに、老化防止と美容効果はどちらも血流の改善に依るものなので、おそらく血管を固くする血中コレステロールと結合して除去するというものだろう。オクラのネバネバ成分は何なのか?企業のサイ... ゴールデンライスにはどんな遺伝子を導入したのだろう?2022-07-11稲作 化学全般 ビタミン・ミネラル・味 前回の第二世代遺伝子組み換え作物のゴールデンライスの記事で、コメの胚乳の箇所にベータカロテンを蓄積するゴールデンライスについて見てみた。せっかくの機会なので、もうちょい深くゴールデンライスに触れてみようと検索をしてみることにして、小松晃 形質転換技術による品質・成分育種の可能性 - 農業および園芸 第81巻 第1号 2006にたどり着いた。International Rice Research Institute (IRRI) - https://www.flickr.com/p... 第二世代遺伝子組み換え作物のゴールデンライス2022-07-10植物栄養 稲作 化学全般 市場 ビタミン・ミネラル・味 稲作のポテンシャルと飼料米の記事で、飼料米についてを見た。日本の畜産の現在において主の飼料は海外のトウモロコシやコムギらしいが、トウモロコシから飼料米に転換したら何を意識すべきか?という視点で見てみた。研究所が公開している資料によると、個人的に一番の大きな違いに見えたのは色素であるカロテノイドだった。飼料米を主にした時に、カロテノイドを補完するとしたら、カボチャやパプリカで、後者のパプリカを用いるとすれば、海外依存度合いが高いらしく、飼... 稲作のポテンシャルと飼料米2022-07-09稲作 市場 ビタミン・ミネラル・味 連日の猛暑の中、稲作はとてつもない可能性を秘めているなと感じる事が多い。抽水植物という水草に分類されているイネが栽培化されたことで、水資源を豊富に活用できるようになった。水生植物であるイネの根腐れについて考える田に水を入れることで、上流にあるミネラルや粘土鉱物を田に入れることで低肥料栽培になりつつ、水の蒸散により、周囲と自身の熱を逃がすことができ猛暑に強い。光合成の質を高める為に川からの恩恵を活用したい猛暑日が多い中で中干しの意義を再検討する田に水を張... 条件的CAM型植物のツルムラサキ2022-07-03光合成 ビタミン・ミネラル・味 ツルムラサキのネバネバ成分は何のためにある?までの記事で水溶性食物繊維であるペクチンを調べ、それが多く含まれている作物としてツルムラサキを挙げた。なぜ、ツルムラサキの葉にはペクチンを多く含むのか?ヒントになりそうなものを探していたら、吉村泰幸著 日本国内に分布する CAM 植物及びその生育環境 - 日作紀(Jpn. J. Crop Sci.)90(3):277―299(2021)にたどり着いた。年々進む温暖化対策として、CAM型植物の栽培が注目されているらしく、ツルムラサキが... ツルムラサキのネバネバ成分は何のためにある?2022-07-02化学全般 ビタミン・ミネラル・味 ツルムラサキのネバネバ成分を増やすことは可能か?の記事の続き。人が摂取すると腸に良い影響をもたらすであろう水溶性食物繊維であるペクチンだけれども、植物体内ではどのように使われているのだろう?ということで整理してみた。ペクチンは植物の体を構成するセルロースに充填され、カルシウムと合わさることで柔軟性のある強度を得る事ができる。強度以外に何かないか?と検索をしてみたところ、植物生理学の講義内容というページにて、根のペクチンについて記載されていた。/****************... ツルムラサキのネバネバ成分を増やすことは可能か?2022-07-01化学全般 ビタミン・ミネラル・味 オクラのネバネバ成分は何なのか?の続きの記事で、オクラのネバネバことペクチンは人が摂取すると大腸や小腸で興味深い効果を発揮することがわかった。この内容を踏まえて頭に浮かぶこととして、オクラの他にもツルムラサキという夏野菜でもネバネバしているけれども、これらの野菜は栽培方法を工夫することによって、ペクチンの含有量を増やすことができるのか?