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カテゴリー : 化学全般/page-1

 

レンゲの葉が紫色

早朝(といっても8時頃だけれども)、いつも見ている田で霜が気になった。今年も観測していたレンゲ米栽培の田が無事に収穫を迎えたそうです2023所々でレンゲが生えているのだけれども、レンゲの葉は霜が出来やすいようだ。全体を俯瞰したわけではないけれども、紫色になった葉に霜がたくさん付いているように見える。霜によって葉表面が刺激され、紫色の要素であるアントシアニンの合成が活発化したか?アントシアニンが合成された葉は霜が出来やすいのか?アントシアニンの合成を考え...

 

カキに含まれる色素

シイタケ栽培の排水由来の土壌改良材までの記事で柿(カキ)について触れた。果実の話題が出てきた時は必ず触れておくようにしている事として、果実の色素があるのでカキの色素についても調べておく。カキと色素で検索をしてみたら、カキ果実の成熟に伴う果肉中のカロテノイド含量の変化 - 農研機構のページにたどり着いた。カキはカロテノイドの含有量が高いそうで、成熟に近づくにつれカロテノイドの含有量が高くなる。カロテノイドには様々な種類があり、カキの品種間でもカロテノ...

 

シイタケ栽培の排水由来の土壌改良材

渋柿の渋さはどうやって消える?の記事で柿(カキ)の渋さが消える仕組みについて見てきた。カキの渋さは消えるのではなく、渋さの要因のタンニンが更に重合して水に溶けにくくなり、カキを食べたときに舌でタンニンを感じなくなることだった。この内容はタンニンについて - 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 天然物化学研究室のページに詳しい記載があったのだけれども、クリの方のタンニンで興味深い記載があった。※クリのタンニンは化学式を見る限り、カキのタンニンとは構造が大幅に異なるので...

 

渋柿の渋さはどうやって消える?

歩いていると、いろんなところで柿(カキ)の実がたくさん付いた木をよく見かける。カキノキを見ていた時にふと頭に浮かんだ事があるので、今回はその内容を整理していこう。カキといえば渋柿という用語がある。渋柿は食べると渋いカキを指し、この渋さの要因というのはカキに含まれるタンニンに因るものだ。ヒトがタンニンを摂取して渋いと感じるのは、タンニンがミネラルと反応してしまい、ミネラルの吸収を抑制してしまうためで、渋みを毒と捉えている。苦味や渋みのタンニンこんなカキの渋みだけ...

 

新葉でのアントシアニンの合成は予想よりも早かった

石垣の隙間に生えていたノゲシらしきロゼットが気になった。中心付近に新しく展開したであろう葉が緑色で目立っていた。新葉はまだアントシアニンを合成できないのだろうと思っていたのだろうけれども、三枚の葉の中でおそらく一番古い葉の縁が紅色になり始めていた。新しく展開した葉といえど、予想よりも早くアントシアニンによる被覆?が始まるのかと感心した。新葉と霜

 

疲労とはなにか?

年末年始に何冊か本を読んだが、講談社から出版されている近藤一博著 疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていたという本が断トツに素晴らしかったので内容を振り返っていきたい。『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』(近藤 一博):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部本のタイトルが「疲労とはなにか」という探求っぽい名称なので、本書には疲労に関する特効薬のようなものはなく、疲労そのものの解明の過程が記載されている。何の研究もそうだけれども、解明の過程が記載されている方が、疲労を...

 

シソ科のホトケノザを七草がゆの食材として用いて大丈夫か?

春の七草がゆの話になって、ホトケノザが庭に生えているから採って食べようという話題になった。この話題に対して、春の七草のホトケノザは今の時期によく見かける濃いピンク色の花を咲かせるシソ科のホトケノザではなく、このような形をした黄色い花を咲かせるキク科のコオニタビラコを指すので注意が必要だと伝えた。ここでふと気になったのだけれども、前者の濃いピンク色の花を咲かせるホトケノザを誤って食してしまった場合、人体に対して何らかの影響があるのか?早速検索をしてみ...

 

リンゴの果皮の赤色は何の色素か?

