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カテゴリー : ビタミン・ミネラル・味/page-1

 

キノコは種類によって栄養価が異なるのか?

最近、よく見かける内容で、風邪の予防でキノコを食べようというもの。キノコから摂取できるビタミンDが免疫の調整に有効であるらしい。ビタミンDの前駆体を体に組み込むキノコたちビタミンD#作用のメカニズム - Wikipediaここでふと気になったこととして、野菜であれば思いつくものとして、ダイコンやシュンギクと種類に対して栄養価が異なる事が想像できるけれども、キノコはそこらへんの区分が曖昧だよなと。やはりキノコでも種類によって大きく栄養価が異なったりするのかな?マツタ...

 

昨日は節分だったので歳の数以上のマメを食べた

昨日は節分だった。今年は100年近くぶりに2月2日が節分だった。節分といえば歳の数の炒った食べるという風習があるけれども、翌日安くなったものを買い込んで、おやつとして食べるという人が結構な人数いるはず。炒ったダイズはなんかやめられないからね。ついつい、歳の数以上に食べ続けてしまう。昨日は節分だったので、歳の数だけダイズを食べたの記事でも書いたけれども、節分の日に歳の数だけ炒ったダイズを食べるのは栄養学の面で理にかなっているらしい。上記リンクの記事からはや五年。...

 

家畜糞による土作りの土から収穫した野菜の摂取は健康に繋がるか?

硝酸イオンの人体への影響を知りたいの続きまでの記事で、人が硝酸イオン(実際には硝酸か硝酸塩の形)を摂取した場合、体内でどのような反応があるのか?を見てきた。※硝酸イオンは人体内で合成されるため、摂取したものがどれ程の影響を与えるのか?は不明次に作物に硝酸(硝酸態窒素と呼ばれる)を過剰に与えた時の影響に触れる。家畜糞を熟成させればさせる程、硝酸態窒素の濃度が増えると言われている。これはタンパクを分解した時の最終産物が硝酸といういうことであって、家畜糞も有機質肥料の一...

 

硝酸イオンの人体への影響を知りたいの続き

硝酸イオンの人体への影響を知りたいまでの記事で、野菜に含まれる硝酸は人体に何らかの影響を与える可能性があるらしいということで、硝酸イオンがどのように影響を与えるか?を見た。口腔内の唾液付近で、硝酸イオンから亜硝酸イオンに変わり、亜硝酸イオンが体内で何らかの影響を与える。人体と亜硝酸イオンで更に調べると、ニトロソ化合物という用語にたどり着く。パブリック・ドメイン, リンクニトロソ化合物というのは、反応性の高い亜硝酸がニトロソ基(-NO)になり、何らか(上の図...

 

硝酸イオンの人体への影響を知りたい

前回の硝酸イオン低減化への道の記事で、農業の研究では硝酸イオン低減の栽培体系の確立を目指しているが、実際の栽培では逆になっている。逆になっている要因は家畜糞を堆肥とみなして、有機質肥料と似た成分の家畜糞を堆肥使用時の量(5倍〜数十倍)を投入する傾向がある。硝酸塩に近い成分を豊富に含む家畜糞を大量に投入したら、作物や土壌に何らかの悪影響を与えるのは当たり前の話で、ある年を境に作物の光合成は急激に下がる事に繋がる。※家畜糞の施用の障害はマンガンの吸収が低下することで、マンガンは光合成の要...

 

花の色素と稲作と

昨年の食の知見から秀品率の向上への記事同様、年末なので今年を振り返ってみることにする。今年の最大の出来事といえば、なんと言っても、ウンカの当たり年だと言われ、ウンカの被害が尋常ではなかった状況において、周辺がウンカによる坪枯れで秀品率が激減している中、レンゲ米栽培 + 農薬不使用栽培で無事に収穫できた方の栽培に関われたことではないかと。高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の観測の報告会を行いましたこの水田をほぼ毎日観測していて、中干しの技術の見直しの必要性...

 

シイタケから抽出された二つの物質

シイタケの旨味成分のグアニル酸の記事に引き続き、シイタケから抽出できた物質を調べていたら、User:Edgar181 - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるエリタデニンというアルカロイドと、Yikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるレンチナンという多糖を見かけた。レンチナンは以前、キノコが行う自身の再構築の記事で触れたので、今回はこれ以上触れない事にする。レンチナン - Wikip...