ということ。先に現状を挙げておくと、上記の疑問を解消できるような研究報告は見当たらない。ということなので、植物体内でペクチンは何の... オクラのネバネバ成分は何なのか?の続き2022-06-30ビタミン・ミネラル・味 前回のオクラのネバネバ成分は何なのか?の記事で、水溶性食物繊維であるペクチンに改めて触れた。ペクチンは食物繊維に分類されるが、グルコースといった定番の糖ではなく、D-ガラクツロン酸が直鎖状になったものにラムノース等の糖で装飾されている。人がペクチンを摂取したらどうなるのか?夏バテと呼ばれる症状にペクチンの摂取は有効なのか?この疑問に対して、北口公司 あたり前に在るペクチンに秘められた複雑さ ペクチン摂取による生理機能制御と疾病予防効果 - 応用糖質科学 第 10 巻 第 4 ... オクラのネバネバ成分は何なのか?2022-06-29化学全般 ビタミン・ミネラル・味 今年の夏は例年以上に猛烈な暑さになりそうだ。そんな暑さを想像すると、夏バテを心配する。夏バテに効果的な野菜は何だろうとふと気になり、オクラが頭に浮かんだ。オクラといえば、果実を切った時に出てくるネバネバ成分を思い浮かべる。このネバネバ成分が何だろう?と気になったので検索をしてみた。オクラ|とれたて大百科|旬をみつける|JAグループのページによると、オクラのネバネバ成分はムチンやペクチンといった水溶性の食物繊維であるらしい。これら... 人体内での鉄の役割2022-06-11ビタミン・ミネラル・味 鉄サプリに含まれる鉄分はどんな形?までの記事で、栄養としての鉄にはどのような種類があるのか?について触れてきた。人体内で鉄がどのように使われるのか?は有名だけれども、とりあえず触れておくことにする。厚生労働省の(2)微量ミネラル ①鉄によると、鉄はヘモグロビンや各種酵素を構成と記載されている。Yikrazuul - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるヘモグロビンは血管を流れる赤血球を構成する要素で、酸素と結合して、体中の... 鉄サプリに含まれる鉄分はどんな形?2022-06-10化学全般 ビタミン・ミネラル・味 ダイズに含まれるフェリチン鉄までの記事で、食品から摂取できる鉄の構造を見た。鉄には摂取しやすいヘム鉄と摂取しにくいとされる非ヘム鉄があるが、非ヘム鉄の中でもダイズに含まれる鉄は比較的摂取がしやすいということを知った。次に気になることといえば、鉄サプリに含まれる鉄の構造だろうか。粒状にするわけで、変化に弱そうと勝手にイメージしているヘム鉄を粒状にしているのだろうか?成分表を調べてみたら、クエン酸鉄という表記が目に付いた。重要だけど扱いにくいものでもあ... ダイズに含まれるフェリチン鉄2022-06-09化学全般 ビタミン・ミネラル・味 植物性の食品に多く含まれる非ヘム鉄はどんな形?の記事で、鉄分が多いとされるコマツナ等の軟弱葉物に含まれる鉄の構造を見た。植物性の非ヘム鉄に分類される鉄の大半は光合成の電子伝達体で関与する鉄硫黄タンパクであるらしい。ここで一つ疑問が浮かぶ。植物性の鉄で豊富に含まれているのは軟弱葉物だけではなく、ダイズも鉄分が豊富に含まれていると言われている。ダイズは見ての通り、タネであって光合成は行っていない。発芽後にすぐに必要になるかもしれないので、電子伝達体の鉄硫黄タン... 植物性の食品に多く含まれる非ヘム鉄はどんな形?2022-06-08化学全般 光合成 ビタミン・ミネラル・味 前回の人は鉄鍋由来の鉄を摂取しても活用することができるのか?の記事で、人が鉄鍋から溶け出した鉄を摂取した後に利用できるのか?という疑問について探った。前回では人体では酸化された鉄(Fe3+:3価鉄)であっても利用可であることはわかったけれども、鉄鍋から溶け出した状態の酸化鉄(おそらくFe2O3)の摂取自体が可能であるか?はわかっていない。というわけで、栄養としての鉄を更に深堀してみることにする。