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?の続きの記事まででリンゴに含まれるリンゴポリフェノールについてを見てきた。リンゴの果皮の色素を見ておきたい。ざっくりと、リンゴと色素で検索をしてみたら、りんごはなぜ赤いのか。:農林水産省でリンゴの赤はアントシアニンに因るものと記載されていた。リンゴの赤はアントシアニンに因るものなのねと思うところだが、アントシアニンと聞いてすぐに思い付くものが、ブルーベリーの色で、赤ではないな?とブルーベリー由来のアントシアニン...

 

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?の続き

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?の続き。前回、リンゴが百薬の長と呼ばれる所以は何だろう?と調べてみたところ、オリゴ糖(数個の単糖が結合した糖の総称)による腸内細菌叢の改善と※図:庄司俊彦著 リンゴポリフェノールの健康機能性とその活用 - 日本食品科学工学会誌 第 63 巻 第 1 号 2016 年 1 月 58ページ 図1より引用リンゴに豊富に含まれるリンゴポリフェノールによる何らかの作用について見た。※上の図はリンゴポリフェノールのうち、プロシアニ...

 

リンゴが百薬の長と呼ばれるのは何故か?

先週末に体調が悪かったのだけれども、体調が悪い時にふと頭に浮かぶのが、健康に良い食べ物のことで、リンゴが百薬の長と呼ばれていることが気になった。リンゴに含まれるオリゴ糖が人は分解できないが腸内細菌には分解できて整腸作用につながる。この整腸作用が腸内細菌叢のバランスを人によって良い方向に整えることで病気になりにくくなるといった話題を以前どこかで読んだことがある。免疫の向上にオリゴ糖や発酵食品が重要な訳を探るただ、この内容だと他の食材でも代替可能なわけで、リンゴが...

 

ヒトはオレンジジュースに含まれるカロテノイドを利用できるのか?

オレンジとウンシュウミカンが混合されたジュースを飲んでいた。※写真はイメージオレンジジュースを飲む理由は美味しいということもあるが、それ以上にカロテノイドの摂取の方が大きい。カロテノイドに関して、風邪の予防にミカンというけれどの記事で抗酸化作用の仕組みを見て以降、カロテノイドの存在感が増している。そんなカロテノイドだけれども、ウンシュウミカンの主のカロテノイドであるβ-クリプトキサンチンの事はよく見るけれども、オレンジの主のカロテノイドであるビオラキサンチンは栄養の話題で...

 

金時ニンジンの色素は何だ?

紫ニンジンの色素は何だ?までの記事で様々な種類のニンジンの色素を見てきたので、この流れで金時ニンジンの色素も見ておきたい。栽培の師が金時ニンジンを育てていて、余り物をよく頂き、その甘さに驚いたものだ。この金時ニンジンだけれども、写真:光を認識するロドプシンについて見てみるの記事より西洋ニンジンよりも赤味が強い。金時ニンジンの赤い色素はなんとなく予想が付くけれども、検索をしてみることにする。松原保仁等 県産金時ニンジン中のカロテノ...

 

紫ニンジンの色素は何だ?

黄色いニンジンのカロテノイドは何だ?の記事で、黄色いニンジンの色素はもしかしたら橙色の色素を元に水酸基などが付与されて黄色になったものか?と気になったので調べてみたら違ったという内容を記載した。昨日の記事の時点で他に気になった事が二点程あるのだけれども、今回はそのうちの一つについて触れておく。もう一つは触れないかもしれない。気になっているというものは、紫ニンジンの色素だ。カロテノイドの合成で、ニンジンの橙色のβ-カロテンの前段階のカロテノイドが...

 

黄色いニンジンのカロテノイドは何だ?

橙色に色付いたクヌギの木の下での記事から再びカロテノイドに注目した。カロテノイドといえば、葉の黄色はカンキツ等の果実の色素だけれども、ニンジンの色鮮やかさもカロテノイドによるものなのは有名だと思う。User:Slashme - Drawn in BKchem, perl, inkscape, vim, パブリック・ドメイン, リンクによるニンジンでよく聞くβ-カロテンという栄養素こそがカロテノイドに当たる。光を認識するロドプシンについて見てみる...

 

橙色に色付いた木に緑色が結構残っている

橙色に色付いたクヌギの木の下での記事で見たクヌギらしき木の横にあった(おそらく)コナラの木を見てみた。全体的に橙色に色付いているように見える。近くに寄って葉の色を見ると、こんな感じでそこまで橙色ではないけれども、夕焼けの光を透過させると、冒頭の写真のように鮮やかに見えるのだろう。木に残っている葉を見ていたら、思ったよりも緑色が残っている葉がある。これらの葉は縁がオレンジで、緑が脱色した箇所は黄色になっている。そういえば、落ち葉の話題で離...