 

シイタケの旨味成分のグアニル酸

前回のシイタケ栽培における原木との相性とは何だ?の記事で、スギ木粉でのシイタケ栽培の研究報告を紹介して、キノコと原木との相性とは何か?に触れてみた。シイタケといえば、食材としても魅力的で、独特の旨味があるらしいので、今回は旨味について見てみることにする。人にとっての旨味成分が植物の発根を促進するか?CC 表示-継承 3.0, リンクシイタケに含まれる旨味成分としてグアニル酸というものがあるらしい。グアニル酸の化学式を見ると、グアニン(右)、五炭糖のリボ...

 

シイタケ栽培における原木との相性とは何だ?

前回のシイタケのシイは何だ?の記事で、シイタケ菌と原木には相性があり、クヌギ等のブナ科の木が相性が良いとされていた。この相性を決める要因は一体何なのだろう?樹皮に含まれるタンニンの量か?植物と昆虫の攻防。ポリフェノールクヌギ等の樹皮にはタンニンが多く含まれているらしいので、それはないか。シイタケ菌を含む糸状菌はタンニンを有効活用できそうだし。アルミニウムの結合力とポリフェノールの吸着性なんて思いながら、検索してみたところ、古い論文ではあるが興味深い研究報告...

 

ポリアミンについて探る

Calvero. - Selfmade with ChemDraw., パブリック・ドメイン, リンクによるスペルミンとは何だろう?の記事以降、スペルミン(ポリアミン)についてが気になっている。人体内でのスペルミンの作用の一つに、軽微な刺激に対して過剰に免疫細胞が活性化してしまうことを抑制することがあり、昨今の某ウィルス感染騒動の重要な要因なんだろうなと捉えている。人体において、スペルミンの合成は加齢とともに低下していくが、食品の摂取によって補う事が出来るそうなので、どのよう...

 

スペルミンとは何だろう?

前回のクリの木は虫媒花の記事で、匂いの要因であるか?は不明だけれども、Calvero. - Selfmade with ChemDraw., パブリック・ドメイン, リンクによるスペルミンという物質(以後ポリアミンとする)があることを見た。おそらくだけれども、クリのハチミツあたりにはこのスペルミンが入っている可能性があるため、この物質が体にとってどのような影響を与えるのか?が気になった。というわけで早速検索をしてみると、早田邦康著 高ポリアミン食による哺乳類のアン...

 

クリの木は虫媒花

前回のブナ科の風媒花の木々の記事で、ブナ科でどの属が風媒花なのか?を見た。ブナ科の系統樹で風媒花の属を赤で囲い、それを踏まえた上で、風媒花の属が(照葉樹林の)森のどこらへんに自生するのか?を見た。※夏緑林のブナは除くここで一つ不思議に思う事がある。それはクリ属の存在だ。クリの木といえば、庭に植わっているイメージがあり、葉も大きめの落葉性で林縁に自生する傾向があるはずだ。クリの木...

 

ブナ科の風媒花の木々

前回の若山神社のシイ林を囲むようにカシ林の記事で、シイとカシが棲み分けしているという内容を記載した。この棲み分けというのが、ブナ科の木の種子と果実の大きさが意味するものの記事で作成したイメージそのものだった。これらの内容に新たな知見を加えてみる。※コナラ属のクヌギの花ブナ科の木には風媒花と虫媒花があり、名古屋大学出版会から出版されている広木詔三著 森林の系統生態学 -ブナ科を中心にを参考に整理すると、赤枠で囲った...

 

ベニテングダケの毒性

前回の森を学ぶ為にブナ科の木々を学ぶの記事で、森林の生態においてブナ科が優位になる要因の一つとして考えられている外生菌根菌についての話題に触れた。外生菌根菌の話題の際に挙がったキノコが、テングダケ科のキノコで、このキノコって毒キノコのイメージがあるよな?という流れになったので、今回は毒キノコで有名なベニテングダケの毒性について見てみることにする。ベニテングダケは毒キノコとして有名なだけあって、Wikipediaの記述も充実している。ベニテングダケで毒性を示...