厚生労働省の(2)微量ミネラル ①鉄がわかりやすかったので参考にすると... 人は鉄鍋由来の鉄を摂取しても活用することができるのか?2022-06-07自然現象 化学全般 ビタミン・ミネラル・味 鉄分不足の解消で野菜の摂取は期待できるのか?の記事で、人体において鉄が欠乏すると疲労感が抜けないという話から、(特に施設栽培)の野菜は栄養としての鉄の含有量が少ないのでは?という内容を記載した。この話を投稿している時に頭に思い浮かんだ内容がいくつかあるので、これから触れていくことにする。鉄鍋で料理をすると、鍋表面の鉄分が溶け出し、栄養として鉄が摂取しやすくなるという話題がある。おそらくだけれども、この時の鉄は表面のサビであることが多そうなので、Fe3+になるのだろうけ... 鉄分不足の解消で野菜の摂取は期待できるのか?2022-06-06土壌環境 植物栄養 ビタミン・ミネラル・味 しっかりと睡眠をとっても、起床後に疲労感が残っている。いくつか注目している箇所があるので、一日に歩いている時間は結構なものになり、それが疲労感の原因では?と指摘された。今年最大の出来事は物理性の改善 + レンゲ + 中干しなしの稲作によるインパクトを感じたことであれば、疲労感は何らかの栄養が不足しているからだろうとアタリを付けた。調べてみると、鉄不足により疲労感の解消がなくなるという内容を見かけた。確かに、足の裏を頻繁に刺激する運動で赤血球が潰れ、鉄欠乏を誘発するとい... コオニタビラコはホトケノザ2022-04-08道端 植物の形 ビタミン・ミネラル・味 水田の土で、よく見る草はなんて名前?の記事で触れたオニタビラコを小さくしたような草を見かけた。自信はないが、この草はコオニタビラコではないか?とコオニタビラコのWikipediaのページで/*************************************************/葉は羽状複葉で頂羽片が大きくて丸っこい/*************************************************/※コオニタビラコ - Wikipedia ... ホウレンソウの根元の赤色は何だ?2022-04-05家畜糞 化学全般 植物の形 市場 ビタミン・ミネラル・味 ホウレンソウを買ってきてと頼まれたので、近所の店に買いに行った。野菜を購入する際は比較的鮮度の良さそうなものを購入したいのが人の性というもの。店頭に並んでいるホウレンソウを見比べて、気になった事がある。ホウレンソウの根元は赤色だけれども、この赤色って何だろう?この赤色が鮮やかであれば品質が良いと判断できないだろうか?というわけで早速検索をしてみたところ、下記のページに辿り着いた。ほうれん草の根元の赤い部分を捨てていませんか?|みなとの野菜大辞典... ビールの香りと植物のタネ2021-12-25土壌環境 自然現象 化学全般 ビタミン・ミネラル・味 前回の落葉針葉樹の根元からの記事でクロマツやスギの葉油に含まれるモノテルペンアルコールに種子の発芽抑制作用があるという内容を記載した。この手の話で次に気になることと言えば、発芽抑制効果のある物質が土壌の微生物の作用によってどのように消えていくか?で、土を構成する成分として組み込まれていけば良いなという淡い期待がある。ということで、前回触れた物質を基軸にして再び検索をしてみたら、興味深い読み物に辿り着いた。蛸井潔 酵母のgeraniol代謝が醸し出す柑橘の香り - ホップ香気成分の... ツワブキを見て、キクイモの栽培を思い出した2021-12-11土壌環境 植物栄養 光合成 ビタミン・ミネラル・味 道の隙間から生えたツワブキが大きいの記事を書いていた時、ふと頭に浮かんだ事がある。師のところに居た時に、キクイモを植えたのだけれども、キクイモは養分食いで収穫後はしばらく何も育てられないという話があった事を思い出した。私のとっての農業とSOY Shopこれはどういうことなのだろう?という事が、ツワブキを見ていて少しわかった気がする。