 

ウンシュウミカンに含まれるカロテノイド

カンキツの回青は晩柑類に多いらしいの記事までで、カンキツのカロテノイドについて再び見ていて、再びカロテノイドについて調べてみようかなと思い検索をすることにした。カンキツのカロテノイドであれば何でも良いことにして色々と読んでみたら、生駒吉識著 柑橘の機能性成分カロテノイドの代謝生理と制御 - 日本農学アカデミーでウンシュウミカンとオレンジのカロテノイドの比較が記載されていた。今までの記事からウンシュウミカンには橙色の色素であるβ-クリプトキサンチンが多く、薄...

 

カンキツのカロテノイド

橙色に色付いたクヌギの木の下での記事で、久しぶりにカロテノイドの事を考えたので、カロテノイド関連で何か話題があるかな?と検索をしていたら、加藤雅也等 カンキツ果実におけるカロテノイドの調節機構 カロテノイドを蓄積させるための様々な要因とは - 化学と生物 Vol. 60, No. 8, 2022にたどり着いた。ウンシュウミカンやバレンシアオレンジの果実の色について、カロテノイドの合成を中心にして話題が進められ、カロテノイドの合成や合成の条件についての記載があった。ここ...

 

橙色に色付いたクヌギの木の下で

平日の夕方になると、里山付近に行くようにしている。流石に獣と遭遇するのが怖いので、里山の中には入っていない。イノシシとやり合って怖い思いをしたことがあるので、獣に関しては注意している。イノシシ鍋を食すそんな思い出よりも冒頭の写真だけれども、なんか今年の里山の色付き方が例年よりも鮮やかに感じる。あくまで感じるだけで、毎年この景色を見ていたので、しっかりと記録をしておけば良かったと後悔もしている。そんな後悔をしていても仕方がないので、クヌギらしき木に近づいて、...

 

果実が熟すとな何か?の続き

果実が熟すとな何か?の記事で成熟、追熟とクリマクテリック果実という用語について触れた。成熟はどの果実にもあって、追熟は果実の種類によって発現したりしなかったりということだったが、そうなると、萩の武士とナツミカン主にナツミカンの果実の長時間にかけた減酸は追熟に該当しないのか?という疑問が生じた。この疑問を解消する為には、もっと細かい視点で果実が熟すという事を知る必要があり、この観点で検索をしてみたら、果実が熟す事に関して事細かに記載してある文章があったので、今回はその内...

 

ミカンの甘味は核酸施肥で増強できるか?の続き

ミカンの甘味は核酸施肥で増強できるか?の記事で、カンキツの果実は核酸施肥で甘味が増すのか?を植物ホルモンのサイトカイニンを主軸として考えてみた。サイトカイニンは根で合成される植物ホルモンなので、結果的には発根量に行き着くわけなのだけれども、それともう一つ知っておかなければならないことがあるので、今回はその話題に触れる。萩の武士とナツミカン今回の話題で真先に浮かんだのがナツミカンこと、ナツダイダイなので、ナツダイダイの写真を掲載しておく。これを踏まえた上で、今回触れたい...

 

ミカンの甘味は核酸施肥で増強できるか?

庭に植わっている柑橘の木にはじめて実が成った。食してみたら、甘かったが水気が多く感じ全体的に薄味だった。糖の養分転流が盛んではなかったのだろうなと頭に浮かんだ。ん?養分転流であれば、もしかして核酸が柑橘の食味を向上しているのではないか?という事が頭に浮かんだ。というわけで、養分転流について復習してみることにする。養分転流というのは、古い葉から新しい葉に養分を移行させたり、葉から果実に養分を移行させたりする生理現象を指す。...

 

米ぬか嫌気ボカシ中のリン酸の挙動を考えてみる

大豆粕にコリンは含まれているか?までの記事で有機質肥料の大豆粕(脱脂大豆)には発根に良い影響を与えるホスホコリンが豊富に含まれている可能性があるという内容を記載した。ホスホコリンの化学式を改めて眺めてみると、Edgar181 - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるコリンにリン酸が付与されている。ホスホコリンの化学式を見て、もしかしたら、米ぬか嫌気ボカシの製造で、Yikrazuul - 投稿者自身による著作物,...