 

ネズミがドングリを食す

ドングリとポリフェノールと森の動物たちの記事で、ドングリにはポリフェノールがあり、大量に摂取すると中毒死することがあるという内容を記載し、それであればドングリを餌にしている森の動物たちはどうして無事なの?という疑問を投げかけた。それに対して、素晴らしい研究結果があるので、今回はその結果を紹介する。被食防御物質タンニンに富むドングリをアカネズミが利用できるわけ - 独立行政法人 森林総合研究所 - 国立研究開発法人 森林研究・整備機構のページを読むと、NOZO ...

 

刈り取った穂を天日干しすることで味は変わるのか?

刈り取りした穂を天日干ししている田を見かけた。天日干しをすると味が変わるというけれども、実際はどうなのか?米粒の形状が変化するのか?が気になったので調べてみることにした。早速検索をしてみると、米の天日干し及び熱風式機械乾燥の乾燥手法の差異が品質に及ぼす影響 - 日本調理科学会誌Vo1.40,No.5,347~351(2007)という研究報告に辿り着いた。米粒の栄養価に明確な差はなかったが、電子顕微鏡で米粒のデンプンの様子を確認したところ、細胞の配置に差があり、デンプン粒の立体...

 

ドングリとポリフェノールと森の動物たち

クヌギの森で昆虫を学ぶの記事で記載したようにドングリの季節が到来した。ドングリという言葉で連想するのが、けんさんさんによる写真ACからの写真リス等の森の動物たちの主要な餌であって、食べなかったドングリを貯蔵の為に土に埋めて、そのまま食されなかったものが発芽するという話をよく聞く。この背景があるからか?小動物が隠れられるような薄暗い場所から発芽する。ここらへんの話を辿っていくと、陽樹や陰樹の事をより深く理解できるようになるのかもしれない。...

 

ブルーベリーは目に良いというけれど

前回の黒米のおにぎりを食べたの記事で、黒米に含まれるアントシアニンには視力増強の作用があるという記述を見つけた事を紹介した。視力という言葉で連想するものとして、ivorypinkさんによる写真ACからの写真ブルーベリーがあるけれども、ブルーベリーの何が視力の影響を与えるのだろうか?今回はこの疑問を追求してみる。検索をしてみたところ、ビルベリー由来アントシアニンが目に与える機能性 ―ヒト臨床試験と機能性表示食品― 岐阜薬科大学紀要 Vol. 65, ...

 

黒米のおにぎりを食べた

黒米のおにぎりを食した。色を見かけたら、その色は調べておくという最近の流れから、黒米の色素も調べることにした。momokaphotoさんによる写真ACからの写真色から判断するに、黒大豆のポリフェノール(アントシアン or アントシアニン?)に近いのだろうなと。花の色を決める4大色素黒大豆に含まれる黒い色素は血圧の上昇を抑制する早速、検索してみると、有色素米に含まれる抗酸化成分量の栽培地による差異 - 東北農業研究 68 23-24 (2015)に辿り着いた...

 

ウィルス感染症予防の一手としてのアスコルビン酸誘導体

農薬の研究開発をされていた方から、お役に立つのではということで、アスコルビン酸(ビタミン C)誘導体の抗ウイルス剤としての利用 - 植物防疫 第 70 巻 第 7 号(2016 年)をご教示頂いた。概要はタイトル通りで、一例としてトマトに対してアスコルビン酸(ビタミンC)誘導体を散布するとウィルス由来の感染症が軽減もしくは遅延されると記載されていた。試験条件によっては80%近い効果を得られたが、多くは50%付近の効果であった。作用機構を見るにはRNA干渉(RNAi)を把握している...

 

葛粉のイソフラボン

前回の吉野の葛餅の記事で餡入葛餅の上にきな粉をまぶして食した事を記載した。HiCさんによる写真ACからの写真葛餅の主原料である葛粉はマメ科のクズの根から出来ている。クズの根といえば、漢方の葛根湯の主原料でもあるわけで、薬効も期待出来る。というわけで調べてみた。マメ科植物と聞いてすぐに連想するのが、おそらく根粒菌だろう。根粒菌といえば、イソフラボンなので、クズのイソフラボンを調べてみたら、マメを食え、マメをYikrazuul - ...