キクイモは川に近いところの植物なんだろうなということ。養分食いという言葉を聞いて連想するのが、与えた肥料分... コオロギせんべいを食べてみた2021-11-07市場 ビタミン・ミネラル・味 大豆肉の普及には稲作の活用が重要であるはずだの記事までで大豆肉についてを記載している時に、コオロギせんべいというものを思い出した。日本ではコオロギせんべいは無印良品で購入できるので、購入して食してみた。コオロギせんべい 55g | せんべい 通販 | 無印良品味はえびせんを食べているような味と食感だった。何故大豆肉の時にコオロギせんべいが頭に浮かんだのか?というと、以前、コオロギは環境負荷が非常に少ないタンパク源となり得るという事を読んだことに因る。無印商... 高槻米の米粉「清水っ粉」からできた米粉めんを頂いた2021-10-29土壌環境 堆肥・肥料 稲作 市場 ビタミン・ミネラル・味 高槻 昨年同様、高槻の原の生協で物理性の改善 + レンゲ栽培 + 中干し無しの稲作の検討会を行いまして、その際に、高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の観測の報告会を行いました大阪産(もん)に認定されている高槻「清水っ粉」でできた米粉めんを頂いた。大阪産(もん)名品の会高槻清水地域産ブランド米粉 「清水っ粉」試食した感想は、うどんのような歯ごたえが有りつつ、そうめんのような滑らかな舌触りで、米のような甘みがほんのり残っていて、新たな麺料理とい... 煮出しした麦茶が泡立った2021-09-06化学全般 ビタミン・ミネラル・味 夏の風物詩である麦茶だけれども、やかんで水を沸かし、そこに麦茶のパックを入れて、麦茶成分を抽出し冷やす。冷やしたものを容器に入れる時に泡立つのを見て、サポニンが含まれているのかな?と思う。サポニンといえば、界面活性作用があり、細胞膜を破壊する。※界面活性作用があるため、麦茶を容器に勢いよく注ぐと泡立つ事になる。血液に入った場合は赤血球を破壊するため、人体に対して毒性があることになる。花蜜にサポニンを含む花を咲かせる木があるらしいだけれども、... サンショウの辛味成分はトウガラシのものとはちょっと違う2021-08-23化学全般 ビタミン・ミネラル・味 サンショウの味は辛味があるが、トウガラシのカプサイシンとは違って痺れが強いように感じる。吉田宗弘著 日本特産䛾香辛料である山椒 - 関西大学化学生命工学部食品化学・栄養化学(旧食品工学)研究室によると、※吉田宗弘著 日本特産䛾香辛料である山椒 - 関西大学化学生命工学部食品化学・栄養化学(旧食品工学)研究室 2ページ 図2山椒の辛味・香気成分と唐辛子の辛味成分より一部抜粋サンショオールという成分が関与している。By Arrowsmaster - 投稿者自身によ... 木の芽を叩くと放出される香りの続き2021-08-22化学全般 ビタミン・ミネラル・味 前回の木の芽を叩くと放出される香りの記事で木の芽の香り化合物のリナロールを見た。Calvero - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるリナロールはビタミンAやビタミンEの合成中間体で、植物にとっては重要な物質であることがわかる。ここで一つ疑問になるのが、人は何故リナロールの香りを良い香りと感じるのだろうか?リナロールに惹き付けられて、リナロールを摂取しても、人体ではそこからビタミンを合成できないはず。木の芽から離れるけれども、果実から... 木の芽を叩くと放出される香り2021-08-21化学全般 ビタミン・ミネラル・味 サンショウの実の香りの記事に引き続き、サンショウの香りについてを追ってみる。今回は木の芽(サンショウの若い葉)について見ていくことにしよう。木の芽は香料として汁物に添えたりするけれども、添える前に葉を叩くことで香りが増すと言われている。葉内に蓄積した香り化合物が、叩くことで何処かに穴が空き、香りが外に出るようになったのだろう。