 

大豆粕にコリンは含まれているか?

コリンは発根に対して有効か?の記事で肥料としてのコリンの施肥について触れた。次に気になるのはコリンを多く含む有機質肥料はあるか?になるだろう。それなりに食品加工の残渣があって、コリンの含有量の多い食品といえば、大豆が思い浮かぶ。有機質肥料の大豆粕は大豆から大豆油を採油したものの残渣になる。大豆油にコリンが含まれていなければ、大豆粕にコリンが大量に残っていることになるわけで、大豆粕までの各段階のコリンの量を調べてみることにする。はじめ...

 

コリンは発根に対して有効か?

猛暑日が増加する中で大事になるのは米ぬかの施肥技術の確立になるだろうまでの記事でビタミンB3ことナイアシンを植物に与えた時の挙動の話題を記載してきた。次に気になるのが、他のビタミンでも作物にとって良い効果をもたらす栄養があるかもしれないということで調べてみることにした。上記のテーマで真先に頭に浮かんだのが、コリン配合肥料で、SVGファイル化: OmenBreeze - 次の画像を基にした投稿者自身による著作物: Choline-skeletal.png by B...

 

植物はニコチン酸をどのように合成するのだろう?

ナイアシンは食品残渣系の有機質肥料に豊富に含まれているの記事までで、植物とナイアシンについて見てきた。シロイヌナズナがナイアシンことニコチン酸を吸収すると、エネルギーの運搬に関与するNADH等の電子伝達体の合成の反応数を節約できる。この作用により、植物は乾燥耐性を得られるという内容であった。次に気になるのが、ニコチン酸を吸収すると生合成に関してどれ程のステップ数を節約できるのか?を見ていきたい。Smokefoot - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメ...

 

核酸の肥効について考えてみた

イノシン酸が発根を促進するならばまでの記事で植物が核酸のイノシン酸を吸収することで発根促進する理由を考えている。この手の内容は以前も考えていたが、改めて考えてみたい。パブリック・ドメイン, Link植物の体内ではイノシン酸からNEUROtiker - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによるアデノシン三リン酸ことATPが合成される。このATPはエネルギーの貯蔵・運搬に用いられたり、DNAやRNAを構成する主成分となっている。 ...

 

イノシン酸が発根を促進するならば

植物は核酸系旨味成分を合成するか?の続きまでの記事で、核酸の合成を見てきた。核酸といえば、作物に核酸の一種であるイノシン酸(IMP)を施肥すると発根が促進するという話題がある。窒素肥料の複雑さの続き上記の話から少し脱線するが、米ぬかボカシを施肥すると発根が促進されたという話があるが、これはもしかして、ボカシ肥中にイノシン酸等が増加したことに因るものなのか?ということが頭に浮かんだので考えてみることにする。米ぬかボカシと核酸に関して、最初にぬか漬け中...

 

植物は核酸系旨味成分を合成するか?の続き

植物は核酸系旨味成分を合成するか?の記事で植物は核酸系旨味成分であるイノシン酸やグアニル酸を合成できるのか?を考えていたら、全生物共通でATPを合成する経路にイノシン酸とグアニル酸があったので、植物でも核酸系旨味成分は合成しているという結論になった。次に生じる疑問として、植物の根が核酸系旨味成分を吸収した際、それらの成分を再利用するのか?があるけれども、この内容を考えている時に晴れの日の草むらのキノコたちの記事で核酸に含まれるプリンに似た成分の※図:「フェアリ...

 

植物は核酸系旨味成分を合成するか?

植物はアミノ酸態窒素を吸収した後、どのように利用するか?の記事で、植物がアミノ酸態窒素を吸収した時にどのように利用しているか?について触れ、アミノ酸態窒素はタンパクや核酸の合成に直接利用されるという内容を記載した。次に気になるのが、植物は核酸系の旨味成分を合成するか?になる。核酸系の旨味成分といえば、パブリック・ドメイン, Linkイノシン酸とCC 表示-継承 3.0, リンクグアニル酸がある。植物でこれらの核酸を合成しているのか?を調...