 

吉野の葛餅

最近知った言葉で松下幸之助の「学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である」というものがある。人からかけられた言葉だけでなく、日常で目に入る様々なものからでも学ぶ事が出来ると解釈している。ビスマルクの有名な言葉で「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」がある。どうやらこれは教科書的な歴史ではなく他人の経験を糧にするという意味合いが強いらしい。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と「誤解」で検索するとそんなニュアンスのものがたくさん引っかかる。これら2つの言葉を個人的に...

 

カキの葉とネコ

chappyさんによる写真ACからの写真カキの色素の記事でタイトル通り、カキの色素について調べてみた。せっかくの機会なので、カキについて他にも色々と調べてみた。地人書館の新訂図解植物観察事典でカキのページを開いてみたら、/*******************************************/若い芽にはビタミンCなどを多く含むので、ネコ、小鳥などが好んで食べる。また、葉にもビタミンCが多いので、薬用として利用する/*****************...

 

カキの色素

nimojiさんによる写真ACからの写真上の写真は素材サイトのものだけれども、そろそろ色付き始めるようなカキの木を見かける。最近は植物の色素について注目しているので、カキの果皮の色について気になった。いもち病の抵抗性を色素の観点から見てみるカキの果皮が橙色なので、カキとカロテノイドで検索してみたら、カロテノイドが増加するカキ「富有」の保管温度 - 農研機構のページに辿り着いた。上記のページでは収穫後のカキを保管温度の異なる場所においたらカロテノイドの量が増えたという内...

 

アズキの種皮から発見された色素

前回の初秋に咲く黄色い花の群生にハナバチが集まるの記事で、ねじれて複雑な形をした花がノアズキではないか?という話題を挙げた。新たに知り得た知見があれば、その内容を掘り下げておくといずれ何処かで役に立つので、アズキを見ておく事にする。最初のとっつきとして、Wikipediaを見てみると、アズキにはサポニンやポリフェノールが含まれており、サポニンは血糖値を抑制し、ポリフェノールには強い抗酸化力があるらしい。フェニルプロパノイド類が血糖値の上昇を緩やかにするはずポリフェ...

 

薄い色の花弁のアサガオからフラボノイドのことを考える

前回の記事の薄い色の花弁のアサガオの花が咲きましたで見た薄い花弁のアサガオの花でいくつか気になることがあった。これは私だけではなく、この株だけ生育が遅いと話題に挙がる程、様々な方でも一目瞭然な違いだった。これは植木鉢を上から見た時のものだけれども、写真の中心や左上の方に葉の色が薄いものがある。これは発芽した時からずっとそうで、色の薄い(黄緑)葉の株は生育が遅い傾向にあった。この色の花が咲いた時に、この色はなんと呼ばれているのだろう?と気になったので...

 

川のオギたちがケイ素を吸収している

川を見ていた。川に堆積している箇所におそらくイネ科のオギらしき草が群生していた。オギは川に堆積した泥や川の水からケイ素(ケイ酸)やミネラルを吸収して大きくなっているのだろうなとふと思った。※イネ科植物の泡状細胞珪酸体形状の多様性と記載用語の提案 植生史研究 第18巻 第1号(2010)光合成の質を高める為に川からの恩恵を活用したいの記事で水田の用水路の整備によって川底の泥の巻き上げが発生しなくなり、川からの恩恵(金属系の養分の流入量)が減った可能性があるという内容を記...

 

光合成の質を高める為に川からの恩恵を活用したい

前回の亜鉛欠乏と植物のオートファジーの記事で、植物のオートファジーのきっかけとして、再利用性の高い要素が欠乏した際に行われている事に触れ、亜鉛欠乏について触れた。亜鉛といえば、秀品率向上の新たな課題は亜鉛をどう加えるか?の記事で触れた通り、欠乏しやすい要素として扱われている。栽培で亜鉛を供給するにはどうすれば良いか?を考えてみると、肥料以外ですぐに思いつくのが、川の水を畑に入れること。この視点で検索してみたところ、河川から検出される全亜鉛の由来に関する研究 -河川...

 

亜鉛欠乏と植物のオートファジー

前回の植物のオートファジーの記事で植物でのオートファジーのざっくりとした内容を見た。Emma Farmer (-- Serephine ♠ talk - 10:28, 21 April 2007 (UTC)) - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる今回は更に踏み込んで、オートファジーの制御について見ていくことにする。オートファジーを知る上で、吉本 光希著 植物の必須栄養素から考える植物オートファジーの重要性 - Journal of Japa...