これは痛みは青葉の香りにのせて隣株に伝えるの記事で記載した食害性昆虫からの被害を軽減するための防衛の手段と同じであるはず。ただ、サン... サンショウの実の香り2021-08-20化学全般 光合成 ビタミン・ミネラル・味 前回の葉が発する香りを整理してみるの記事を踏まえた上で、改めて、サンショウの香りについてを見ることにする。最初に果実の香りについて検索をしてみたところ、地域の香りを持つ特産物-飛騨のサンショウ- 岐阜県森林研究所のPDFにサンショウの実の香りの主な成分は、あら金 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによるd-リモネン(上の図の左)とEdgar181 - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンク... トマト果実の割れを回避するために葉のシンク強度を考える2021-06-29化学全般 光合成 ビタミン・ミネラル・味 前回のトマトの果実のヒビ割れ問題に触れてみるの記事に引き続き、トマト果実の割れについて触れてみる。果実の割れの要因を整理すると・果皮が柔らかい状態・果実に急激に水が移行してきたであり、果皮を硬くすると、極力果実に水を移行させないという二つの切り口で問題を回避出来る。果皮の硬さについては、カルシウムの適切な吸収になるので、要因の後者の果実への水の移行とリンクする。水の移行についてわかっている事を整理すると、カルシウム過剰によるカルシウム欠乏当たり... 若山神社のシイ林の開花編2021-05-02植物の形 ビタミン・ミネラル・味 広葉樹の森を眺めてみての記事で見てきたクリーム色の箇所がこんもりしている木を近くで見たくて、ツブラジイの林で有名な若山神社に向かった。若山神社のシイ林木が高くて上部の花が見えないので、階段を登り上から見れる場所から見てみた。超望遠レンズでなんとか撮影できたけれども、圧倒的な花の量だ。シイの木は虫媒花なので、これだけ大量に花が咲いていたら、それはもうたくさんの昆虫がやってくるのだろうな。シイの花はクリに似た独特な匂いがあるが、シイの花にはクリ... 赤紫蘇の色が気になった2021-04-08化学全般 ビタミン・ミネラル・味 前回の地獄の窯の蓋の記事でキランソウという草についてを調べた。この草は薬草として非常に優れていて、前回の記事では触れなかったが医者殺しという異名がある程の薬効があるらしい。薬効の主な物質は一種のフラボノイドと二種のステロイドでだった。この内容を見てふと頭に浮かんだのが、赤紫蘇(シソ)の色素は何だろう?ということ。講義の意味でのフラボノイド(アントシアニン)だよな?黄色い色素のフラボノイドpHによるアントシアニンの色の変わり方を見るということで検... 地獄の釜の蓋2021-04-07化学全般 植物の形 ビタミン・ミネラル・味 倒木の下で発芽するドングリの記事に引き続き、里山のような環境での話。カエデの木だったか?木の根元あたりで、とあるロゼットの草が目に付いた。花の上に葉が展開しているように見えるので、珍しい形だなと思った。受粉かタネの散布はアリが関わっているのかな?帰宅してから調べられるように写真を撮影しておくことにした。成美堂出版の里山さんぽ植物図鑑を開いてみたところ、自信はないがおそらくシソ科のキランソウ(金瘡小草)ではないか?と判断している。... イチゴの栽培は難しいの続き2021-04-02施設・設備・IoT 化学全般 ビタミン・ミネラル・味 イチゴの栽培は難しいの話の続きイチゴは栽培の旬とニーズがズレているため、生育上得意としていない環境での栽培になり、病気になりやすく、虫の被害を受けやすい。更に栽培を難しくする要因として、ミツバチによる花粉の媒介がある以上、むやみに殺虫剤を使用することができないということもある。