 

植物はアミノ酸態窒素を吸収した後、どのように利用するか?

有機質肥料の施肥では種類と作物の相性に注意すべきの続きまでの記事で有機質肥料の肥効について見てきた。そろそろ見ていきたいものとして、植物がアミノ酸態窒素を吸収した時に、アミノ酸窒素がどのように利用されるのか?についてで、本来であれば光合成を経て合成されるアミノ酸からタンパクを組み立てる時に、根から吸収したアミノ酸がその分を補填するのか?を知りたい。この疑問は二瓶直登著 植物のアミノ酸吸収・代謝に関する研究 - 福島農総セ研報 2: 21-97 (2010)の69ページに記載されている...

 

ヒトはタウリンを生合成できるのか?

胆汁酸と炎症性腸疾患までの記事でタウリンについて見てきた。そろそろ最も重要な人体においてタウリンを合成することはできるか?について見ていきたい。とりあえず最初にWikipediaのタウリンのページを読んでみると、/***********************************/含硫アミノ酸であるシステインからシステインジオキシゲナーゼによりシステインスルフィン酸が合成される。このシステインスルフィン酸がシステインスルフィン酸デカルボキシラーゼ(スルフィノアラニン・デカ...

 

胆汁酸と炎症性腸疾患

胆汁酸のタウリンによる抱合の記事で胆汁酸について触れ始めた。胆汁酸について気になりだしたきっかけが、タウリンについて調べていた時にたまたま目に付いたNature ハイライト:乳脂肪は腸内細菌叢を変化させる | Nature | Nature Portfolioのページになる。ページのタイトルだけではわかりにくいが、上記の研究の概要に(マウスで)乳脂肪の摂取が腸内細菌叢に影響を与え、炎症性腸疾患に繋がると記載されていた。この時の発症の要因として、胆汁酸とタウリンの抱合を挙げていた。...

 

胆汁酸のタウリンによる抱合

土壌中でタウリンを資化する微生物は存在するか?までの記事でタウリンについて触れた。タウリンのことを更に調べていたら、宮﨑照雄等 タウリン欠乏による胆汁酸代謝の変化 - タウリンリサーチ (2019) Vol. 5にたどり着き、胆汁に含まれる胆汁酸にタウリンが関与していることを知った。胆汁という切り口から脂肪分はいつ摂取した方が良いかが判断できるそうだ胆汁酸という脂肪吸収に関与する物質のほとんどがタウリン、グリシンが抱合した抱合型であるらしい。※他に硫酸やグルクロン酸もあるそう...

 

硫酸リグニンは施設栽培の慢性的な鉄欠乏を解決できるか?

土壌中でタウリンを資化する微生物は存在するか?までの記事でタウリンについてを調べていたのだけれども、その時に興味深い研究報告を見かけた。それは〔2023年8月24日リリース〕樹木の主要成分であるリグニンから植物の成長促進剤の開発に成功~鉄欠乏土壌を救う環境に優しい金属キレート剤~ | 2023年度 プレスリリース一覧 | プレスリリース | 広報・社会連携 | 大学案内 | 国立大学法人 東京農工大学だ。内容はバイオマスエネルギーの産業廃棄物である硫酸リグニンを水溶化処理したものを植...

 

土壌中でタウリンを資化する微生物は存在するか?

土壌中でタウリンを利用する微生物はいるのだろうか?という疑問が生じたので検索をしてみたが古い論文しかヒットせず。ChatGPTにタウリンを好む細菌はいるのか?と質問をしてみたら、タウリンを好む細菌は存在すると返答があった。例として、硫黄還元細菌を挙げ、主に水中の環境や土壌中に存在し、硫化水素の生成に関与していると言う。硫黄還元細菌とタウリンで検索をしてみたが、タウリンを利用する際の細かい反応についての記述は見つからず。再び、ChatGPTにタウリンの分解について質問してみ...

 

タウリンの効能

Yikrazuul - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる魚粉肥料についてを細かく見てみる4の記事でブラックバス由来の魚粉にはタウリンが豊富に含まれているという内容を記載した。ブラックバス由来の魚粉はペットフードとして利用しているようだが、肥料として使用する場合の影響が気になった。タウリンは土壌の微生物や植物に対して何らかの影響を与えるのか?気になって検索をしてみたが、土壌微生物とタウリンに関しての記載は古いものしか見つからず、どうやらあまり気...