 

アサガオとヒルガオの花粉の色は何色だ?

アサガオのこぼれ種が自生した箇所を見つけた。いつも通っている道だけれども、早朝にこの道を通ることはほぼなく、アサガオは昼にはしおれるので、今までこの場所にアサガオがこんなにもいた事に気が付くことができなかった。自生した和のアサガオは少し前あたりから探していて、やっと見つけた。アサガオといえば、朝に咲いて昼にはしぼんでいる花という事で有名だけれども、どこの本で読んだか忘れたが、しおれるというのは、花粉を夏の暑い日差しから守る為という説であったはずだ。この...

 

葉の色が濃くなるとどうなるのか?

イネは肥料の窒素分をどう利用するか?の続きだけれども、一旦稲作から離れて、野菜全般の話に移る。この写真のミズナは牛糞を主として施肥を行っていたところのミズナで、秀品率が激減していた。ここの秀品率を改善するために施肥設計から牛糞を外し、植物性の有機物(剪定枝やコーヒー粕が主体)を主にしたところ、秀品率は3倍近くに向上した。※農薬の使用量を大幅に削減、もしくは無使用になり、肥料代 + 農薬代のトータルコストが削減され、利益率が向上する撮影時の天候等で明...

 

イネは肥料の窒素分をどう利用するか?

葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすいの記事で窒素系の肥料の過多で葉の色が濃くなった株はいもち病に罹りやすいという内容を見ていきたい。※上の写真は葉の色が極端に濃いわけではないけれども、目視で比較的葉の色が濃いものを撮影した葉の色が濃いというのが何なのか?単純に葉緑素が多いからなのか?それとも葉で光を反射する物質を多く溜め込んでいるのか?が現時点の知識レベルではわからないので、窒素の吸収の仕組みから見ていくことにする。イネの初期生育は水に浸っている水田であ...

 

いもち病の抵抗性を色素の観点から見てみる

前回の葉の色が濃いイネはいもち病に罹りやすいの記事の途中で、イネのサクラネチンはいもち病菌に対して抗菌作用を持つというリンクを掲載した。サクラチネンはいもち病のファイトアレキシンとしての作用がある。※ファイトアレキシン≒感染病の抵抗性ファイトアレキシン - WikipediaYikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるサクラチネン - Wikipediaサクラチネンの構造を見ると、フラバノン骨格の化合物なのでフラボノイド...

 

麦茶は最高の飲み物だという投稿を見かけて

TSUKI KENさんによる写真ACからの写真夏といえば麦茶で、麦茶で思い出すことがある。某SNSで誰かが「麦茶はミネラルがあって、カフェインがなくごくごく飲めて最高の飲み物だ」というニュアンスの投稿をしていた。この投稿以降、麦茶の印象が上がった。この投稿を見かけたのはTwitterなんだけれども、Twitterは見ず知らずの誰かの名言が時々挙がってきて、こんなにも良い印象を与えるなんて凄いと改めて思う。そういえば、麦茶の色は濃い茶色だよなと改めて見て思う。茶...

 

伐採された木の幹にキノコ

雨上がり、サクラの木の下のキノコたちに引き続き、梅雨はキノコがたくさん生えるので、今回も撮影してきたキノコを調べる。おそらく成長半ばでバッサリ切られた木の幹に黒っぽいキノコが生えていた。拙い鑑識眼で判断するにおそらくタマチョレイタケ科のカワラタケと呼ばれるキノコだろう。カワラタケ - Wikipediaもしかしたら違うかもしれないけれども、カワラタケだとして話を進めよう。Wikipediaのページに「菌糸体よりクレスチンという抗悪性腫瘍剤になる多糖類が得られる...

 

フラボノイドに意識を向けて

前回の植物が有害な紫外線から身を守る為のフラボノイドの記事で、シロイヌナズナにおいて紫外線が強い地域で特異的に増えるフラボノイドを見た。紫外線から身を守る為に葉にフラボノイドを蓄積するというのは以前から言われていて、施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせるネギのケンフェロールやケルセチンあたりをよく見聞きする。※ケンフェロールとケルセチンはどちらも淡黄のフラボノイド3種類のネギ類の抗酸化活性と抗酸化成分の比較 - 平成18年度日本調理科学会大会黄色い色...