そんなイチゴの栽培だけれども、よく見聞きする内容として下記がある・うどんこ病・炭疽病・ハダニ※各々写真はなしイチゴのハウス栽培とうどんこ病で気になった事があるので、今回の記事... フキノトウの天ぷらを食べた2021-03-29植物栄養 化学全般 ビタミン・ミネラル・味 先日、フキノトウの天ぷらを食べた。フキノトウは苦味が強いが、何故か美味いと感じる不思議な味がする。動物において苦味は中毒死を回避する防衛本能のようなものだけれども、フキノトウの天ぷらはもう少し食べたいと思った。ネズミがドングリを食すこの苦味は一体何なのだろう?フキはキク科フキ属に属する多年草の草本植物になる。フキ - Wikipediaフキノトウはトウ(新芽のよなもの)であるため、ビタミンやミネラルが豊富に含まれている。他におそらく自身... ヘアリーベッチ米栽培という取り組みで思うこと2021-03-20土壌環境 稲作 道端 市場 ビタミン・ミネラル・味 前回のヘアリーベッチの可能性を探るの記事を書いている時に、ヘアリーベッチのことを検索していたら、兵庫県の東播磨での取り組みで、ヘアリーベッチ米という栽培方法を見かけた。兵庫県/知ってください・食べてください。東播磨の農畜水産物!!ヘアリーベッチをレンゲ米栽培のように田植えの前に緑肥として利用する栽培で、化学肥料の削減を目的として素晴らしい取り組みだと思う反面、農薬の使用量が増えるだろうなという不安もある。何故、そのような不安があるかというと、ヘアリーベッチ米と合わせて... 兵庫の某進学校に通う高校生に肥料の話をした時のこと2021-03-17土壌環境 堆肥・肥料 化学全般 ビタミン・ミネラル・味 何年前だったかな?兵庫県の某進学校の高校生から肥料の話で質問があるので行っても良いですか?と連絡があり、遠路はるばる京都にきて話をした時の話をしよう。こちらにやってきた高校生は二人で、ニ人共高校三年だった。一人はたしか某国立大学の理科三類に現役合格をしていたはず。そんな彼らがわざわざ京都に来て、何の話をしたいのかな?と思っていたところ、肥料について本やネットでは分からない事を聞きたいとのことだった。先に彼らとの肥料の話に入る前に雑談になるが、彼らが高校の生物の授業のプ... キノコで食品軟化2021-02-24化学全般 ビタミン・ミネラル・味 キノコを調べていると、食以外で様々な視点を得られるわけで、マッシュルームの栽培から温床培土の事を考えるの記事では、有機栽培の技術の評価の視点を得る事ができた。引き続き、何か興味深いことがないかと調べてみることにする。検索をしていたら、ブナシメジに関して、岡田昌己等 ブナシメジに含まれるプロテアーゼの筋原線維タンパク質分解作用 - 日本家政学会誌 Vol.66 No.1 19〜24 (2015)という研究報告に辿り着いた。要約すると、ブナシメジの子実体(普段食べている部... マッシュルームの人工栽培から堆肥の熟成を学ぶ2021-02-22堆肥・肥料 ビタミン・ミネラル・味 キノコの事を網羅的に調べていて、Wikipediaでマッシュルームのページを読んでいた時に興味深い内容が記載されていたので紹介する。紹介の前にマッシュルームそのものの話だけれども、日本でマッシュルームの近縁種について触れておくと、ハラタケになる。一般的に雨の後野原や草地に見つけることができるらしい。ハラタケ - Wikipediaこの内容を踏まえた上で、マッシュルーム - Wikipediaに記載されているマッシュルームの人工栽培についてだけれども、※上の写真は育... ブナシメジとバナナの皮2021-02-21ビタミン・ミネラル・味 キノコとヤシャブシの記事までで最近キノコの話題をよく挙げている。キノコの事を学ぶ理由は大きく二つあって、一つはブナシメジの廃菌床を活用したいの記事にあるように堆肥の深い理解の為に必要で、もう一つは今は伏せておいて、そのうち記載することにする。今までの記事で菌床栽培出来るキノコは大体が腐生菌で菌根菌のキノコは菌床栽培できないという事がわかった。※ただし、ホンシメジにように例外的に菌床栽培できるキノコもいる香りマツタケ,味シメジのホンシメジ菌床栽培で更に何かないか?