 

塩化カリを施肥する上で金属の腐食を意識すべきか?

海水由来の塩化カリの記事で塩化カリについて触れた。塩化カリ(KCl)はすぐにカリ肥料でありながら、ガスが発生しにくく障害発生が起こりにくいという言われている。ただ、塩化カリを水に溶かした時に分離する塩素イオンの影響は常に意識しておいた方が良いのは間違いないので、今回はそのことに触れていく。前回の記事で塩化カリについて注意しておくべき点として、・ECの値が上がりやすい・塩素イオンは電気陰性度が高い・副産物としてマグネシウム等が含まれているかもしれないがあ...

 

硝石の製造方法について

NHKのブラタモリという番組で白川郷の話題があって、便所の横で硝石を製造していたという内容が放送された。「白川郷〜白川郷はなぜ美しい?〜」 - ブラタモリ - NHK硝石というのは黒色火薬の材料の一つになる。余談になるが講談社から発売されているもやしもんという漫画で大学の先生が学生の大便から大砲作ろうぜという話題があることで、大便から硝石が出来ることを知った人も多いはず。「もやしもん」既刊・関連作品一覧|講談社コミックプラス硝石は化学組成がKNO3になる硝酸塩で、即効...

 

タンニンのタンパク質凝集モデルは地力窒素の理解に繋がるか?

窒素肥料の複雑さの続きまでの記事で各種窒素肥料と地力窒素について触れた。有機態窒素のことを見ることで、地力窒素のことがなんとなく見え始めてきたけれども、まだ実態はつかめず。タンニンとタンパクについて、どれほどの解明が進んでいるのか?と気になったので検索をしてみたら、興味深い内容にたどり着いたので、今回はその内容を紹介する。その内容というのが、タンニンのタンパク質凝集モデルの作成に成功 ―ポリフェノールの渋みや生物活性メカニズムの解明に期待― - 岐阜大学になる。上記の研究報告...

 

窒素肥料の複雑さの続き

窒素肥料の複雑さの続き。今回は前回触れなかった核酸について触れる。パブリック・ドメイン, Linkイノシン酸  Wikipedia核酸には色々とあるが、発根促進の効果があるとされるイノシンの前段階のイノシン酸から見ていく。人にとっての旨味成分が植物の発根を促進するか?イノシン酸の左にあるリン酸基(H2PO4-)が外れると、By Calvero. - Selfmade with ChemDraw., パブリック・ドメイン, Linkイノシ...

 

窒素肥料の複雑さ

今回は稲作の地力窒素を考えるの記事で触れた各種窒素肥料のうち、一般的に言われている肥効と異なる作用を示すものについて触れてみる。上記の記事で窒素肥料を○無機態窒素・硝酸態窒素(硝安、硝酸カリや硝酸石灰等)・アンモニア態窒素(硫安、硝安や尿素等)※名称に安(アンモニア)が付くものがアンモニア態窒素なので、硝安(硝酸アンモニウム)はどちらにも分類される○有機態窒素・アミノ酸・ペプチド・核酸・タンパクのように分類した。これに合わせて、窒素肥料の肥...

 

人々はレモンやシトロンを珍重した

自然発生したとされる三種のカンキツたちの話の続き。レモンとオレンジはインド付近から西周りの経路で広がったカンキツであるが、広まった歴史というのは異なるみたいだ。今回はその内容に触れていくことにしよう。Foto: Johann Werfring, CC 表示-継承 3.0, リンクによるレモンを考える上で重要になってくるのがシトロンであるらしく、古代、ローマに持ち帰ったシトロンというのがおいしくなかったそうだ。それにも関わらず、シトロンが重要視されていたのはいく...

 

ブラッドオレンジの赤紫の色素は何か?

オレンジの分類の記事で、オレンジの分類についてを見てきた。今回は前回の内容で触れていなかったブラッドオレンジについて触れることにする。ブラッドオレンジというのは、果肉の色が紅色になっているオレンジを指す。色の変化があるものを見ると、どうしても考えてしまうのが色素で、ブラッドオレンジは他のオレンジから何が異なっているのか?を考えてみた。花の色を決める4大色素最初にブラッドオレンジの色素に関して何も検索をしていない状態で考えてみる。カンキツの果肉で真っ...