 

放線菌のカロテノイド生合成

前回の乳酸菌が合成するカロテノイドの記事では、ウシ生乳由来の乳酸菌が好気環境下において、酸化ストレス耐性としてカロテノイドを合成しているという研究報告に触れた。他にも何かあるか?と検索を続けていたら、高野英晃 - 微生物機能を誘発する環境因子群とその作用機構に関する研究 - 日本農学進歩賞(2015)という研究報告にたどり着いた。要約すると、土壌にいるグラム陽性細菌である放線菌(の一種)で、光を感知することによってカロテノイドの生産が促進された。放線菌は受光することによって、カロテノ...

 

乳酸菌が合成するカロテノイド

カロテノイドの先にあるものまでの記事で植物においてのカロテノイドの生合成とカロテノイドの代謝産物についてを見た。人体において、カロテノイドの摂取後の効果で有名なものはUser:Slashme - Drawn in BKchem, perl, inkscape, vim, パブリック・ドメイン, リンクによるβ-カロテン - WikipediaNEUROtiker (talk) - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるβ-カロテンから...

 

鮭とイクラのカロテノイド

カロテノイドの理解を深める為には、カロテノイドに関わるものを網羅的に触れることが大事であるはず。カロテノイドの先にあるもの身近でカロテノイドが豊富に含まれているのが、鮭の切り身で見られる赤い色素だったりする。この赤い色素は、Yikrazuul - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによるアスタキサンチンと呼ばれる色素であるらしい。アスタキサンチン - Wikipediaカロテノイドの生合成アスタキサン...

 

カロテノイド生合成阻害の除草剤を見る

南房総族よりビワが届いた2020Shohei_Mar2091さんによる写真ACからの写真風邪の予防にミカンというけれどまでの記事でカロテノイドに注目している旨を記載した。昨今の免疫を向上する食材の情報を見ていると、カロテノイドを抑えておいて損はないと判断してのこと。カロテノイドの生合成の記事でカロテノイドはどういう経路で合成されるか?を見てきたけれども、もう一つ見ておくべきこととして、カロテノイドが合成されなかったらどうなるのか?も重要だろう。カロテノイド...

 

風邪の予防にミカンというけれど

前回の南房総族よりビワが届いた2020の記事でビワは果実の中でカロテノイドを多く含むという研究報告に触れた。この研究報告の中で、Shohei_Mar2091さんによる写真ACからの写真ウンシュウミカンも高いスコアであったので気になった。ウンシュウミカン - Wikipedia気になったらとりあえず検索しておくのが常なので検索してみたら、主要産地のウンシュウミカンに含有される β-クリプトキサンチン量の品種群間差およびその糖度との関連について - 園学研 17(...

 

南房総族よりビワが届いた2020

昨年に引き続き、今年もまた南房総のナイスガイからビワが届いた。南房総族よりビワが届いた2019そして開けた。開けてふと気が付いた。そういえばビワの色は淡い橙色だと。橙色といえばカロテノイドだ!ということでビワの色素を調べてみたら、果実類のカロテノイド含有量における品目間差 | 農研機構というページにたどり着いた。ビワは他の果実と比較してカロテノイドを豊富に含んでるらしく、User:Slashme - Drawn in BKchem, p...

 

植物体内でカロテノイドを蓄積する場所

前回のカロテノイドの生合成の記事では、タイトル通り、カロテノイドの生合成を見た。次に気になるのが、植物体のどこでカロテノイドが合成されて、どこに蓄積されるか?だろう。再び、総説 花を彩るカロテノイド:その多様性と蓄積制御機構 - 園学研.(Hort. Res. (Japan)) 18 (4):335–347.2019を読んでみることにする。上記の総説の339ページに色素体における蓄積能力という節がある。カロテノイドは葉と花弁では蓄積される箇所は異なり、カロテノイドは葉緑体...

 

カロテノイドの生合成

健康的に生きる上でカロテノイドが大事だから蓄積するのだろうの記事で、植物が常に晒される太陽光の紫外線対策として合成されるカロテノイドは、動物が摂取すると免疫の恒常性の維持に関与するという内容を記載して、この内容からこれからの社会で絶対にカロテノイドの知見が重要になると思ったので、カロテノイドについてわかっている事を片っ端から触れたくなった。ウィルスによる感染症に対して我々は正しく恐れる程の知見があるか?カロテノイドというのは、fuaさんによる写真ACからの写真ニン...