を検索... 独特の食感のキクラゲ2021-02-18ビタミン・ミネラル・味 キクラゲ目キクラゲ科のキクラゲは中華料理の食材としてよく見かける食用キノコ。キクラゲを小学館の図鑑NEO きのこで調べてみるとアラゲキクラゲという名前のキノコではあるが、ブナ科のコナラの枯れ木に生えている写真がある。キクラゲがブナ科の木に生えている写真を見て、私の中でのブナ科の木の存在感は更に増した。ナメコが生える環境はどんな所?キクラゲの栄養を見ると、ビタミンDが圧倒的に多いという記述をよく見かける。キクラゲといえば独特な弾力のある食感で、この食感がビタミン... 冬に生えるキノコのヒラタケ2021-02-17自然現象 ビタミン・ミネラル・味 ナメコが生える環境はどんな所?の記事に引き続き、今回はヒラタケについて調べてみる。ヒラタケを小学館の図鑑NEO きのこで調べてみると、ハラタケ目に属するキノコで、冬に生える数少ないキノコのうちの一つと紹介されている。ヒラタケ(エリンギも含む)も食料品店で時々見かけるキノコの一つなので、栄養の方も見ておくことにする。冬に生える数少ないキノコということで、耐寒性が栄養価に影響しているかもしれない。きのこの成分と効用:林野庁に記載されている内容を参考にすると、ヒラタケは亜鉛、ナ... 珍しいキノコだったマイタケ2021-02-15自然現象 ビタミン・ミネラル・味 会社名としてよく聞くキノコにマイタケというものがある。このマイタケというキノコが気になったので調べてみることにした。マイタケはトンビマイタケ科に属するキノコで、小学館の図鑑NEO きのこによると、伐採された木の幹にキノコカワラタケや木の根元にサルノコシカケサルノコシカケと近縁の扱いになっていた。マイタケの見られる環境は生きているブナ科の大木の根元であるらしく、根元に堆積した有機物を餌にしている腐生菌で(木材腐朽菌)あるらしい。 ... 香りマツタケの香りはどんなもの?2021-02-12化学全般 ビタミン・ミネラル・味 ※photolibrary前回の香りマツタケ,味シメジのホンシメジの記事で、記事名にもある香りがマツタケで味はシメジのホンシメジを見た。味のシメジはブナシメジあたりを指すとして、香りの方が残っているので、今回はマツタケの香りについて見ることにする。最初にマツタケの香りについて調べてみると、Calvero - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる1-オクテン-3-オールという不飽和アルコールに辿り着いた。※アルコールは-O... 香りマツタケ,味シメジのホンシメジ2021-02-11ビタミン・ミネラル・味 前回のブナシメジに豊富に含まれる成分を知りたいの記事で、シメジ科のブナシメジについてを見た。ここで気になったのが、シメジといえばブナシメジの事を指すのか?それとも、他にもシメジというキノコはあるのか?ということで、小学館の図鑑NEO きのこを開いてシメジの内容を確認してみたところ、※photolibraryホンシメジ(写真上)やハタケシメジ(写真なし)があることがわかった。面白い事に、ブナシメジは腐生菌(枯木や倒木を養分とする)が、ホンシメ... ブナシメジに豊富に含まれる成分を知りたい2021-02-10ビタミン・ミネラル・味 前回のキノコは種類によって栄養価が異なるのか?の記事で、市場には様々な種類の食用キノコがあるけれども、これらのキノコの栄養価はどれ程異なるのだろう?という事が気になった調べてみた。最初の取っ掛かりとして、抗酸化作用の資料を見つけて、エノキダケやシイタケ等が抗酸化作用が高い事を知った。ここで次に気になったのが、抗酸化作用が低いとされるキノコの他の成分を調べれば、冒頭の目的であるキノコ毎の栄養価の違いの理解に近づくことが出来るのでは?と思い、抗酸化作用が一番下ではないけれ... キノコは種類によって栄養価が異なるのか?2021-02-09化学全般 ビタミン・ミネラル・味 最近、よく見かける内容で、風邪の予防でキノコを食べようというもの。