 

アラビアガムの樹液の主成分

カブトムシたちが好む樹液とは?の続き。昆虫たちが集まりやすい樹液というのは一体何なのか?を知るには、昆虫たちが全く集まらない樹液を知ることが近道だと思い、集まらない樹液を思い浮かべてみたところ、サクラの木のサクラゴムが頭に浮かんだ。ただ、サクラゴムだと知見が少なそうだから、他に何かないか?と思い浮かべてみたところ、Gixie - http://www.wikirestauro.it, CC 表示-継承 3.0, リンクによるアラビアガムというものがあっ...

 

カブトムシたちが好む樹液とは?

息子らが昆虫採集をしたいということで、いつもの日課のレンゲ米の田の様子見に加え、中干し無しの稲作から米の品質向上のヒントを得た近隣の雑木林を見て回る事を追加した。一般的にカブトムシやクワガタが集まる木として、樹液が出ていて、樹液が発酵している木に集まるとされている。一般的にはクヌギやコナラといったブナ科の落葉広葉樹やヤナギをよく聞くが、それ以外の木の名前を聞かない事が気になった。なぜ、クヌギは樹液を大量に出すのだろう?その前に樹液を...

 

祭祀と大量のモモのタネ

鬼神を祓うモモと桃太郎伝説の記事に引き続き、モモやモモのタネと遺跡で検索を続けていたら、国生み最後の地の大倭豊秋津島奈良・纒向遺跡で大量の桃の種 邪馬台国の有力地 2000個超、祭祀に使用か - 日本経済新聞の記事を見かけた。記事名からわかる通りで、遺跡からモモのタネが大量に見つかった事から、この場所が古代史において重要ではないか?と判断をしている。モモのタネを祭祀で使用するのは、桃仁の効能の記事で触れた邪気を祓う事に因る。薬にも毒にもなるモモのタネは、疫病を...

 

青酸の毒性

桃仁の効能の記事でモモのタネに含まれる薬効成分である青酸配糖体について見た。青酸配糖体の摂取は少量であれば安全に分解できるが、一定量を超えると毒性があるらしいが、青酸(シアン化水素)の毒性について何も把握していないことに気が付いたので、今回はシアン化水素について見ていくことにする。シアン化水素といえば、未熟なウメの実に含まれているものとして有名だったな。ウメもモモと同じバラ科なので、バラ科の果実の特徴なのだろう。熟すにつれて、シアン化水素に糖が付与されて毒...

 

桃仁の効能

邪気を祓う桃の記事で古事記とモモから古代史におけるモモの位置付けについて調べてみた。古代中国においてモモには邪気を祓うような特別な力があると考えられていて、平安時代ではモモのタネを桃仁(とうじん)という名称の薬として活用していたそうだ。ここで気になるのが、桃仁に薬効があるのか?ということだ。早速、桃仁の薬効で検索をしてみたところ、モモ | 熊本大学薬学部薬草園 薬草データベースのページにたどり着いた。モモの種子の成分としてYikrazuul - 投稿者自身によ...

 

土壌からのカドミウムの除去とバイオエタノール

稲作でカドミウムの吸収を抑制する栽培方法の記事に引き続き、カドミウム関連の話題。土壌にカドミウムが流れ込んだ際、除去するのはカドミウムを多く吸収する植物を育てることによるファイトレメディエーションだろう。長谷川功 植物とカドミウムに関する研究の変遷と課題 - 肥料科学,第42号,35~79(2020)にカドミウムを大量に吸収した植物残渣の話題があるが、その内容が興味深いので紹介する。有害金属を大量に吸収した植物残渣は焼却処分すると思いきや、今後の展望としてバイ...

 

カドミウム除去という観点の緑肥

イネがカドミウムを吸収したら?の記事の続き。イネがカドミウムを吸収したら各組織でメタロチオネイン等と結合して蓄積されるという事がわかった。次に見るべきは田や畑に流入してしまったカドミウムを除去する方法だろう。土壌から重金属を除去する方法で真っ先に浮かぶものと言えば緑肥になる。前回から見ている長谷川功 植物とカドミウムに関する研究の変遷と課題 - 肥料科学,第42号,35~79(2020)では、カドミウム耐性と蓄積の観点で植物を分類している表が記載されているので、そこから除...


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