 

健康的に生きる上でカロテノイドが大事だから蓄積するのだろう

農薬を使う必要がない野菜こそが健康に繋がるはずの記事までで香りに関することを見てきたけれども、黄色い色素のケルセチンに戻って再び色に戻る。最近注目しているものにカロテノイドとフラボノイドがある。きっかけは色々あるけれども、コトブキ園さんから恵壽卵を頂きましたの記事で、卵の黄身の鮮やかな色はカロテノイドに因るものということが再び気になったのが大きい。自然派の方々で卵の黄身の鮮やかさが人工的で嫌だという意見を時々見聞きするけれども、鮮やかさは餌の種類に因るもので、平飼い卵でも...

 

農薬を使う必要がない野菜こそが健康に繋がるはず

前回の農薬を使う必要がない野菜こそが美味しいはずの記事で、植物が食害昆虫や病原性微生物への耐性向上の為に貯め込む香り化合物(二糖配糖体)は、作物の品質において食味や香味を向上させる可能性が高いとされる。以前、植物の香気物質と健康の記事で、ゴボウの香気成分と健康について触れたが、今回話題の青葉アルコール等も健康で何か話題がないか?検索してみたら、倉恒弘彦著 みえてきた慢性疲労のメカニズムとその対処法 - 日本未病システム学会雑誌12(1):22-24,2006の中で疲労に伴う機能低下の改善...

 

農薬を使う必要がない野菜こそが美味しいはず

ふぉと忍者さんによる写真ACからの写真香り化合物の合成経路から見えてくることの記事までで見てみた香り化合物の青葉アルコールことヘキセノール等は最近は植物が食害昆虫や病原性微生物に対する耐性としての話題を頻繁に見かけるけれども、発見された当初は緑茶の良い香りとしてであった。以前、野菜の美味しさとは何だろう?香気の記事でも触れた通り、野菜に限らずどの食材でも香りというのは味を引き立たせる上で超重要な要素となっていて、鼻が詰まっている時に食べたものはあまり味を感じないというというのは有...

 

黄色い色素のケルセチン

前回のミヤコグサの花弁の色はなぜ珍しいのだろう?の記事で、ミヤコグサの花弁が基本が黄色で、所々に赤い箇所があるのは珍しいということで色素を調べてみたら、フラボン類のケルセチンとカロテノイドであることを知った。上記の内容を踏まえた上で、今回の話を始める。ケルセチンという黄色の色素はハチミツの成分でよく見かけるので、更に検索をしてみたら、寺尾純二 酸化ストレスを制御する食品機能成分の活性発現機構に関する総合研究 - 日本栄養・食糧学会誌 第68巻 第1号 3-11(2015)という研...

 

ミヤコグサの花弁の色はなぜ珍しいのだろう?

定期的に観察しているミヤコグサ群で旗弁(上の花弁)の縁が赤くなっている花を見かけた。ミヤコグサの花弁に数本の赤いすじの記事で花弁で黄と赤があるものは珍しいということに触れたけれども、縁が赤くなっているという現象もきっと珍しいのだろうなとこの花を見て思った。前回の花の色を決める4大色素の記事の内容を加味すると、なぜミヤコグサの花の色が珍しいのか?が見えてくるかもしれないので、ミヤコグサの花弁の色素について調べてみることにした。「ミヤコグサ + 色素」のキーワードで検索し...

 

コトブキ園さんから恵壽卵を頂きました

神奈川県相模原市のコトブキ園さんから恵壽卵(けいじゅらん)を頂きました。恵壽卵 | コトブキ園 神奈川県相模原市の養鶏場恵壽卵というのは、『女性のための卵』をコンセプトとし、日本の現代女性に不足している葉酸が豊富に含まれていることが特徴の卵です。植物にとっての葉酸卵は赤玉で、親から子への贈り物食欲を唆るような鮮やかなオレンジの黄身も特徴の一つの卵です。この鮮やかな色に関して、視覚的に美味しさを向上させる要因の一つであるが、人為的に色を向上さ...


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