キノコから摂取できるビタミンDが免疫の調整に有効であるらしい。ビタミンDの前駆体を体に組み込むキノコたちビタミンD#作用のメカニズム - Wikipediaここでふと気になったこととして、野菜であれば思いつくものとして、ダイコンやシュンギクと種類に対して栄養価が異なる事が想像できるけれども、キノコはそこらへんの区分が曖昧だよなと。やはりキノコでも種類によって大きく栄養価が異なったりするのかな?マツタ... 昨日は節分だったので歳の数以上のマメを食べた2021-02-03ビタミン・ミネラル・味 昨日は節分だった。今年は100年近くぶりに2月2日が節分だった。節分といえば歳の数の炒った食べるという風習があるけれども、翌日安くなったものを買い込んで、おやつとして食べるという人が結構な人数いるはず。炒ったダイズはなんかやめられないからね。ついつい、歳の数以上に食べ続けてしまう。昨日は節分だったので、歳の数だけダイズを食べたの記事でも書いたけれども、節分の日に歳の数だけ炒ったダイズを食べるのは栄養学の面で理にかなっているらしい。上記リンクの記事からはや五年。... 家畜糞による土作りの土から収穫した野菜の摂取は健康に繋がるか?2021-01-23土壌環境 植物栄養 堆肥・肥料 家畜糞 ビタミン・ミネラル・味 硝酸イオンの人体への影響を知りたいの続きまでの記事で、人が硝酸イオン(実際には硝酸か硝酸塩の形)を摂取した場合、体内でどのような反応があるのか?を見てきた。※硝酸イオンは人体内で合成されるため、摂取したものがどれ程の影響を与えるのか?は不明次に作物に硝酸(硝酸態窒素と呼ばれる)を過剰に与えた時の影響に触れる。家畜糞を熟成させればさせる程、硝酸態窒素の濃度が増えると言われている。これはタンパクを分解した時の最終産物が硝酸といういうことであって、家畜糞も有機質肥料の一... 硝酸イオンの人体への影響を知りたいの続き2021-01-22堆肥・肥料 家畜糞 ビタミン・ミネラル・味 硝酸イオンの人体への影響を知りたいまでの記事で、野菜に含まれる硝酸は人体に何らかの影響を与える可能性があるらしいということで、硝酸イオンがどのように影響を与えるか?を見た。口腔内の唾液付近で、硝酸イオンから亜硝酸イオンに変わり、亜硝酸イオンが体内で何らかの影響を与える。人体と亜硝酸イオンで更に調べると、ニトロソ化合物という用語にたどり着く。パブリック・ドメイン, リンクニトロソ化合物というのは、反応性の高い亜硝酸がニトロソ基(-NO)になり、何らか(上の図... 硝酸イオンの人体への影響を知りたい2021-01-21堆肥・肥料 家畜糞 ビタミン・ミネラル・味 前回の硝酸イオン低減化への道の記事で、農業の研究では硝酸イオン低減の栽培体系の確立を目指しているが、実際の栽培では逆になっている。逆になっている要因は家畜糞を堆肥とみなして、有機質肥料と似た成分の家畜糞を堆肥使用時の量(5倍〜数十倍)を投入する傾向がある。硝酸塩に近い成分を豊富に含む家畜糞を大量に投入したら、作物や土壌に何らかの悪影響を与えるのは当たり前の話で、ある年を境に作物の光合成は急激に下がる事に繋がる。※家畜糞の施用の障害はマンガンの吸収が低下することで、マンガンは光合成の要... 花の色素と稲作と2020-12-30稲作 ビタミン・ミネラル・味 昨年の食の知見から秀品率の向上への記事同様、年末なので今年を振り返ってみることにする。今年の最大の出来事といえば、なんと言っても、ウンカの当たり年だと言われ、ウンカの被害が尋常ではなかった状況において、周辺がウンカによる坪枯れで秀品率が激減している中、レンゲ米栽培 + 農薬不使用栽培で無事に収穫できた方の栽培に関われたことではないかと。高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の観測の報告会を行いましたこの水田をほぼ毎日観測していて、中干しの技術の見直しの必要性...← 前のページへ次のページへ →